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記事一覧
COVID-19罹患体験と急性期漢方の実際【漢方医放浪記】
満を持して我が家に襲来したウイルスにより一家4人全員が発症したCOVID-19の体験記をまとめてみようと思います。
診断と治療は私自身が担当し、必要薬剤は私或いは友人医師の処方によります。保険適応を超越する部分につきましては、勿論自由診療の範疇として実施しております。本記事の内容は参考にとどめ、或いはエンターテイメント性の高い創作物と仮定し、医薬品は用法用量を守って正しく安全にご使用ください
風邪、流行る。【漢方医放浪記】
なんかもう色々流行っている中で、娘→息子→私の順番に風邪をひきました。コロ助とインフルエンザの検査は陰性でしが、発熱と鼻汁や咳が中心の具合の悪さがありました。
その日、園から帰宅した娘は「かんぽー」と言いながら薬箱をゴソゴソとし始めました。鼻水タラリで咳をケホケホしています。微熱ですが、脈は浮・数・緩。太陽病位虚証、すなわち風邪の初期です。じんわり発汗もありましたから、基本処方の桂枝湯が良か
頭痛と痒みとイライラと。【漢方医放浪記】
しばらく元気だったんですけど、と申し訳なさそうに診察室に入ってきたのは、線の細い青年でした。見るからに胃腸の弱そうな彼は青白い顔をしていて、時折ぎゅっと瞬きする様子から、頭痛の存在を感じました。
2年ほど前、長年の片頭痛を患う彼の治療をしました。起床時からひどい頭痛があって生活に支障があった彼には冷えを伴う水毒の頭痛があって、呉茱萸湯と五苓散の同時内服が著効しました。
今年は湿度が高いか
微分積分、それからベクトルの話。【漢方医放浪記】
「微分積分が一体何の役に立つのか。」
そう問われた高校教師は答えました。
曰く、大人になってから日常生活で使うことはないかもしれないけれど、微分積分がなければ現代文明は存在しません。それくらい皆さんの日常生活になくてはならないものが、微分積分です。と。
微分はグラフの傾きで、積分は面積です。
数式に表すと難解に見えますが、ただそれだけのことです。例えば日常診療においても、微分積分を
アヌーシュカ・シャンカール:Anoushka Shankar "Stolen Moments"
シタール奏者のアヌーシュカ・シャンカールが新しいシングル、"Stolen Moments" をリリースした。
"Chapter I: Forever, For Now" の1曲目ということで、パキスタン出身の女性シンガーソングライターのアルージ・アフタブとのコラボレーションのようだ。内省的なサウンドとメロディで、共鳴弦がうなって持続音のハーモニーが幻想的なシタールの音でメロディがゆったりと流れ、
生涯ベスト2:物語へ至る道
もし人生に2冊だけ選べと言われたらこの2冊だと思う本があります。
本は若い頃からずっと読んできて、心に残るたくさんの出会いがありました。だから順序をつけるなんて出来ない。
でも “特別な本” を選んでごらん、と言われたら、この2冊を選びたいと思います。
星野道夫 著 『ノーザンライツ』
パール・バック著 『母の肖像』
ノーザンライツに出逢ったのは、たしか表参道にある大きな本屋さんでした。
【天職だと感じた瞬間】私の場合
OLを退職し、旅人を経てライターとなった私が、歌うことを仕事にし始めて、今年で20年になる。ちなみに、ライター期間はとても短い。書くことが大好きだったにも関わらず、何かやりたいこととはズレている感覚があった。そして私は歌うことにした。幼少の頃から予定したきたことだ。
今、私はジャズ歌手をしている。
それを言うと「カッコイイ」とか「すごい」と言われることが多いが、自分でそう思ったことはただの一度も
御朱印巡りに興味のあるインスタグラマー募集
当社顧問先に「御朱印帳」や「納経帳」を手がける企業があります。ご自身のインスタグラムで「御朱印帳」や「納経帳」の商品PR、御朱印集めやお遍路、全体を盛り上げてくれるインスタグラマーを募集しています。
普段から、これらに興味のある女性の方、優遇しております。投稿頻度を含む依頼内容と報酬については、顧問先とも相談のうえ、決めていきます。
ご興味ある方は、info@whiteknight-jp.com
3階のマーマレードジャム
ウラは60歳のドイツ人のおばさんだ。私と同じアパート、3階に一人で暮らしている。物静かで内気なのに、一度仲良くなるとなんでも話したがる不思議な性格をしていた。
心を開くのに、人より時間がかかるだけよ。それ以外は、全く正常だわ。
正常だわ、というのが彼女の口癖だった。誰とも口をきかず、ハスキー犬と住む彼女は自宅でライターの仕事をしている。スーパーに行く時も、郵便局へ行く時も、ハスキーは一緒だった
夫をすごく好きだということ
別にわざわざいうことではないが、私は私の夫がすごく好きだ。
19歳で好きになって、今44歳だが、毎日好きだなと思う。20歳で出産したので、子育ての最中には、あんまり好きとは意識しなかったかもしれない。子育てがひと段落して、隣にいる人は、同志でもあり親友のようになっていた。
子育て中はなぜか敵のようにも思える瞬間があったのにね。
今、第2次夫ブームがきている。
結婚して24年だが、しみじみいい人だ