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2020年8月の記事一覧
(今日のビデオ)女性作家マーサ・ロスラーのキッチンの記号論
マーサ・ロスラー(Martha Rosler,1943- /US)
アメリカのコンセプチィアル・アーティスト。
キッチンの記号論(1974/75)は、フェミニズム(女性解放思想)のビデオアートの先駆的な作品であり、初期のテレビ料理番組をパロディとして、マーサ・ロスラーがキッチンのいくつかの手工具をアルファベット順に示す。
彼女のジェスチャーが予期せぬ、恐ろしいほどの方向に向きを変えると、キャラクタ
#2)ローター・バウムガルテンの伝えたかったこと。
ローター・バウムガルテン (Lothar Baumgarten、1944-2018)
ドイツの コンセプチュアル・アーティストであり、芸術における商業的側面や社会的役割について、批判的立場で、その作品で検証している。
もう少し詳細に触れると、それは、例えば、所有不可能な彫刻作品の制作もあるだろう。また、南米、アマゾン等で過ごした経験から、ドイツにおける伝統的な文化人類学とは違う形で、ヤノマミ族(ア
#1)ローター・バウムガルテン、アートの本来像を追う。
ローター・バウムガルテン (Lothar Baumgarten、1944-2018)
ドイツのコンセプチュアル・アーティスト。
その作品は、彫刻、写真、スライド・プロジェクション、16mm映画、サウンド、ドローイング、文章、壁画、建築関連など、多岐に及ぶ。そして、 ニューヨークとベルリンを拠点としていた。
アートにおける商業的側面や社会的役割について、批判的立場で、その作品で検証している。そして
エド・ルシェの作品は良きアメリカの定義づけ?
エド・ルシェ(エドワード・ルシェ、Edward Ruscha, 1937- US)
コンセプチュアル・アーティスト。
1960年以降-、言葉と広告媒体のイメージを用い、コンセプチュアル・アートとして、絵画、写真、版画、映画などの制作で著名だ。
エド・ルシェは、広告媒体のイメージ(商品ラベル等)を利用するため、ポップ・アートのエリアに入れられるのだが、本人は否定する・・。
略歴-Edward Ru
(今日の一枚)War is Over New York - LIFE
War is Over New York - LIFE
1945年8月14日第二次世界大戦の終結を祝うニューヨーク・タイムズスクエアで撮影された一枚だ。
「勝利のキス」(V-J Day in Times Square/1945.8.14)と呼ばれる写真。
アメリカ合衆国から見た終戦の日の著名な記録だ。
(c)LIFE
どちらの側からも、繰り返したくない事象だ。
(註)V-J:Victory
Marcel Broodthaersとインスタレーションの原点。
マルセル・ブロータス(Marcel Broodthaers、1924-1976)
ベルギーの詩人、映像作家、美術家。そして、文才に優れ、機知に富んだ従来系とは異なる手法でのアート作品だ。
1924、ブロータスはベルギー・ブリュッセル近郊のサン=ジルで生まれ。そのブリュッセルで、1945年から「革命的シュルレアリスム・グループ」参加し、そしてジャーナリズム、映画、詩に至るキャリアだ。その後20年間
#2)女性作家Joan Jonasと身体表現と映像作品
ジョーン・ジョナス(Joan Jonas,1936- US)
1970年代はじめから、パフォーマンスとビデオを融合した新しい表現形式の創始者として、現在、85歳を超えてもインパクトある作品の発表を続ける。
略歴-2
1960年代のニューヨークのダウンタウンのアートシーンに没頭するのだが、そこでは、ジョナスは、振付家トリシャ・ブラウン(Trisha Brown/ポストモダンダンスの旗手)のもとに2
#1)女性作家Joan Jonasのパフォーマンスとメディア
ジョーン・ジョナス(Joan Jonas,1936- US)
1970年代はじめから、パフォーマンスとビデオを融合した新しい表現形式の創始者として、現在、84歳を超えてもインパクトある作品を発表する。そのジョアン・ジョナス作品の重要なキーワードは、女性・物語・環境問題などだ。それらに、フォーカスを合わせながら、ジョナスの世界観を紐解ている。
概要
アメリカのパフォーマンス・アートの先駆者であり、
研究者アルテミサ・クラークのパフォーマンスの意図-無料の描画クラス
アルテミサ・クラーク(Artemisa Clark,1985- ,US)
過激なパフォーマンスで著名なラテンアメリカ系の女性アーティストのだ。
絵画・インスタレーションと共にパフォーマンスと、従来型での仕切りが困難な作家だ。
映像サイトやInstagram等のSNSでも発信をつづけている。
そして、アナ・メンディエタ(Ana Mendieta)の影響も受けているのだろう・・
そのパフォーマンスは、
被爆地長崎のフィルム
被爆地長崎のフィルム
1945年8月9日午前11時2分、その時、広島に次いで、長崎に原子爆弾の投下された。
当時の長崎には、24万人が暮らしていた。その街の上空、約500メートルでプルトニウム型原爆「ファットマン」は炸裂し、一瞬にして多くの命を奪った。その年の暮れまでに、7万4千人近くが亡くなった。
Second atomic bomb of World War II explodes ove
ファブリス・デ・ノーラの油彩とWeb/ARのジョイント
ファブリス・デ・ノーラ(Fabrice de Nola、1964年 - )概念芸術/コンセプチュアル・アーティストだ。
油彩でのQRコードをにて、Webに接続された初の油絵を制作したことで著名だ。(2006)
そして、2012年以降、絵画とインスタレーションでAR(Augmented Reality, 拡張現実感)活用している。その作品は、イメージ化した人工物と自然との関わりが表現されているのだ。
女性作家ソフィ・カルの個人史は「現実と虚構」
ソフィ・カル(Sophie Calle, 1953年 - )
フランスの女性コンセプチュアル・アーティスト、フォトグラファー、映画監督、、そして、探偵?
個人史的な作品、また、そのパフォーマンス的な作品だ。
1970年代後半から、テキスト(言葉)と写真の物語的な作品で、新たな境地を開いている。
作品で特徴的なのは、ソフィ・カルと人々との親密な関わり合いを「現実と虚構」が織り交ぜられたような筆致(筆
写真集「生きているヒロシマ」土門拳-それは記憶に留めたい・・
写真集「生きているヒロシマ」土門拳
それは、原爆の爪痕として、視点を被爆者たちの後遺症に苦しむ実像にあわせ、そのまま写真に記録として、切り取った衝撃の写真集だ。
原爆投下の13年後の広島に向き合った代表的な写真集「ヒロシマ」(1958)と、1967年に再び広島を撮影した「憎悪と失意の日日」(1968)を、再構成し直したものが「生きているヒロシマ」であり、その集大成だ。
Fig.原爆投下の13年