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写真というメディアを考える

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イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え… もっと読む
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2021年3月の記事一覧

(今日の一枚)テネリフェ島のテヒタビーチで難民を助ける観光客

(今日の一枚)テネリフェ島のテヒタビーチで難民を助ける観光客

テネリフェ島のテヒタビーチで難民を助ける観光客- 2006年7月30日(日)

Arturo Rodríguez(AP)

カナリア諸島は、アフリカ移民の主要な目的地の1つであった。
この段階までに、ボートは、モーリタニアやセネガルから出発することがよくあった。
これは、大西洋の1,000kmの危険な旅だった。多くの人が飢えて脱水症状で到着している。
テネリフェ島のテヒタビーチで、撮影されたこの

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「イメージと文化」に於けるカルロ・ロヴェッリ「時間は存在しない」解釈

「イメージと文化」に於けるカルロ・ロヴェッリ「時間は存在しない」解釈

「イメージと文化」に於けるカルロ・ロヴェッリ「時間は存在しない」解釈カルロ・ロヴェッリ著「時間は存在しない」NHK出版
カルロ・ロヴェッリ(Carlo Rovelli,1956- /イタリア-物理学者)

・The Order of Time英訳版は「The Order of Time」、表題から、本来は「時間の順序」、それは、時間の流れる向きが、どのように生じるかが、表題だろう。
かんたんに言う

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(今日の一枚)アフリカの移民-African immigrants/World Press Photo of the Year-2014

(今日の一枚)アフリカの移民-African immigrants/World Press Photo of the Year-2014

アフリカの移民-African immigrants

World Press Photo of the Year-2014(世界報道写真大賞2014)
African immigrants

by John Stanmeyer

ジブチ市(ジブチ共和国)の海岸にいるアフリカの移民は、近隣のソマリアからの安価な信号を受信しようとして携帯電話を持ち上げている・・
アデン湾のジブチを通過する移民は、ブ

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写真家Nick JS Thompson、その現代アートへの視点

写真家Nick JS Thompson、その現代アートへの視点

・写真家Nick JS Thompson、その現代アートへの視点を考える。
ニック・JS・トンプソン(Nick JS Thompson,1988- /UK)
・ロンドンを拠点とするキュレーターであり、写真家だ。
そのトンプソンのイメージの多くには静けさがあり、日常(Quotidian space)では見逃しそうな美を感じるだろう。
そこには、教訓的な社会的論評とニュアンスを感じるのだ。
そして、キ

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写真家ライアン・マッギンレーと飛ぶ身体

写真家ライアン・マッギンレーと飛ぶ身体

写真家-Ryan McGinleyと飛ぶ身体・・

ライアン・マッギンレー(Ryan McGinley,1977- /US-写真家)
アメリカ合衆国の先進的な写真家だ。
そして、Short filmsの作家でもあり、音楽家でもある・・
少し前の言い方では、マルチクリエイターかも知れない。
主な表象は、現在進行形の現代アート的である写真だ。
被写体はカメラに向かって、自分自身を探求しているとも言える

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