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世界中のメタルと名のつくものを片っ端から聴き漁る旅のしおりです。 無心にレビューを書き散らします。 頸椎に気をつけながら一緒に頭を振りましょう。

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Rise Of The Northstar『Showdown』(2023)

2008年にフランスはパリで結成されたメタルコア/ラップメタルバンド、Rise Of The Northstar。 VocalのVithia、lead guitaのEva-B、rhythm guitarのAir One、bassのYoru、そしてdrumのPhantomという5人からなり、メタルやHipHop、ハードコアパンク等様々なジャンルの音楽を取り入れ、日本文化をリスペクトしまくったアティチュードを見せつけてくる。 実際、影響を受けたバンドはRage Against

    • SONIC SYNDICATE『ONLY INHUMAN』(2007)

      スウェーデンはFalkenbergにて2002年にRichardとRogerのSjunnesson兄弟により結成されたメロディックデスメタルバンド、SONIC SYNDICATE。 RichardとRogerのいとこのRobinや紅一点のKarin姉さんを加え、2004年に『Eden Fire』でデビューすると、その年にスウェーデン国内をAvatarと回るなど精力的にプロモーションツアーを実施する。 ツアーをやりすぎたせいで、オリジナルドラマーであったKristoffer

      • CODE ORANGE 『Underneath』(2020)

        ハードコア激戦区アメリカが誇る最先端モダンラウドハードコアバンド、CODE ORANGE。 2008年にペンシルヴァニア州ピッツバーグで結成、2012年にDeathwish Inc.との契約を結ぶと、同年に初のフル・アルバム『Love Is Love / Return To The Dust』を発表し、瞬く間にシーンでの評判が広まる。 当初はCode Orange Kidsというバンド名だったが、なんとその頃バンドメンバーの大半はその名前の通り学生。 しかしその若さに似合わ

        • Lorna Shore『Pain Remains』(2022)

          アメリカ合衆国のデスコア・バンドLorna Shore。2009年にニュージャージー州で結成される。 バンド名は『バットマン・コンフィデンシャル』シリーズに登場するバットマンのマイナーな恋敵にちなんで名付けられた。 2015年にFit for an Autopsy のギタリストWill Putney のプロデュースにより、『Psalms』でデビュー、続く2017年に『Flesh Coffin』をリリースするも創設メンバーであったBassのGary Herreraが脱退、20

        Rise Of The Northstar『Showdown』(2023)

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          SABATON『The War to End All Wars』(2022)

          スウェーデンが世界に誇る暑苦しい程の存在感を放ち続けるみんな大好きミリタリーメタルバンド、SABATON。 単なるネタバンドとして生暖かい目で見られがちだが、母国スウェーデンでは戦争や英雄などの史実に基づいた歴史をテーマにした曲が多い為、教育題材として使われる程、真面目でメインストリームをいくバンドらしい。 ちなみにSABATON とは中世ヨーロッパで装備された甲冑の一部で足に履く鉄靴の事。 1999年、Joakim Brodén (Vo)、 Pär Sundström

          SABATON『The War to End All Wars』(2022)

          IMMINENCE『Heaven In Hiding』(2022)

          ヴォーカル兼バイオリンという異色のスキルをもつEddie Berg とギターのHarald Barrett が高校時代に出会い、スウェーデンのTrelleborgで2010年に結成したポストハードコアバンド、IMMINENCE。 お互いに音楽の趣味や将来のバンド像が一致していたことから意気投合し、すぐに作曲やジャムセッション、そして自らツアーをブッキングするなど急速に歯車は動き始める。 2014年に『/』でWe Are Triumphant Records(Victory

          IMMINENCE『Heaven In Hiding』(2022)

          GLASYA 『Heaven’s Demise』(2019)

          ポルトガルはリスボン出身のシンフォニックメタルバンド、GLASYA。2017年に元Heavenly BrideのDavonやEduarda Soeiroが中心になって結成。 Eduarda Soeiro嬢が奏でるオペラティックな歌唱とダイナミックに大仰に展開するメロディが特徴の良質なシンフォニックメタルをやっている。。が、Nightwishをリスペクトしすぎるあまり、初期Nightwishのサウンドをほぼそのままリリースしたデビューアルバム『Heavens Demise』が

          GLASYA 『Heaven’s Demise』(2019)

          NORTHLANE『Obsidian』(2022)

          2009年にオーストラリア シドニーで結成されたメタルコアバンド、Northlaneは、 Jon Deiley(g)、 Brendan Derby(Dr) 、Adrian Fitipaldes(vo)、Alex Milovic(Ba) Josh Smith(g)の初期メンバーが集まりArchtectsのナンバー『North Lane』をそのままバンド名としたことから歴史が動き出す。 2011年にはUNFDレコードと契約し『Discoveries』でシーンにデビューすると、オ

          NORTHLANE『Obsidian』(2022)

          Bury Tomorrow『The Seventh Sun』(2023)

          イギリス・サウサンプトンにて2006年に結成されたメタルコアバンド、Bury Tomorrow。 2010年に『Portraits』でデビュー。 日本とアメリカではArtery Recordings からリリースされ、同年、Asking Alexandria、Of Mice & Men、Sleeping with Sirensらとアメリカツアーを敢行するなど精力的なプロモーションを実質する。 ヒステリックさすら感じるDaniel Winter-Bates(Vo)の激唱スクリ

          Bury Tomorrow『The Seventh Sun』(2023)

          Cancer Bats『Hail Destroyer』(2008)

          カナダ トロントを中心に活動するハードコアバンドCancer Bats。 2004年にリードボーカルのLiam Cormier とギタリストのScott Middletonによって トロントで結成。Entombed、 Refused、 Black Flag、 Led Zeppelin 、Downなどから影響を受けたサウンドクリエイションで、2006年に『Birthing the Giant』でデビューした。 2008年にベースのAndrew McCrackenが脱退し、J

          Cancer Bats『Hail Destroyer』(2008)

          Deadlock 『Wolves』(2007)

          ドイツの6人組のエクストリームメロディックSabineカワイイデスメタルバンドDeadlockの『Wolves』を紹介。 1997年にTobias Graf(Ds)、Sebastian Reichl(G)、Johannes Prem(Vo)を中心にドイツはSchwarzenfeld市でハードコアバンドとして結成。 大胆なオーケストレーションやクワイヤをハードコアサウンドにミックスさせたデビューアルバム『The Arrival』を2002年にリリースし、一定の評価を得ると、続

          Deadlock 『Wolves』(2007)

          BEARTOOTH 『Disgusting』(2014)

          アメリカはオハイオ州発のメタルコアバンドBeartooth リーダーであり創始者のCaleb Shomoはエレクトロコア/メロコアバンド「Attack Attack!」の中心人物でもあったが、よりコアでハードな音楽を志向し、脱退。2012年にBeartoothとして全てのパートを自身でレコーディングしたEP『Sick』で再出発を果たす。 本作『Disgusting』はRedBull RecordsからリリースされたBeartoothとしては初のフルレングスアルバムで、本デビ

          BEARTOOTH 『Disgusting』(2014)

          ARCHITECTS『For Those That Wish To Exist』(2021)

          UKを代表するポストハードコア/メタルコアバンドArchitects ドラムのDan Searle とギターのTom Searleの双子の兄弟を中心にBrightonで結成し、2006年に『NIGHTMARES』でデビューを果たすと、メロコア、ポストハードコアファンを中心に絶大な支持を得てきた。 4thアルバム『Daybreaker』くらいまでは王道ハードコアの激情一発タイプだったが、その後は叙情メロディを多めにフィーチャーしたり、ストリングスを多用したり、デスメタル風の

          ARCHITECTS『For Those That Wish To Exist』(2021)

          EQUILIBRIUM『Sagas』(2008)

          ドイツはバイエルン州出身のシンフォニック・フォークメタルバンドEQUILIBRIUM。 2005年Black Attakkから彼らの1stアルバム『Turis Fratyr 』をリリースするもあまり話題にはならず、その後Nuclear Blastと契約し、2枚目となる『Sagas』でブレイクする。 しかし2010年、Winterfire Festivalに出演するはずだったバンドは直前でキャンセル、その後初期メンバーでもあったVoのHelgeとDrのManuelの対立が表

          EQUILIBRIUM『Sagas』(2008)

          Lordi 『The Arockalypse』(2006)

          北欧フィンランド サンタクロースで有名なロヴァニエミ出身のモンスターバンド(見た目)、改めハードロックバンド、Lordi ありとあらゆるメタルバンドがひしめくメタル大国フィンランドでは、被り物…もといコンセプトバンドはさほど珍しくないのだが、彼らは2006年のユーロビジョンコンテストで優勝するほどの作曲•演奏スキルが長けていた事で母国はもちろんヨーロッパでは大人気のバンドに上り詰めた。 日本にも何回も来ており、私含めファンは多い。 彼らの音楽スキル以外にすごいのが、暑い夏

          Lordi 『The Arockalypse』(2006)

          Protest The Hero『Palimpsest』(2020)

          カナダ オンタリオ州を拠点に活動しているテクニカルプログレッシブ・メタルコアバンド、Protest The Hero。 1999年に当時13〜14歳だったRody WalkerをはじめとするメンバーがHappy Go Luckyというバンドを発足、2001年にProtest The Heroに改名したあと2005年に、当時は珍しかったパンクにメロコアを融合させたアルバム『Kezia』でデビューすると、各方面から絶賛の嵐が寄せられる。 2006年にはBad Religion

          Protest The Hero『Palimpsest』(2020)