Misa Okubo/イラストレシピ

■バッカス出版 二日酔いの本(自費出版)、東京蕎麦描き(ビーナイス)販売■noteでは…

Misa Okubo/イラストレシピ

■バッカス出版 二日酔いの本(自費出版)、東京蕎麦描き(ビーナイス)販売■noteでは【思い出レシピ】イラストレシピ更新中。自分が今まで食べてきた味や子供や誰かに残したいものを描いています ■Twitter:@33bacchus ■Instagram:@bacchus33

最近の記事

なんでもポン酢

人の好みってあまり変わらずルーティンのように物事を決めてまたそれを繰り返す。 調味料も、マヨラーがあるように、なんにでもそれを使うというのがあるが、私は「ポン酢」がそれにあたる。 ポン酢が好きすぎて、以前、経堂さばのゆで「ポン酢ナイト」という、ポン酢についてトークしたり日本全国のポン酢を集めて皆で味わうといったイベントをさせていただいたことがある。ポン酢は柑橘果汁が語源ということで、西日本で柑橘が多く生産されているから、今でこそ日本全国で味わわれているが、昔はどちらかという

    • ホルモン焼きそば

      また手が止まっていたため久々の更新。 「ホルモン焼きそば」は以前UPした、我がふるさと広島 呉の屋台「富士さん」で出されているメニュー。 焼きそばではあるが、ホルモンが入っていたり、低加水麺を茹でてから鉄板で焼いているので、食感がよくおつまみ感覚で食べれる一皿。 作り方は、屋台の鉄板で作っているのを目の前で見て、家で見様見真似で作ってみたレシピ。 ポイントは、麺は生麺や乾麺を茹でて使うこと、もやしは細もやしを使うこと。 ホルモンはやはり牛のホルモンを使いたい。生でも

      • 辣子烏賊?

        蛍烏賊が店頭に出始めたので。 大量の唐辛子・花椒と共に鶏肉を炒める中華料理「辣子鶏(ラーズージー)」の蛍烏賊バージョン。 まさかの台湾九份で食べた一品。 名前はよく分からないので 「辣子烏賊?(ラーズーイカ)」 とすることにする。 辛くしたい時は豆板醤を少し入れたり、取り除いた唐辛子の種も一緒に入れて炒めてもよし。 春は目一杯蛍烏賊を食べたいが、刺身や酢味噌ばかりだと食べ飽きてくるが、衣がつく分ボリュームも出ておかずにもなる。 蛍烏賊の時期が終わると別の烏賊でもいい。

        • 牛すじ煮込み

          小さい頃よく食卓に並ぶ煮込み料理といえば「牛すじ煮込み」だった。 父好みの醤油が効いた甘くない味付けで、トロトロの牛すじと旨味が強い脂身、そして味が染み染みのちぎりこんにゃく、たっぷりの青ネギを掛けて。 父はそれをつまみにビールを飲み、子供らはご飯にぶっかけて食べる。 大人になって居酒屋で食べる牛すじ煮込みは大根が入っていたり、みそ味だったり、甘味が強かったりするので、やはり自分の好みの牛すじ煮込みは家で作るのが一番である。 美味しんぼの落語の回で牛すじ煮込みを作る話が

          まぐろ料理

          東京の人は鮪が好きだ。 私は西の人間なので、魚と言えばやはり「鯛」であり、お祝い事や正月もやはり鯛が食べたい。しかし東京の人は「鮪」が何より一番の魚で、お正月には鮪を食べないと始まらないようである。 私が生まれた広島 呉は瀬戸内海に面しているので小魚が豊富に捕れ、水揚げされたその日のうちに食卓に上がるので新鮮な小魚が食べられるが鮪に関してはというと、昔は冷凍技術も悪かったのか子供の頃食べた鮪を美味しいと思ったことがなかった。というより殆ど口にすることがなかった気がする。

          いろいろ珍味

          日本酒が飲みたくなる珍味たち。 でも私は子供の頃から魚卵や塩辛などの珍味が好きだったので、日本酒がなくても食べたい。 小さい頃からおやつはスルメやじゃこ、煮干し、そしてツマミを父から分け与えられて育ったので味覚が完全に酒飲みだった。私の子供もやはり私が食べているものが気になって横取りしていく。ジャーキーや鮭トバ、数の子が大好物。完全に将来は酒豪になるのだろう。 私が5歳位の頃、冷蔵庫には沢山美味しい珍味が隠されているのをこども心に知っていたので、父が大事にしまっておいたカ

          椎茸海老しんじょ・いかの生姜焼き

          小さい頃食べたモノの味を忘れないように、こどもに残せるようにと描き始めた思い出レシピ。 描き続けて気づいたことは、大人になって食べたどんな美味しく贅沢な目新しい料理より、こどもの時に口にした味が記憶の中で鮮明に残って、そういうものを描き残したいと思うことの方が多い。 椎茸えびしんじょもその1つ。 母はなんでも挟んだり乗せたりする料理が好きだった。 海老しんじょは茄子に挟まれてる時もあり、また茄子は餃子餡を挟んでいる時もあった。 こどものことを思ってタンパク質だけでなく野菜も

          椎茸海老しんじょ・いかの生姜焼き

          広島 呉の屋台

          本当に久々に投稿する。 気づけば昨年の3月からUPしていなかった。 iPadにはまだまだストックの下絵がたくさんあるのだが、最近は気分が乗らず筆を取れなかったり、今回描いた「呉の屋台」の絵を完成するのが先だなと思い、しかし途中まで描いてはやめのくり返しで、結局年を越してしまった。 (言い訳ばかりだが) 今年はちょくちょくまた更新していきたい。 広島の呉の屋台、知らない人も多いと思うが私が子供の時から、いやそれ以前の大正時代からあるらしい。 こちらのサイトに詳しいことが書い

          休日はモーニング

          ウチの母も父も、祖父母もよく喫茶店に出入りしていた。 保育園のお迎えや小学校の放課後は母が馴染みの喫茶店に行くのについて行っていたし、休日には家族でモーニングをよく食べに出かけていた。 私の家族がたまたまなのかと思ったが、呉の人はよく喫茶店を利用していた気がする。 今はだいぶ閉まってしまったみたいだが、昭和50年〜60年当時は喫茶店がワンサカあって、私も親に連れられあらゆる喫茶店に行った記憶がある。まあそれだけ喫茶店が根付いていたのかもしれない。 呉がそうかというと、お

          上海の朝食 煎餅(チャオピン)

          10年ほど前に行った上海にて。 朝、ホテル周辺の散歩中に見かけた屋台。 地元の客がひっきりなしに買っていく。 私もよく分からないけど味は確かなのだろうと買ってみた。 ドラム缶の上に鉄板を置き、その上に生地を薄く伸ばして卵や香菜や葱などの薬味、豆板醤•甜麺醤などの調味料をつけてビニール袋に入れて提供。 恐る恐るだけど、まあ火が通ってるしととりあえず1個頼んでみた。 お姉さんは「これ入れるか?あれいれるか?」と聞いてくれるのだが、 こちらも中国語分からないし、とりあえず全

          上海の朝食 煎餅(チャオピン)

          こんにゃくクリームシチュー・カレースープ

          ■こんにゃくクリームシチュー家のクリームシチューにはこんにゃくが入っているというと、いつも驚かれる。 私は乳製品が得意ではないので、あまりクリーム系の煮込みは作らないけれど、こんにゃくクリームシチューは冬に一回位は食べたくなる。 子供の頃よく母に連れて行ってもらった「珈琲館」という喫茶店があった。 ちなみにチェーン店の珈琲館ではない。 キレイな女主人が一人でやっている、洋館風の内装でドライフラワーが壁一面に飾られ、洋風の陶器のランプや食器が飾られた雰囲気のよい喫茶店だった

          こんにゃくクリームシチュー・カレースープ

          お寿司の世界

          外食する時もやはり日本食が多い。 寿司か蕎麦の大体二択である。 家で刺身を食べればいいのだが、寿司屋で食べる魚は新鮮だし、 旬の魚をあらゆる技で美味しく提供していただけるので、発見も多く家で魚料理をつくる時の参考にもなる。 ショーケースに並ぶ魚やお品書きを見るだけでワクワクするし、板前さんとの会話もとても楽しい(板前さんは結構おしゃべり好きな人が多い印象)。 子供の頃は寿司を自分のお金で食べれたら大人として一人前だと思っていたところがある。まあそれは高級店はその通りだし、

          まぐろのカルパッチョとタラ汁

          ■鮪のカルパッチョ東京に来て思ったことは、なんと言っても鮪の地位の高さ。 西日本ではキングオブ魚はやはり鯛で、お祝いの席でもいつでも鯛を食べる。 しかし、やはり東京は寿司文化であり、正月は鮪を食べるし、どこでも鮪があるし、そして鯛がないのである。 鮪の食べ方も色々あるが、私はこの洋風(イタリア風?)のカルパッチョが好きである。 もう15年位前に三崎で食べた鮪のカルパッチョ。ご飯ものが食べたくなく、ビールと合わせるのに頼んだが、酒のつまみには持ってこいの鮪だった。 ポイン

          まぐろのカルパッチョとタラ汁

          かき料理いろいろ

          冬が終わる前に 急いでかき料理を。 前に載せた牡蠣料理も大好きなものばかりだけど、それにもう少しバリエーションを増やして。 ■かきつるつる 生食用のかきを擦りおろした山芋と一緒に食べます。 ツルッと食べられるスタミナメニュー。 ■かきオイル漬 酒炒りしたかきをオイルに漬けますが、紹興酒とオイスターソースで中華風に 保存も出来るけど私はかきが柔らかいうちに食べきりたいです。 ■タイ風生かき 生かきにレモンをかけて食べるだけでは物足りないという時に、ナンプ

          白子麻辣(マーラー)

          鱈の白子は東京に来てから初めて食べたもののひとつ。今は西日本でも食べるのかもしれないが、昔は見かけなかったなぁと。 鱈の白子はポン酢で食べるのがやっぱり一番しっくりくるのだけど、たまには別の味付けで食べたい。 白子麻辣は新宿御苑の「礼華」の前菜で出てきた一品。クリーミーな白子に唐辛子と花椒のパンチある香辛料がアクセントになって感動しました。 前菜は盛り合わせだったのでもっと沢山の量の白子麻辣が食べたくて、家でなんとかやってみました。 白子ポン酢だと取り分けは難しいですが

          白子麻辣(マーラー)

          ゆり根と銀杏の素揚げ、くわいチップス

          だいぶ更新できずにいたのでこれからまたボチボチUPします。 ■ゆり根と銀杏の素揚げ秋が終わってしまう前に。 子供の頃、ゆり根の素揚げを母がよく揚げてくれました。揚げる前にゆり根を一枚一枚剥ぎ取るのが私と姉の仕事です。 外側はカリッとしているのに、中は少しホクッと甘みがあります。 銀杏も揚げるとモチッとした食感で美味しいのは言わずもがな。 今は正月のおせちとして出すことが多いですが、バクバク食べてすぐになくなります。 味付けは塩でもいいのですが、私は三島食品の「ゆかり

          ゆり根と銀杏の素揚げ、くわいチップス