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雑記

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日々のこと。他愛もない日常
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本を贈ることは、心を贈ること。

本を贈ることは、心を贈ること。

ある人の愛読書を読むということは、その人の心に触れることに近いと思う。
何が琴線に触れて、どこが印象に残って、どうしてその本が大切なのかということを紐解くと、その人のことをより深く知ることができるような気がする。
だから事あるごとに好きな本をたずねまわって、薦めてもらったものはなるべく読むようにしている。

2021年5月18日。
5月18日は、ことばの日。

『ことばの日』とは、『言葉の企画20

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ジャンルの切れ目は縁の切れ目、と言うけれど

ジャンルの切れ目は縁の切れ目、と言うけれど

『花束みたいな恋をした』を観た。あらすじをざっくりまとめると、好きなものがたまたま一致したことをきっかけに急速に仲良くなった2人の、恋の始まりから終わりまでの5年間を綴った物語。
直接的な感想は一旦置いておいて、個人的な話を残したい。ネタバレを含む可能性があるので、未観賞の方はお気をつけて。

色々と身につまされる思いだった。なぜならわたしは、すきなものが少し被っているというだけで相手の感性をすき

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考えがまとまらない最近のこと。

考えがまとまらない最近のこと。

最近、切れはしの更新をサボっている。
日々思うことはあるのだけれど、考えがまとまらないな、と思いながらねむり、また朝が来る。
リセット癖の強いわたしは、寝て起きると割となんでも忘れてしまえる便利な頭を持っていて、365日365回リセットできることに感謝して、またいちにちが始まる。

新しい仕事に就いて2ヶ月、まだまだ慣れられそうにない。お給料をもらいながら学ばせてもらえる環境に感謝しつつも、”こん

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喜怒哀楽がわからない子どもたち

喜怒哀楽がわからない子どもたち

二学期が始まって、約ひと月。
一年が半分終わったというのに、わたしはまだ、職場に慣れずにいる。管理職面談で素直に伝えたら、「今後、慣れる見込みはありそうですか…?」とまで言われる始末。

わたしの勤務校は偏差値40を下回る、いわゆる教育困難校で、4月、半ばSOSのようなnoteを書いた。

そして、その現状は未だにあまり変わっていない。いくらか、わたしの心は落ち着いたけれど。
わたしにできることは

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「そういうもんだな」を疑ってみる

「そういうもんだな」を疑ってみる

今日は授業のほとんどを雑談に使ってしまった。
というのも、「先生たちは俺らの気持ちとか本当に何にも考えてない!」と一人の生徒が怒り出して、それに周りも乗ってきたからなのだけれど。
(このクラスの子達との関係性が悪いわけではなく、着任して間もないのでまだ様子見されている感じである。あと私はまだ彼らと年が近いので、色々言いやすいのかもしれない)

今まで全く疑ったことのなかった疑問を、バンバンぶつけら

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これだけは平成に置いていく

これだけは平成に置いていく

世の中を悲観的に見ているな、と気づいたのが最近。

「仕事はしんどい」のが普通
「学校はいじめがある」のが普通
「男性は暴力的」なのが普通
「職場はパワハラ・セクハラがある」のが普通
「女子会は足の引っ張り合いをしているのが普通」

という思い込みで生きてきた。

TVもゲームもマンガも禁止されていたので、わたしにとってのメディアは本と雑誌しかなく、母のパソコンを13歳で勝手に使うようになってから

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衣食住でいちばん大切なのは何か

衣食住でいちばん大切なのは何か

丁寧な生活を送っている人がすきだ。
そういう人は、余裕があるのだなと思う。
衣食住が満たされていると、心に余裕ができる。

長い間、「住」に問題を抱えているから、こんなにも余裕がないのかな、と思ったりする。
衣食住の中で一番大切だと思うのは、「住」だ。

わたしにとっての家(ひとり暮らしの家)は、シェルターであり、お城でもある。安心してひとりになれる場所だ。
今住んでいる街は静かで、どんなに調べて

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苦しみの4月

苦しみの4月

出会いと別れの春。
別れの数だけ出会いもあって、楽しみなのが半分、不安なのが半分。

年度ごとで動いているわたしの職場の4月は、特に騒々しい。
毎年、ゴールデンウィーク明けくらいまで緊張や気疲れなどでヘトヘトになるのだけれど、今年は毎週末体調を崩すほどに疲れている。
1週目は腹痛、2週目は風邪、3週目の今日は疲れで起き上がれず、18時間も寝続けてしまった(わたしの睡眠好きは、ちょっと異常だと思う)

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wowakaさんが死んでしまった。

wowakaさんが死んでしまった。

「誰が止められるというの 心が叫んだ声を
あぁ今すぐに伝えなくっちゃいけない気がしたんだよ」
(ポラリス/ヒトリエ)

wowakaさんが死んだ。
動揺していて、何をしていても悲しい。
居ても立ってもいられず、このエントリーを書いている。

wowakaさんが死んでしまった。
4月8日の11時、ヒトリエの公式からLINEが来て、訃報を知った。ショックで言葉も出なくて、全く仕事も手につかず、未だ

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「書く」に向き合う理由

「書く」に向き合う理由

「書く」に向き合うこと。これはわたしの人生の中で一番の、全く大げさでなく、一大チャレンジだと思っている。「書けるようになりたい」は「言語化できるようになりたい」とイコールだ。

できるようになりたいはずなのに、努力を避けてきた、一番のコンプレックスの部分。
そもそもわたしが国語の先生になる決意をしたのは、「自分の気持ちを的確に伝え(言語化し)また相手の気持ちを受け止める力を伸ばしていきたい」と思

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人間関係リセット症候群

人間関係リセット症候群

この一ヶ月とすこし、ずうっと憂鬱な気持ちで俯いていたのは、これが原因なのかもしれない。

人間関係リセット症候群は、もう小学生の頃から始まっていた。卒業のたびに、コミュニティが変わる度、人間関係をリセットしてしまいたくなる。

地元の小学校から中学へは、大多数の人が進学するので、メンバーは変わらない。それでも、卒業シーズンになると、やり残したこととか後悔ばかり思い出して、"こんなところ、早く抜け出

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歩み寄り、って難しい

SNSをやめていた期間の、溜め書きメモ。

12月1日
とある生徒を、結構な強さで指導した。
今までも何度も伝えてきたことだけれど、初めて逆ギレされて、びっくりした。
彼の態度が、周りに誤解されやすいこと、人を馬鹿にしているように見えること、それが彼にとって損であることなどを伝えたのだけど、それは丸々自分にも当てはまることなのかもしれない、と思った。

うまくいっていない、部活の子たちを見ていても

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SNSを全部消していた1ヶ月のこと

SNSを全部消していた1ヶ月のこと

約1ヶ月、あらゆるSNSをアンインストールしていた。毎日見ていたtwitterもinstagramも、そしてfacebookも。
きっかけは、しおたんさんのこの記事を読んだことから始まる。

Facebookで流れてくる「お友達」の輝かしい仕事の成果。
Twitterで流れてくる「成功者」のインタビュー。
Instagramで流れてくる「憧れの人」の完璧すぎる暮らしぶり。

そんなものばっかり過剰

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