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太陽熱の利活用

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環境問題を考える上で自然エネルギーの利活用が求められている。中でも太陽熱は誰もが無料で使うことのできる安価なエネルギーである。 この太陽熱を、いかに使うか。自作の太陽熱調理器を紹… もっと読む
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光熱費ゼロ円クッキング

光熱費ゼロ円クッキング

あの段ボール箱が、帰ってきた。

恐らく日本全国どこででも簡単に手に入る、2Lペットボトルが6本入っていた段ボール箱を斜めに切って、内側に100円ショップで買ってきたアルミシートを貼り付け、梱包用プチプチで覆うだけという、あの段ボール箱である。

前回は気温が20度以上あった。
しかし今回(2022年12月23日)の東京は午前11時半の気温が7度。おまけに風速は5m/sと、かなり強風である。唯一の

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買って良かったもの2022

買って良かったもの2022

今年もこのネタを書くシーズンとなりました。昨年同様、「高額部門」「低額部門」「オマケ部門」に分けてお送りしたいと思います。
なお今回のネタは、普段から私の書いたものをお読みの方には簡単に予想できるものばかりかと思われます。意外性に乏しい点、ご了承くださいませ。

高額部門 EV BOSCO高額部門は文句なしに「EV BOSCO」です。改造などのカスタマイズは遅々として進まないものの、とにかく乗って

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胃に優しい食事で気付いたこと

胃に優しい食事で気付いたこと

前回、玄米クリームなるものを食べた話を書いた。今回はその続編である。

噛む回数ではない玄米クリームを食べた後に玄米粥を食べて思ったことがある。それは、まず第一に「今までいかによく噛まずに食べていたか」ということである。それは「噛む回数ではない」ということでもある。
よく30回とか50回と言われる。実際、以前から私は普通に50回くらいは噛んで食べていたから、よく噛んで食べているほうだろう。他の人よ

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B6角ダッチを太陽熱で同時調理

B6角ダッチを太陽熱で同時調理

2022年4月30日、東京は晴天。午前11時の気温は16度で風速3m/sと、それほど暑くはない。
この気象条件下で、太陽の熱を熱源として、ダッチオーブンを使って同時調理に挑戦することにした。

使用したダッチオーブンはキャプテンスタッグの角型ダッチオーブンmini(通称「B6角ダッチ」)である。
そして、使用した太陽熱調理器(ガスバーナーやIHヒーターにあたる道具、別名「ソーラークッカー」)は、西

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[4] B6角ダッチ✕アルスト40mL

[4] B6角ダッチ✕アルスト40mL

ついに満足のできる自動炊飯が、鹿番長のB6角ダッチとエバニューのチタンアルストの組み合わせで完成した!

今回は玄米0.5合で炊いた。水は標準的な分量である。

中にセットしたデミタスには、細かく刻んだ野菜のみとし、水分は入れない。
蓋の上ではエリンギを炒めておく。

40mLの燃料用アルコールを入れて、本燃焼が始まったら五徳は使わずにダイレクトに置く。

吹きこぼれは、2, 3の筋が流れる程度。

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段ボール V.S. 発泡スチロール

段ボール V.S. 発泡スチロール

ニトスキ小を太陽熱にかけて、目玉焼きと厚揚げを焼く実験をしてみた。同じ場所で、自作の太陽熱調理器に入れて加熱するのだが、かたや段ボール箱で作った太陽熱調理器、かたや発泡スチロール箱で作った太陽熱調理器である。
段ボール箱は加工がしやすいが、薄いため、保温力の面で発泡スチロール箱よりも劣るかもしれない。気密性も発泡スチロールに軍配が上がるだろう。自作の太陽熱調理器はどちらも熱箱式と呼ばれるタイプであ

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次なる太陽熱調理器の作成

次なる太陽熱調理器の作成

ここ何回か、ニトスキや、キャプテンスタッグのB6角ダッチで使える太陽熱調理器を自作する話を書いてきた。この自作機は温泉卵を作ることができたので、コンフィを作るには良いだろう。でも、もう一回り大きいのを作りたいのと、もう少し火力の強いものを作りたいと思っている(火を使っていないので「火力」という表現は違和感がある…ここは「出力」と言うことにしたい)。
それで今回は次の太陽熱調理器を作る…と言っても、

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B6角ダッチとニトスキ小とダイソー五徳と

B6角ダッチとニトスキ小とダイソー五徳と

前回までのあらすじキャプテンスタッグの角型ダッチオーブンmini(通称B6角ダッチ)をダイソーの五徳に乗せて、段ボール箱とアルミシートなどで自作した太陽熱調理器に入れて、太陽熱だけで温泉卵を作って食べてみた。
なお、自作の太陽熱調理器の材料費は500円でおつりが来る。

ニトスキ大は無理だった自作の太陽熱調理器の大きさからして、何となく「ニトスキでも使えるのでは?」と思った。ニトスキとは、ニトリで

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B6角ダッチで太陽熱温玉

B6角ダッチで太陽熱温玉

過去3回に渡って、キャプテンスタッグの角型ダッチオーブンminiというB6サイズのダッチオーブンを太陽熱で使うための準備をしてきた。そして本日、いよいよ試運転となった。

まずは、前回の太陽熱調理器に、ダイソーの五徳を設置する。

サイズ感ピッタリである。
ここにB6角ダッチを乗せる。

なお、今回のメニューは「温泉卵」である。

何故、わざわざダッチオーブンなんか使っていながら温泉卵なのか。ここ

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B6角ダッチ用の太陽熱調理器の作り方

B6角ダッチ用の太陽熱調理器の作り方

前回、前々回に続き、今回もキャプテンスタッグのB6で使うことのできる角型ダッチオーブンmini(通称B6角ダッチ)で遊ぶ。今回はこのB6角ダッチ向けの太陽熱調理器を作りたい。

太陽熱調理器とはひょっとすると太陽熱調理器を知らない方もいるかもしれないので、軽く説明しておきたい。
太陽熱調理器は、太陽の熱を熱源として料理をするための装置である。ソーラークッカーとも呼ばれる。
熱源が太陽熱のため、太陽

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B6角ダッチを太陽熱で使うという野望

B6角ダッチを太陽熱で使うという野望

前回、ダイソーの五徳をキャプテンスタッグの角型ダッチオーブンmini(通称B6角ダッチ)で使う方法について書いた。もちろん、そのままアルコールストーブやアルコール燃料で調理しても良いのだが、私はそうするつもりは元からなかった。
というのは、私が既にカマドスマートグリルB6を持っているから、というのもある。しかし、それ以上の理由がある。

エネルギー問題は戦争の元残念ながら、有史以来、我々人類は数々

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B6角ダッチオーブンの五徳

B6角ダッチオーブンの五徳

通称「鹿番長」でお馴染みのキャプテンスタッグから出ている、B6サイズのカマドスマートグリルという商品がある。このグリルにピッタリな角型ダッチオーブンminiという商品も売られている。
今回はその角ダッチを、あえてB6グリルやB6君といった商品ではなく、もっとお手軽に使う方法を紹介したい。

用意するもの今回は、100円ショップのダイソーで売られている「アルコールバーナー五徳」という商品を2個(2セ

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スープジャーでティータイム

私がスープジャーを使って淹れるお茶について、そのブレンド比率と淹れ方を説明したい。
このお茶はノンカフェインである。ほんのり甘いので砂糖を入れずにストレートで飲むことができる。

一番煎じ「三茶」まず、これから始めてスープジャーでお茶を淹れる時について説明する。

用意するものは、以下の通り。
・スープジャー
・熱湯(スープジャー1杯分)
・黒豆(10粒程度)
・殻付きのハトムギ(小さじ2程度)

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購入してビミョーな保温シート

購入してビミョーな保温シート

毎週金曜日にお送りしている、太陽熱の利活用に関する話を、今週もお送りする。
さて、前回、「次回はスペシャルな材料を紹介する」と書いたものの、少し気が変わった。スペシャルというには、かなりお粗末な材料を紹介したい。

今回購入した保温シートは…お値段は悪くない。というのも、この保温シートは、近所のダイソーにて、100円 + 消費税10円にて購入したからだ。サイズは90cm × 180cmということで

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