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百冊挑戦

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2021年の一年で、読んだ本を百冊挑戦しようというグループです。 今田素子、山崎亮、嶋田洋平、筧裕介、林千晶の5人で挑戦します。
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記事一覧

インテリアに関する本

インテリアに関する本

インテリアに関する本のなかでも、僕が好きなものを以下に並べておきます。1つ目だけは熱く語ってますが、2つ目以降も好きな本です。

▼『LIFE MEETS ART』

建築とランドスケープのデザインを学んできたから、デザイン史についてはちょっと詳しい。様式主義や帝冠主義というのがどういうもので、だから「北欧風」とか「イタリア式」とかいう言葉がデザイナーたちの間でどういう評価になっているかを知ってい

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11-12月 お薦めの本

11-12月 お薦めの本

あっという間に一年が経ってしまった!!なんてこった。

「毎月、読んだ本をNOTEで紹介するんだ♪」なんて浮かれて想像していた日が嘘のよう。NOTEで紹介するのが、こんなにストレスが多いなんて知りませんでした(定期的に文章を書ける人、本当に尊敬します)。

それでも、本は読みました。

10月からコロナも随分収まったためか、月5-6回のペースで日本国内を忙しく飛び回っていました。旭川(北海道)、八

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9月のお薦め本

9月のお薦め本

9月末に訪れた東北では、もう稲刈りが終わり、ところどころで昔ながらの稲架(はさ)掛けが行われていました。

改めて、今年の夏はあっという間に過ぎた気もしますが、気持ちが予想以上に揺れ動き、想像以上に長かった気もします。ドキドキしたり、ズーンと辛くなったり、どうしてもアップダウンが激しい中で、心の支えになってくれたのが「読書」という習慣でした。

本を読む。そのことによって、心をニュートラルに戻す。

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百冊挑戦101冊目と102冊目の選択と考察

百冊挑戦101冊目と102冊目の選択と考察

年末もあと残すところ3日。百冊読み切ったぞ〜!

正直、最後の15冊は、そこにある本を手当たり次第手に取って読む。に終始した。昔買って読まずにおいた小説とか、読む時間がなくて積んでた献本とか、いつもなら絶対手に取らないエッセイとか。

だって、残り20日きってたから。

8月を恨むよ。一冊も読まずに遊び呆けていたあの夏の日々を。ペース配分大事。

コツコツできなくて、最後3日残してなんとか最後テキ

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12月に読んだ本

12月に読んだ本

百冊挑戦の最終月。1年間で百冊読もうという挑戦は目標を達成したのか。順に冊数を記してみよう。1月は9冊。2月は8冊。3月も8冊。4月は9冊。5月は8冊。6月は7冊。7月は10冊。8月は3冊。9月は12冊。10月は3冊。11月も3冊。そして12月は3冊。合計冊数は83冊。100冊は到達せず!後半の失速が著しい。コロナパンデミックの勢いが弱まったのと並行して、各地でのワークショップや講演が再開されたと

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11月に読んだ本

11月に読んだ本

今月は大阪日本民芸館で開催されている「三代澤本寿」展に影響されたのか、民藝、型絵染、松本市にまつわる本を多く読んだ。結果は3冊。1ヶ月の読書数としては3冊というのが心地よい冊数なのかもしれない。そんなふうに考え始めている自分がいる。

▼『型絵染:三代澤本寿』

民藝の型絵染作家として有名なのは芹沢銈介。その弟子は何人かいるが、有名なのは柚木沙弥郎。御年100歳の現在も活発に製作を続けているという

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10月に読んだ本

10月に読んだ本

9月は張り切って読んだのだが、10月はまた停滞してしまった。年間に100冊読もうとすると、1ヶ月に8冊か9冊は読まねばならないはずなのに。今月は3冊。そろそろ終りが見えてきた。100冊、達成できる気がしないw。

▼『被抑圧者の教育学』

パウロ・フレイレが書いた本書は、ワークショップ界隈では比較的有名な本だ。教育関係者の多くが知っている本でもある。アクティブラーニングとか、対話的な学習ということ

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9月に読んだ本

9月に読んだ本

先月はひどかった。1ヶ月に読めた本が3冊だったのだ。これには言い訳がある。併読していた本が10冊近くあって、そのいずれも読了できていなかっただけなのだ。苦しい言い訳だ。そんな言い訳、無くてもいい。無くてもいい言い訳をわざわざ引っ張り出してきたのはなぜか。今月は、併読していた本も含めて大量に読んだぜ、と言いたいからだ。その数、堂々の12冊!

▼『コンヴィヴィアリティのための道具』

とにかく読みに

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8月に読んだ本

8月に読んだ本

年間に100冊の本を読もうという意気込みで始まった「百冊挑戦」。月に8冊か9冊のペースで読み進めば目標到達という計算だ。これまで、写真集を眺めるだけという本も含めて、なんとか1ヶ月に8冊ほど読んできた。ところが今月はどうしたことだろう。3冊しか読めていない。3冊である。月末になって読んだ本を数えてみて震えた。何があったのか。お盆休みが長すぎたか。いや、長すぎれば長過ぎるほど、本を読む時間はあったは

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8月の100冊挑戦

8月の100冊挑戦

民主主義って、何だろう? そんなことを考えるための本を読み漁った8月でした。

このコロナ禍で、政治の機能不全が露骨になってきた、この国。

とはいえ、その責任は、代議制民主主義のもと、市民の代表である地方議員・首長・国会議員を選んでいる我々にあるのは、紛れもない事実。

ただ、この国の政治に自分が「参加」できている感覚も、そこに「責任」がある実感もない。

自分も含めて、なんだかこの国の未来に対

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百冊挑戦 6-7月(下) 不眠症を克服したお灸のパワー

百冊挑戦 6-7月(下) 不眠症を克服したお灸のパワー

最近、神保町で通っている漢方医の紹介で、お灸をはじめました。

これが効果てきめん、びっくりです。

長年、不眠症(寝つきの悪さと眠りの浅さ)と付き合ってきていたのですが、寝る前にお灸をするだけで、寝つきもよければ、何よりも眠りの質がかなり深くなって、ぐっすり眠れるようになりました。

写真は精神状態を安定させ、睡眠障害の症状を改善するといわれる「神門(しんもん)」という部分です。

そして、思っ

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7月に読んだ本

7月に読んだ本

「百冊挑戦」も折り返しを過ぎた。後半6ヶ月の始まりである。毎月9冊を目標にしてきた読書だが、今月はなんと10冊も読めた。とはいえ、うち2冊は漫画なのだが。いずれにしても、目が文字を追えるようになってきた。途中、目の筋肉痛になった。眼球が痛いのである。失明の予兆かなと思ったのだが、よく考えてみると1ヶ月に10冊分も文字を目で追うことがほとんどない人生だった。久しぶりに重い荷物を運べば腕や腰が筋肉痛に

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百冊挑戦 6-7月(中) 本を優雅に楽しむことを諦めた......

百冊挑戦 6-7月(中) 本を優雅に楽しむことを諦めた......

百冊挑戦の月一ミーティングで、どんな時に本を読みたい?本が進む?という話題で、嶋田さん・千晶さん・もこさんが、

「翌日休みの金曜日の夜に時間を気にせずに」

「予定のない週末の昼下がり」

などの素敵な意見が上がっていたのだが、自分にはできない...

のんびりできる環境と時間を用意して、小説やエッセイを手にとり、読み始める。でも、なかなか読む行為に集中できない。色々なことが気になり、本から意識

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百冊挑戦 6-7月(上) 書評を書けない自分



1月から半年、月10冊、年100冊を読破する活動のを続けている中で、最近わかったことが2つある。

1つは、書評を書くことがとにかく苦手だということ。FBで素晴らしい書評を上げてくれる仲間が結構いて、その方の推薦は本当に有難い。なので、恩返しの意味でも自分でも書籍の紹介文をあげたいと思うのだが、これが本当にできない……

なぜだろう?と考えてみた。

まずは、すごく良かった本を読んだとしても、

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