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季節のかんし便り12ヶ月

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二四節気と六十干支の一部を組み合わせたものをご紹介しています。ご自身の命式にある方は参考になさって下さい。
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季節のかんし便り〜10月〜

季節のかんし便り〜10月〜

シリーズ最終回となりました。
12ヶ月間、読んでくだった方々ありがとうございます。
いかがでしたか?
季節の移りかわり、自然とヒトとの関係性や私たちは自然界の一部であり住人として、大自然にあらがわず決してコントロールすることなく、共に生きていくことが算命学を通して大切なことだと学ぶことができたらうれしいです。

それでは…
秋分を過ぎましたので、秋も後半になってきました。
今年のカレンダーも残り2

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季節のかんし便り〜9月〜

季節のかんし便り〜9月〜

まだまだ暑い9月です。
朝晩、少しですが「まだマシ」というレベルの涼しさです。
9月の暑さは、こたえますね…
歩いていると、道路や住宅地に植っている木々や垣根の葉があまりの暑さのため、ところどころ茶色に変わっています。自ら動けないだけに、なんとも暑さに耐え忍んでいる姿を見ると気の毒に感じます。

◆9月【白露・秋分・辛酉】*白露(9/7頃)
昔人は、自然界の変遷を鳥に注目して眺めていました。
どの

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季節のかんし便り〜8月〜

季節のかんし便り〜8月〜

じめっとTシャツが身体に張りつくような暑さが続いています。
不得意なアイロン掛けをシャツにして自分なりに満足しても、最寄り駅に着くころには汗まみれになり、同時に化粧は落ちさり「何の時間だった…?」と愚痴が止まりません…
夏に思うことですが、鏡を見ながら「この暑さで一気に5年は老けたわね…」と毎年自分に語りかけています。とっくに寿命がきていそうです…

◆8月【立秋・処暑・庚申】*立秋(8/8頃)

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季節のかんし便り〜7月〜

季節のかんし便り〜7月〜

梅雨は終わったの?まだなの?という時期の7月であります。
暑いですね…
夏好きな友人に言わせると「太陽に下で身体全身、雨に打たれたかのように汗をかけるから夏が好き!」と、イキイキと語ってくれました。
冬生まれの私には、外へ出るだけで塩をかけられたナメクジのように自分の体が溶けるのではないかといつも道の端を歩いています…

◆7月【小暑・大暑・己未】*小暑(しょうしょ)7/7頃
この時期から暖かい南

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季節のかんし便り〜6月〜

季節のかんし便り〜6月〜

「今月で今年の半分も終わりか…」という6月であります。
梅雨の時期、ジメジメとして嫌われる季節かもしれませんが、水性を心にもつ方々は意外と嫌いではないのではないのでしょうか…

私は雨で出かけるのが億劫にはなりますが、結構好きです。
日頃混雑しているようなところは皆さん避けますので案外と人屈みにのまれることはなく、ゆっくたりと過ごせることがあります。

とはいえ最近の水害を考えると、被害にあわれて

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季節のかんし便り〜5月〜

季節のかんし便り〜5月〜

毎年思うことですが、連休を過ぎると5月が終わるのが急速します。
きちんと予定を把握しとかねば、と連休前には考えますがあっという間の5月です。
コロナ禍がすぎ、お子さんをお持ちの方なら行事がポツポツと始まり「そうだった,こんな感覚だった…」と始まった新年度の忙しさが徐々に加速していく時期ですね。
そのような5月を思い出しながらも今月は*立夏*小満に分けられます。

◆5月【立夏・小満・丁巳】*立夏(

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季節のかんし便り 〜 4月 〜

季節のかんし便り 〜 4月 〜

4月は新年度であり始まりの時期でもあります。
新しい環境になることもあるので、ドッキリしたりガッカリしたりホッとしたりウキウキしたりで心がいつもより安定してないかもしれませんね…
これもいい刺激だ、と受取り味わいましょう。

◆4月【清明・穀雨・丙辰】*清明(せいめい)4月5日頃
暖かさが一段と増していきます。
3月と同様に日本の二十四節気にはないですが、初候に「桐始華」(桐の花が咲き始める)があ

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季節のかんし便り 〜 3月 〜

季節のかんし便り 〜 3月 〜

3月は年度末です。
いつもならないような提出物などの締切りや切り替えなどの時期で心も身体もせわしない日常ですね。花粉症でぼんやりしがちですが、うっかりミスに気をつけなくてはならないことが多くなります。

◆3月【啓蟄・春分・乙卯】*啓蟄(けいちつ)3月5日頃
ひなまつりに欠かせない桃の花が咲き始める季節です。
さらに暖かい日が続くようになり、大地はゆとりが生まれてきます。

日本の七十二候にはない

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季節のかんし便り 〜 2月 〜

季節のかんし便り 〜 2月 〜

立春を迎えました。
ということは、算命学ではイコール新年を意味します。
今年一年が皆さまにとってどうのような年になるのか…
楽しみですね。

二十四節気では、ひと月の前半部分を「節」といい後半を「中」と表現します。
2月は*立春と*雨水に分けられます。
ですから、2月4日の立春は“正月節”2月19日を迎える雨水は“正月中”と呼ばれています。

◆2月【立春・雨水・甲寅】*立春 2月4日頃
春の始ま

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季節のかんし便り 〜 1月 〜

季節のかんし便り 〜 1月 〜

新しい年を迎えました。
都内は穏やかなお天気でしたが、どのようなお正月を過ごされましたか?

算命学的には旧暦で季節を数えますので、来月から新年となります。

新型コロナウィルスが世の中に広まり、一年が以前より早くすぎ去るのを感じるのは私だけでしょうか…
もちろん、年のせいだといえばそれまでですが。

たとえコロナウイルスがあなたを苦しませたとしても、大自然は世間の個人的事情とは無情に淡々と季節を

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季節のかんし便り 〜 12月 〜

季節のかんし便り 〜 12月 〜

先月から始まりました“季節のかんし便り”です。
いかがでしたか?わかりにくいところはありましたでしょうか。

季節について、四季・二十四節気などが理解できると大自然の仕組みが少しだけわかり外を眺めるのが楽しみになると思いますよ。

母から以前いわれましたが、ひとは歳をとると不思議なもので「花鳥風月」の花→鳥→風→月の順に自然に季節と共に興味を持つそうです。

若い時はなんら関心がなくても、わざわざ

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季節のかんし便り 〜 11月 〜

季節のかんし便り 〜 11月 〜

算命学は季節変化をとても重要に捉えます。

時間と空間から成り立つものですので、時間の移ろいにより空間も変化します。

古代東洋人は、日常をより自然現象と真剣に向き合っていました。
そうでないと死活問題になるからです。

多忙の中、快適さを常に求める現代を生きる私たちとは環境が全く異なりますね。

◆あなたが生まれた季節の不思議

今回から二十四節気と算命学に必ず登場する干支(かんし)について簡単

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