もふおじ

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20 Best Albums of 2023

 こんにちは。前回の投稿から9ヶ月も経ってしまいました。年間ベストは頑張って書こう、良くも悪くも影響を受けてしまうので、色んな方の年間ベストが出る前に…と思っていたのですが、それも叶いませんでした。今年は何も書いてないので気合を入れて20枚選びました。よろしくどうぞ。 20. Bonny Doon / Let There Be Music かなり好きだったWaxahatcheeの2020年作"Saint Cloud"のバックを務めていたバンドの新作。評判も良かったのでかな

    • 2023年1月〜2月によく聴いたアルバム

      明けましておめでとうございます。2023年も早くも3月になっていました。今年の初めによく聴いたアルバムの記録です。 Brendan Benson / Low Key これは2022年末の聴き逃しアルバム。前作"Dear Life"以上にヒップホップにインスパイアされた…という前情報に一抹の不安を覚えましたが、27分間あっという間に駆け抜ける、ゴキゲンなポップソング集でした。メロウなソウル・バラード"Whole Lotta Nothin"なんて匠のお仕事としかいいようがあり

      • 10 Best Albums of 2022

        気づけば2022年もあと2週間。前回の更新はなんと上半期ベストでした。便所の落書きとはいえ自分で始めたこと、来年は更新頻度を高くしたいです。便所の落書きからベガーズバンケットのジャケ写になれるように頑張ります。それでは、年間ベスト+次点です。 次点 Into The Blue / Broken Bells The Shinsの人とDanger Mouesのユニットによるお久しぶりのアルバムです。Danger Mouse印の渋いソウル風トラックによりThe Shinsのイン

        • 2022年上半期ベストアルバム

           大変ご無沙汰しております。noteを更新したいしたいと思いつつ、気づけば上半期が終わろうとしていました。なんと恐ろしい。ということで上半期ベストは少し多めに20枚選んでみました。長いです。 20. Peter Doherty & Frédéric Lo / The Fantasy Life Of Poetry & Crime The Libertinesとしてのサマソニでの悲願の来日も迫るPeter Doherty、最近住んでいるというフランスの地元ミュージシャンとのコ

        20 Best Albums of 2023

          2022年1月〜2月によく聴いたアルバム達

           一つ前の記事を随時更新したいと書きましたがそんなことをできるはずもなく気付けば3月になってしまいました。世間に目を向けると暗い気持ちになるばかりの昨今です。暗い気分の時こそ音楽を聴きたくなるものですね。サマソニ行きたいなあ。The Libertinesは本当にPeter Doherty(謎のフランス人とのコラボ作が出ますね。バンドはどうした)も一緒に来てくれるのでしょうか。 そんな今年の初めによく聴いたアルバム達です。ほぼ前の記事に出てきてはいるんですが、こちらは実際に聴い

          2022年1月〜2月によく聴いたアルバム達

          2022年 出たら聴きたいアルバム達

           明けましておめでとうございます。聴いてますかThe Weeknd。私は初期のファンにありがちな、暗いマイコーみたいな三部作は好きですが売れてからなんか違うと距離を置き始め、サブスクに入って予算を気にせずアルバムを聴けるようになってから戻ってきたクチなので、波に乗り遅れたというやっかみからあまりのめり込むアーティストではありません。好きですが。 本当は2021年のがっかりアルバムでもあげつらおうかと思ったのですが、年明けからそんな後ろ向きなことをするべきではないと思い直し、

          2022年 出たら聴きたいアルバム達

          10 Best Albums of 2021

          何とか2021年のうちに打つことができました。来年はフェスとか海外のバンドのライブが本格的に復活するかなーと思っていたところでまた変異株。どうなることやら。Olivia Rodrigoは好きだけど流石にティーンエイジャーや職業評論家の方々と同じ熱量では聴けない年頃な人間が今年、好んで聴いたアルバム達です。 次点 Silk Sonic / An Evening With Silk Sonic ご存知Bruno MarsとAnderson Pakk.によるレトロでチャラくてス

          10 Best Albums of 2021

          2021.10によく聴いたアルバム

          2021年も残すところあと2ヶ月。あっという間すぎて軽くひいてます。早いところではそろそろ年間ベストなんかが出てくる頃でしょうか。今年はどうなるんでしょうね。 We Are Scientists / Huffy 覚えていますか、2000年代中盤、所謂ポストパンクリバイバルの括りで出てきた彼らのことを。コツコツ活動を続けて本作は7枚目になります。ポストパンクの鋭角さがなくなり地味なだけのアルバムを連発していましたが、ニューウェーブ風味を取り入れたポップな前作"Megaple

          2021.10によく聴いたアルバム

          2021年8月〜9月によく聴いたアルバム(備忘録)

          一気に寒くなってきました。最近は自分の好きな音楽よりも子供番組の音楽を聴いている時間が長い気がします。ぷしゅっ!ぷしゅっ!。 そんな中、時間をなんとか見つけては聴き漁って活力を得ていたアルバム達です。下記の事情もありますが、時間がないと安牌(=元々好きなバンド)に行きがちで、新しい音楽をディグるのをサボりがちになってよくないですね。 The Rolling Stones / Ladies And Gentlemen 8月25日(日本時間)、Charlie Wattsの訃報

          2021年8月〜9月によく聴いたアルバム(備忘録)

          彼、そしてストーンズのことこんなに好きだったっけっていうくらいCharlie Wattsのことが寂しいです。R.I.P.

          彼、そしてストーンズのことこんなに好きだったっけっていうくらいCharlie Wattsのことが寂しいです。R.I.P.

          2021年7月によく聴いたアルバム(備忘録)

           引き続きバタバタしており、あまりじっくりnoteを書く時間がありません。備忘録として先月よく聴いた/聴いているアルバムについてつらつら書いていきたいと思います。空いている時にポチポチ打っていたらもう8月後半になっていました。恐るべし。Time waits for no one.←(゚Д゚)はぁ? The Wallflowers / Exit Wounds  Bob Dylanの息子の…と枕詞をつけられ続けて早30年、Jakob Dylanのバンドお久しぶりのアルバムです

          2021年7月によく聴いたアルバム(備忘録)

          2021上半期ベストアルバム

           2021年も半分が過ぎたってご存知でしたか。子どもが産まれるなど私生活がバタバタしていてすっかりnoteの更新頻度が落ちていますが、去年考えるのが非常に楽しかったので、備忘録を兼ねて上半期ベストはまとめておきたいと思います。例によって個別の記事にしてる時の点数と順位が合ってないのはなんとかならないですかね。 次点 Ryan Adams / Big Colors 3部作の2作目。バラード主体の1作目に比べてメニエール病から復帰後の軸である泣きの80年代ロック感が強めです。

          2021上半期ベストアルバム

          Razorlight配信ライブ感想

           本当はEasy Lifeのアルバムがいいって話を書きたかったんですけど、書きながら自分の語彙の乏しさに絶望したので、日本に現存する数少ない(多分)ファンとして、Razorlightの配信ライブの話でもしようと思います。まったく根本の解決になっていませんが。  上のTwitterにあるとおりライブは6月2日に配信され、現在もアーカイブのチケットを3000円強で買うことができます(購入後1ヶ月何回でも視聴可能)。洋楽好きとしては配信ライブはアフターコロナでも定着してほしいとこ

          Razorlight配信ライブ感想

          Gruff Rhys / Seeking New Gods (2021) 感想

          総合力高し 超モフモフ獣の一匹Gruff Rhysさんのソロ7枚目。制作は主に2018年から2019年にかけてということで、前作「Pang!」と同時進行みたいな感じだったんでしょうか?相変わらずのワーカホリックぶりです。  印象的なジャケットのとおり、北朝鮮と中国の国境にある白頭山がモチーフといういつも通り独特な着眼点のアルバムですが、最後の曲が申し訳程度にオリエンタルな音階を奏でているくらいで、ソロ作の中では2014年の「American Interior」あたりにも

          Gruff Rhys / Seeking New Gods (2021) 感想

          Paul Weller / Fat Pop (Volume 1) -2021 感想

          老いてなおPOP 最近知ったのですが、「ゆるふわおじさん」なるタームがあるそうですね。書いて字の如くゆるふわな、おっとりして少し天然の入った癒し系中高年男性のことだそうですが、調べててみんな誰かに誉められたいんだな、と闇の深さを感じたのは主に他称ではなく自称で使われる言葉だということです。  何が言いたいかというと、相変わらずPaul Wellerはゆるふわの対極にいるシャカリキおじ(い)さんだということで、前作はコロナによる延期もあったとはいえ、1年を待たずしての新作で

          Paul Weller / Fat Pop (Volume 1) -2021 感想

          Last Days Of April / Even The Good Days Are Bad (2021) 感想

          5月の始めかいっ と発売日を見て誰もがずっこけたLast Days Of AprilことKarl Larssonさん、6年振り10枚目の新作です。エモとして括られていたのも今は昔、 3作前の「Gooey」(2010)以降曲調がどんどん落ち着きを見せ、最近はややもすると地味な作品が続いていました。  しかし本作はその全体的な雰囲気としては近作と地続きの成熟路線ながら、エモからインディーポップへと舵を切り始めた初期(「Angel Youth」〜「Ascend To The S

          Last Days Of April / Even The Good Days Are Bad (2021) 感想