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エッセイのようなハードボイルド小説のような馬鹿息子的テキスト
つらつらと書いていくつもりだがなにも思いつかない、ちょうど一時間後にぴったり締め切りが来てしまう、コーヒーでハイになって、盗んだ猫がどこかへ行ったきり帰ってこないので、キャットフードは案外おいしいんじゃないのかなと一粒たべると糞まずかった、カップうどんでも食べようか、そんなときにチャイムが鳴った、誰だろう、カンカンにおこった編集者ササオかもしれない、ササオは僕の小説の世界観の理解者であるが、締め切
もっとみるスターロードへ繰り出そう
阿佐ヶ谷の暮らしには慣れてしまった。3年前までは特別な街だったが、毎日この街を歩いていると、どこか仲がよぎる親友のような特別というよりはなんでも話せるような存在になってしまった。歩いているとわかるのだ。この街では誰と会っても本心で語れるはずだと。語る、僕はいつものバーで語るのだ。バーテンダーは金曜日の無口なアイツ。
「なあ、なんでシュガーベイブのレコードってあんなに高いんだ?」そう言って僕がアイ