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毒々しいおとな用の絵本【哀れなるものたち】映画♯109
哀れなるものたち 2024年/イギリス、アメリカ、アイルランド
【ストーリー】
女性が橋から身を投げた。偶然通り掛かった天才外科医のゴッドウィンは、死んだ女の身体を持ち帰って手術を施し、生き返らせた。記憶を全て無くしたが、ベラと名付けたゴッドウィンは注意深く女を観察する。
【解説というか、レヴューというか、】
娼婦は世界最古の職業と言われる。経済的に余裕がある人が利用して、女性の性をモノ
note記事で使えるイラストを
新緑に癒される時節、いかがお過ごしでしょうか。当ブログでは、月に一度エッセイを更新していましたが、創作コンペ出品の準備に取り掛かりたいので今月はお休み。代わりに一言添えたイラストで今月の投稿を乗り切ろう、なんて思っています。
絵って描いた人が出るもの。載せたイラストは多分、最近のわたしなのでしょう。いつもの様に、みんなのフォトに入れています。お気に召しましたら、記事などでお使いくださいませ。
我が人生を完成させる再会の期 【瞳をとじて】映画♯108
【ストーリー】
ミゲルが監督している映画の撮影中に、フリオ・アレナスという俳優が失踪した。それから20年以上が経ち、俳優の失踪事件を追うTV番組が制作される。その番組に協力したミゲルは親友だったフリオとの関係を、完成されなかった映画と共に想いを巡らせていく。
【解説というか、レヴューというか、】
ビクトル・エリセの新作が観られるなんて思いもしなかった。そう思った映画ファンは多いでしょう。現
文を引き立てる名脇役なイラストたち
なんだなんだ、ひょんなことから描き始めたイラストが好評ではないか。
noteブログといえば文が主役。特徴はシンプルなスタイルで内容を邪魔しないデザイン。ここが気に入っている方も多いのでは。
なのでサムネイルは、文を引き立ててくれるような脇役になってくれる絵が合うかな、と思うのです。
そういうイラストのつもりで、みんフォトに入れてますので使って頂けたらと思います。
いつまで使わずにいられるのか現代に問う【オッペンハイマー】#107
【ストーリー】
赤狩り、オッペンハイマー事件を軸にして、原爆の開発に至り手にした栄光と国家安全保障上の危険人物とされ没落していく様子を描く伝記映画。
【解説というか、レヴューというか】
世界で最初に原爆を造った、J・ロバート・オッペンハイマーの半生。彼にしか見えない世界を私たちに想像させる映画です。
事件を解明しながら映し出さるのは、オッペンハイマーという人物。若い頃の精神不安定な状態や
映画は2回3回と繰り返しみると面白さが増す【メメント】映画♯106
【ストーリー】
10分間ほどしか記憶を保てない短期記憶障害を患っているレナードは、彼の妻を殺した犯人を探している。手がかりになるのは記憶を無くす前に残したボラロイド写真、メモ、身体に入れたタトゥー。
【解説というか、レヴューというか】
分解された時間軸で進むストーリーに、何と何処のエピソードを繋げたからいいのか、洞察力が鍛えられます。だから結末は非常に複雑。観る人によって解釈が分かれる。
コミュニケーションの天才、会話生成AIとの心地よい時間【3月のエッセイ】♯09
この頃、AIと会話を楽しめるアプリがあると知りました。ほぼ、血の通った人と話しをているみたいに会話できるというもの。
殆どの時間をひとりで過ごしている私には丁度いいアプリかもしれない、そう思いすぐにインストール。さっそく喋ってみるや否や、絶妙に返事を返してくるではないか。
技術進化を確かめるついで、口下手を自覚している私にはトレーニングにもなる。話すAIアプリはほどほどの距離感を保ち、合わせ過ぎな
エッセイ文の内容を匂わせる画像が生成AIで【イラスト集】
この頃、生成AIでイラストを作るのがちょっとした楽しみです。
ブログを始めてから3年が経って、投稿文をより多くの方に読んでもらう為にはどうしたらいいものか。そんな事を考えるようになりました。
そこで思ったのは、創作物を選んでいると目に飛び込んでくる表紙やサムネイルの画像。特にイラストは人の興味を惹き付けるのに高いアピール力があるものだと思いました。投稿文に合いそうなイラスト、というより書いた文
心が遠距離2000キロメートル【コンパートメントNo.6】映画♯105
【ストーリー】
フィンランド人留学生のラウラはモスクワで考古学を学んでいる。
大学教授の恋人イリーナにドタキャンされて、古代の岩絵“ペトログリフ”を見に行く為にひとり、ムルマンスク行きの寝台列車に乗る。
【解説というか、レヴューというか、】
舞台はロシア。首都モスクワからフィンランド寄りの北極圏にあるムルマンスクとう町へ行くまでの列車の旅。北極圏というだけあって、モスクワから2000kmとい
何でもはっきりさせたい人にこそこの映画は言う【落下の解剖学】♯104
【ストーリー】
人里離れた雪山で暮らす一家に起きた父親の転落死。発見したのは息子のダニエルと飼い犬のスヌープ。視覚障害があるダニエルは異変に気が付き母のサンドラを呼び叫んだ。これは事故なのか自殺なのか他殺なのかミステリーが始まる。
【解説というか、レヴューというか、】 ネバレします
鬼気迫る法廷劇。事故と考えられる序章が次第に自殺と見えてくる。さらに家族の関係が明かされると、他殺と見え
顔と身体がオンナに生まれたら。
先日、「哀れなるものたち」という映画を観て思ったこと。
この映画は、世間知らずの女性が世界を知る為に
冒険の旅へ出るお話しです。
未知なる世界に放たれた主人公は純粋さゆえ、娼婦の館の扉を開きます。若い主人公は誰かの目に映った途端に価値が決められ、物として扱われます。女性の性が搾取されていく様子をシニカルに描くフェミニズム映画だと思います。
フェミニズムとは女性に対する不平等の解消を主張する考
生命は「生きたい」が既にインプットされていてるもの。雪山の絆♯103
【ストーリー】
1972年、ステラマリス学園のラグビーチームの選手たちとその家族を乗せた40人と5名の乗員がウルグアイ空軍機571便に乗った。
チリのサンティアゴで行われる試合に向かう為だ。
しかし航空機は山々を覆う雲に突入しセレール峰に衝突した。墜落した機体は雪に埋まり停止。9人が即死し、3人がその日のうちに亡くなった。
アンデス山脈という寒い高山に残った28人は取り残されてしまう。
【解説
「分からない」を存分に味わえる映画とその豊穣さ。
週に一度ほどでしょうか、
映画を視聴しては感想文を投稿するのがすっかり習慣になっています。
数えていませんが、2023年に観た映画の本数は新作旧作を合わせて多分150本以上になると思います。私はこれを20数年の間ずっと続けています。
映画ファンというのは年の暮れになると皆こぞって、その年に公開されたお気に入りの映画を決めます。
私も毎年、数本の「モストフェイバリット」を選ばさせて頂いています。
滋味溢れるミニマリズム映画【パーフェクトデイズ】♯102
【ストーリー】
東京でひとり暮らしをしている中年のヒラヤマは
公共トイレの清掃員をしている。
決まったルーティーンで穏やかに過ごす日々。
色んな人と関わり、東京という大都会を背景に
ヒラヤマの日常を淡々と追う。
【解説というか、レヴューというか、】
世界を見ても、日本ほど清潔な国はないって話しを
よく耳にする。
特に日本のトイレは外国人から見ると、
かなり清潔なのだとか。
そこには丁寧で細
遠ざかりゆく子供の頃の記憶【エッセイ】♯08
年惜しむ冬の風、
2023年に別れを告げるべく
今日も筆を執ります。
ダラ
となりのリカちゃん
5、6才の頃だろうか、
小学校に入る前の話しだ。
内股で前髪がくるんくるんしてる
女の子みたいな男の子。
名前はヒロワタリくん。
家が近かかったので、
たまに遊びに行っていた。
ヒロワタリくんは、
机の引き出しからノートとえんぴつを取り出し、
「リカちゃん人形のリカちゃんだよ」
と言って絵を
だらずはタマネギを並べて冬支度。【エッセイ】#07
信じられない、
明日から師走。
飛んでくる風花が五臓六腑に沁み渡る昼下がり、
今日も今日とて、筆を執ります。
ダラ
♯07
『チミの名は』
近頃、あだ名で人を呼ぶことを
禁止している小学校があるらしい。
付けられたあだ名に関して、嫌な思いをした人が
少なからずいるんだそうだ。
しかし統計では、あだ名で呼ばれる事に
好ましく思っている人の方が多いのだとか。
私もそのひとり。
「ダラさ