最近の記事
映画「荒野に希望の灯をともす」(監督 谷津賢二)に関連して、『私は「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと』(中村哲)を読んで、少し気づいたこと、考えたこと
まず、この著作は、中村哲氏が2019年12月4日に命を落としてから約2年後に出版されたものであるが、内容は、1996年から2009年に出演したNHK深夜便の6つの番組で本人が語った肉声を書き起こしたものに、奇しくも命を落とした2019年12月4日発行のペシャワール会会報に掲載された、本人の「今後の決意文」が加えられたものである。この著作の中に、この点だけはどうしても言及しておきたい発見があった。 用水路建設にかかりきりになっている頃、10歳の息子さんを癌で亡くしていると