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偉大なるクマの歩行録 序文
春からもう何周もしているはずの海外文学の棚で「偉大なるクマの歩行録」という金文字に目が止まったのは、11月も半ばを過ぎて風が一気に冷たくなってきた頃だった。午後3時でも窓の外は薄暗くて、そのぶん蛍光灯がやけにしらしらと眠たい光を放っている。去年まで閲覧室をあたためていた古めかしい石油ストーブはエアコンに取って代わられて、酷かった夏の嵐を100倍に薄めたような、暖かな唸りのなかであなたは身震いをひ
もっとみる2022年に作った/関わった本
2022年に作ったり、イラスト・デザインなどで関わらせていただいたりした本たちです(2022年刊行で、販売・頒布されているもの)。振り返ってみるととても充実した一年でした。本当にお世話になりました!
『コトニスム・ノベルシカ』
今野博信 著(一声社)
デザイン・イラスト・組版を担当させていただきました。
とある大学の男子寮で日々巻き起こるアレコレを鹿目線で語った自治コメディ。実作業は2021年
第1回タグワ国民のど自慢大会
待ちに待った季節がやってきた。島民たちはソワソワ浮き足立ち、仕事も勉強も手につかない。皆気がつけば鼻歌を歌ったり、楽器をいじったり、慌ててボイストレーニングに通いはじめる者もいる。
さあ、タグワ国民のど自慢大会が始まるよ。
9/8 更新:
会場がオープンしました。
エントリー作品はこちらからご覧いただけます。
https://note.com/denpun/n/n229f5586c561
♬第
【ゆる募】大阪⇄別府道中zine
大阪から別府、または別府から大阪道中にフォーカスしたzineを作りたいので、寄稿をゆるっと募集します。
僕は生まれてから30年以上関西で暮らしていて、物心つく前から毎年夏には家族で別府に住む祖父母宅を訪ねていました。車や新幹線を使うこともあったけれど、大抵はフェリーさんふらわあです。大阪南港から別府観光港までの一晩の船旅が、別府のサファリランドや高崎山よりも楽しみだったものです。
一人暮らしをは
「まちのひ朗読舎」のお知らせ
2022年1月から、大阪・中崎町で月イチ朗読イベント「まちのひ朗読舎」を開催しています。
「犬街ラジオ」メンバーによる朗読ライブと、参加自由のオープンマイクの2部構成。お仕事帰りや息抜きに、言葉の路地裏にふらりと迷い込んでみませんか。
次回は2024年5月29日(水)19:00〜です。
第5水曜なのでご注意を。
◉出演者
谷脇クリタ
https://twitter.com/kurita_dp