髙坂庵行@理学博士の作家兼WEBライター兼擬態書道家

理学博士の作家兼WEBライター兼擬態書道家。様々な媒体で記事を書いてます。擬態書道も鋭…

髙坂庵行@理学博士の作家兼WEBライター兼擬態書道家

理学博士の作家兼WEBライター兼擬態書道家。様々な媒体で記事を書いてます。擬態書道も鋭意活動中。Twitter:https://twitter.com/h_carp_104 Instagram:instagram.com/angyo_kosaka

記事一覧

家出

親子喧嘩中高一貫校で男子校。世間一般では、どのようなイメージが思い浮かべられるだろうか。少なくとも16歳の自分には、あまりにも窮屈すぎた。 中学から所属しているサ…

擬態書ー腕に覚えあり

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます 今や絶滅危惧種となったヤンキー。昔のヤンキーは100m先から一見しても分かるなどと形容された。今はといえば、反…

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擬態書ー風変わりな人

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます 風は、不思議な存在だ。地面に落ちた木の葉だけではなく、様々なたとえ表現も吹き流してくれる。 風のように去る…

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擬態書ー足を洗う

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます 一度依存すると、なかなかそこから抜け出すのは難しい。きゅうりのおしんこ、食後のスウィーツ、筋トレ後のプロテ…

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擬態書ー力士

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます 日本の国技といえば、相撲。だが、友人に言わせればそれは認められないという。他の国のように、皆が皆その世界に…

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擬態書ー下町ロケット

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます 自分は技術屋である。技術屋にとって一番の喜びは、今までになかったような、斬新なモノづくりができた時ではない…

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擬態書ーモストマスキュラー

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます 擬態書の成り立ちは、大きく分けて2つある。1つは文字を眺めていて思いつく場合、もう1つは像から文字が思いつく…

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擬態書ー明け暮れる

※この記事は実質無料で読むことができます 今年の頭に、ぼーっと考えていた。ぼーっとしているのに考えているというのも不思議なものだが、自分にはしばしばこういった機…

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擬態書ー吹

※この記事は実質無料で読むことができます いきなり書にはまった。iPadを購入し、書道アプリをインストールしたのがきっかけだろう。 アップルペンシルを用いると、思い…

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コービー・ブライアント

朝目が覚めて、我が目を疑った。 よりにもよって、写真は私が大好きだったオリンピックでのコービー。 悲しいというより、まだ受け入れられていない。そんな錯乱にも近い…

シュレディンガーの猫

重いとも軽いとも区別のつかない歩調で光ちゃんは歩いていた。幼なじみである亮くんの自宅へと向かっている最中だ。 何となく気乗りがしないのは、亮くんと話すのは楽しい…

転職活動

実は転職活動をしていた時期がある。今こう書いているということは、現在は現職のまま。 一体何がどうしてどうなったか。自分の気持ちを整理するためにも、当時を振り返っ…

病名がついた日

名もなきライター(S.Watanabe)さん(https://note.com/namonakiwriter)に影響を受け、自身についても書いてみようかと思う。 影響を受けたとはいえ、いつかは書こうと…

yosukekosakaの事件簿ーそれからー

終えたと思っていた事件。 あれから、自分きっかけではあるが、また動きがあった。 時間が経ってしまったが、書かずにはいられない。 消えないモヤモヤ すべきことは全…

英語とサッカーの意外な5つの共通点

私は昔、サッカー部に所属していた。 今はほとんどする機会がなくなったが、それでも誘いがあればサッカーをするだろう。 今は英語学習に励んでいるが、意外にもサッカー…

yosukekosakaの事件簿ー最終章ー

ついに迎えた最終章。 最後の最後まで戦い抜いた。 最後のタイトルは「グランドフィナーレ」にでもしたかったが、そうはならかった。 設けられた期日 長期戦を視野に入…

家出

家出

親子喧嘩中高一貫校で男子校。世間一般では、どのようなイメージが思い浮かべられるだろうか。少なくとも16歳の自分には、あまりにも窮屈すぎた。

中学から所属しているサッカー部ではキャプテンでありながら孤立。メンバーもほぼ変わらぬまま高校サッカー部となった。

どこから出てくるのかというほど、派手にお金を使い回す同級生。自分の手元には、特別お金があるわけでもない。

それでも、嫌で仕方がないということ

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擬態書ー腕に覚えあり

擬態書ー腕に覚えあり

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今や絶滅危惧種となったヤンキー。昔のヤンキーは100m先から一見しても分かるなどと形容された。今はといえば、反社会的勢力も含めてぱっと見ただけでは分からないような人も多い。

見た目も行動も、ヤンキーは分かりやすかった。主張があれば喧嘩、負ければ勝つまで喧嘩。認め合うことができれば友達に。ヤンキーが減ってきた今の時代、そのような明け透けな関係

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擬態書ー風変わりな人

擬態書ー風変わりな人

※この記事は有料ですが、実質無料で読むことができます

風は、不思議な存在だ。地面に落ちた木の葉だけではなく、様々なたとえ表現も吹き流してくれる。

風のように去る

風の吹き回し

肩で風を切る

文字通り、吹き流れる風をイメージした表現だ。英語表現でも様々な慣用句があるようだ。

like the wind (風のように素早く)

have the wind at one's back (風に

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擬態書ー足を洗う

擬態書ー足を洗う

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一度依存すると、なかなかそこから抜け出すのは難しい。きゅうりのおしんこ、食後のスウィーツ、筋トレ後のプロテインなど、枚挙に暇がない。

そしてそれは、いい意味ばかりとは限らず、むしろ「依存」という言葉を聞くとあまりよろしくない連想ばかりが過ぎる。タバコ、酒、ドラッグ、悪い付き合いなどがその例だ。

中毒性のあるものもあるが、「鋼の掟」で強制的

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擬態書ー力士

擬態書ー力士

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日本の国技といえば、相撲。だが、友人に言わせればそれは認められないという。他の国のように、皆が皆その世界に憧れを抱き、進もうとする訳ではないからだ。

確かに、体格がものをいう世界であり、かつ泥臭いイメージもある。

それでも、江戸時代から続いた長い歴史があり、小学生の時分は相撲に明け暮れたりもした。国技の正式な定義は知らぬが、私の中では紛れ

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擬態書ー下町ロケット

擬態書ー下町ロケット

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自分は技術屋である。技術屋にとって一番の喜びは、今までになかったような、斬新なモノづくりができた時ではないだろうか。

製品そのものが、作り方が、材料が、売り方が。一口に新しいと言っても様々な新しいがある。人によって趣向は異なるが、新しさのもつ魅力はもはや魔力と言っても過言ではない。

新しいを生み出すのに、会社の大小は関係ない。皆切磋琢磨し

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擬態書ーモストマスキュラー

擬態書ーモストマスキュラー

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擬態書の成り立ちは、大きく分けて2つある。1つは文字を眺めていて思いつく場合、もう1つは像から文字が思いつく場合だ。後者の方が、何だか象形文字のような意味合いがあって好き。

急にボディビル のポージングを書として書きたくなった。こんな時こそ擬態書だ。この場合、先に最終形が決まっているので、像から文字を思い浮かべるしかない。

「腕がこうなっ

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擬態書ー明け暮れる

擬態書ー明け暮れる

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今年の頭に、ぼーっと考えていた。ぼーっとしているのに考えているというのも不思議なものだが、自分にはしばしばこういった機会がある。ああでもない、こうでもないと。

ふと、「明け暮れる」という単語が頭に浮かんだ。明けなのに暮れるの?という違和感を感じた。言うまでもなく、日が明けてから暮れるまでずっとという意味だが、いつまでもそれが引っかかっていたのだ。

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擬態書ー吹

擬態書ー吹

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いきなり書にはまった。iPadを購入し、書道アプリをインストールしたのがきっかけだろう。

アップルペンシルを用いると、思いの外心地よく書ける。これなら、通常の書道もうまいこと書けるのではないかと思った。

元々書道は小学校の授業でしか教わったことがない。筆文字がうまく書けないというのが30年来のコンプレックスだった。

「やるなら今だ」という声が聞こえ

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コービー・ブライアント

コービー・ブライアント

朝目が覚めて、我が目を疑った。

よりにもよって、写真は私が大好きだったオリンピックでのコービー。

悲しいというより、まだ受け入れられていない。そんな錯乱にも近い状態のまま、思いの丈を書いてみようかと思う。

コービーとの出会い気がつけば、いつの間にか知っていたという印象だ。

日本からたまにNBAを見ていた程度の高校時代。観るのは好きではあったが、自身が部活をしていたこともあり、そこまで追いか

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シュレディンガーの猫

シュレディンガーの猫

重いとも軽いとも区別のつかない歩調で光ちゃんは歩いていた。幼なじみである亮くんの自宅へと向かっている最中だ。

何となく気乗りがしないのは、亮くんと話すのは楽しいが、いかんせん彼が理屈っぽく、話が長いから。それでも新年の挨拶くらいしておかなければという、ある種の義務感を伴っていた。

家に着くと、亮くんがおもむろに自分の机に向かっているのが見えた。何やら工作をしているようだ。

亮くんは自分の作業

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転職活動

転職活動

実は転職活動をしていた時期がある。今こう書いているということは、現在は現職のまま。

一体何がどうしてどうなったか。自分の気持ちを整理するためにも、当時を振り返ってみようかと思う。

40手前の葛藤今の会社に入ってから12年目。博士課程を終了してからの入社なので、39歳になる。

このくらいの年齢ともなると、自分が管理職に就くかどうかを意識せざるを得ない。現に同世代はちらほらと役職に就き始めている

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病名がついた日

病名がついた日

名もなきライター(S.Watanabe)さん(https://note.com/namonakiwriter)に影響を受け、自身についても書いてみようかと思う。

影響を受けたとはいえ、いつかは書こうと思っていた話。

少しだけ勇気も要るが、自分で自分を振り切るようなイメージで書いてみる。

突如襲われた目眩今から2年前の夏休み明け。

例年と何ら変わりなく、長期休暇明け独特のだるさに見舞われなが

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yosukekosakaの事件簿ーそれからー

yosukekosakaの事件簿ーそれからー

終えたと思っていた事件。

あれから、自分きっかけではあるが、また動きがあった。

時間が経ってしまったが、書かずにはいられない。

消えないモヤモヤ

すべきことは全てした。どこかスッキリとした気分にもなれた。

でも、このままでいいのだろうか。

そんな感情に襲われた。

このままでは、更なる被害者を産んでしまうだろう。自分なりの正義感で、可能な限り関係各所に注意喚起をした。

「依頼者から給

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英語とサッカーの意外な5つの共通点

英語とサッカーの意外な5つの共通点

私は昔、サッカー部に所属していた。

今はほとんどする機会がなくなったが、それでも誘いがあればサッカーをするだろう。

今は英語学習に励んでいるが、意外にもサッカーと共通点があるのではと思いキーボードを叩いている。

「確かに一理あるかも」などと思っていただけたら幸いである。

その1: 基本練習が重要サッカーの練習といえば、ボールタッチやシュート練習が思い浮かぶ。

正直言って、毎日続けるのはそ

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yosukekosakaの事件簿ー最終章ー

yosukekosakaの事件簿ー最終章ー

ついに迎えた最終章。

最後の最後まで戦い抜いた。

最後のタイトルは「グランドフィナーレ」にでもしたかったが、そうはならかった。

設けられた期日

長期戦を視野に入れていたが、相手の対応も相手の対応だし、痺れを切らしてこう告げた。

「給与の支払いについて6月中に何らかの返答をください。払えるのであれば明確な期日を、払えないのであればいつ頃までに払えるのかを回答ください。」

猶予は1週間。「

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