前回に引き続き、インヴェンションの分析の続きです。 生徒「せんせー!」 先生「はーい。」 インベンション1番の分析を続けましょう。 「わたし、このインヴェンショ…
前回に引き続き、インヴェンションの分析の続きです。 生徒「せんせー!」 先生「はーい。」 インベンションの1番、提示部の続きはどうなっているんですか? それでは…
●はじめに …ある日の午後。 先生「はーい」 今日はどうしましたか? 「最近、子供のころに取り組んだJ.S.バッハのインヴェンションを久しぶりに弾いてみたら…」 ほ…
●完成に向けて 来月(※記事の最後をご覧ください。)の作品の全曲初演に向けて、作曲の完成を目指す生徒さん。 おやおや、まだお悩みが尽きませんか 生徒「センセー」 …
●作曲をするということ この連載記事「ピアノ連弾作品を作曲しよう」では、これまで7回にわたって、作曲の考え方や書き方について学んできました。 作曲をする愉しさ、…
●作曲を頑張る。 前回は、転調の方法を勉強した生徒さん。 近親調への転調を勉強しましたが、調子はいかがでしょうか。 生徒「せんせー」 先生「ホイホイ」 生徒「近…
前回の記事では、左手のためのピアノ組曲を書くにあたり、組曲の「前奏曲」を書き始めました。 ではそもそも、「前奏曲」とはどのような楽曲なのでしょうか。 ●前奏曲と…
ある日、J.ブラームスは、右手を怪我してしまったクララ・シューマンのために、J.S.バッハの無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番(BWV1004)の、あの有名なシャコ…
「フォーレ様式のピアノ曲を書こう!」 はじめに こんにちは。eqhor (エコール)music labo Tokyoです。 今回も、作曲のお勉強をしていきます。 どんな音楽を作曲しよ…
●作曲を続けています。 ピアノ連弾組曲の作曲を続けている生徒さん。 生徒「うーん?」 おやおや、また少しお悩みのようですね。 「せんせー。」 「はーい。」 「先生…
●作曲を進めましょう。 コンサートも近くなり、作曲も急ピッチで進めている生徒さん。 「うーん。」 おやおや、難しい顔をしてしまって。また何かお悩みですか。 生徒…
●メロディーを書き進めよう ふんふーん♪うーん。 今日も作曲を頑張る生徒さん。書き進めていますね、関心関心。 でもちょっと、旋律の書き方で迷っているようです。ど…
●伴奏を作ろう! 大切なメロディーを支える、伴奏。 伴奏一つで、旋律が際立ったり、音楽の印象をガラッと変えたりしますので、丁寧に考えていきたいところです。 でも…
●演奏会に向けて 友達とピアノデュオを組んでいる生徒さん。今年の秋の演奏会に向けて、自作自演の連弾曲を演奏したくなりました。 既存の作品はたくさんありますが、自…
「シューマン様式のピアノ曲を書こう!」 はじめに こんにちは。eqhor (エコール)music labo Tokyoです。 今回は、作曲のお勉強をしていきます。 「どんな曲を書こう…
こんにちは。eqhor music labo Tokyoです。 今回は楽曲分析を行いたいと思います。 取り上げる曲について 今回取り上げますのは、この曲。交響詩『フィンランディア』で…
eqhor music labo Tokyo
2024年3月2日 13:36
前回に引き続き、インヴェンションの分析の続きです。生徒「せんせー!」先生「はーい。」インベンション1番の分析を続けましょう。「わたし、このインヴェンションを最後まで弾き終えた時…」●終止のこだわり1「終止まで弾いた時、とても幸せな気持ちになるんです。」とても美しい音楽の終わり方ですよね。終止の直前の和声を見てみますと、シがフラットになっている…つまりヘ長調(下属調)
2024年2月17日 13:48
前回に引き続き、インヴェンションの分析の続きです。生徒「せんせー!」先生「はーい。」インベンションの1番、提示部の続きはどうなっているんですか?それでは今回は3小節目以降の、「推移」について考えていきましょう。●主題の反行3小節目をご覧ください。この作品の主題の形が、上下逆さまになっているのがわかります。この作品の主題の形が、上下逆さまになっているのがわかります。
2024年2月10日 15:01
●はじめに…ある日の午後。先生「はーい」今日はどうしましたか?「最近、子供のころに取り組んだJ.S.バッハのインヴェンションを久しぶりに弾いてみたら…」ほうほう。「久しぶりに弾いてみたら、どの曲も、とてもいい作品だなぁって改めて思いました!」なるほど、小さいころには気づかなかった魅力を再発見したわけですね。「今まで色んな曲を弾いてきたり、色んな音楽理論を勉強してきま
2024年1月27日 14:26
●完成に向けて来月(※記事の最後をご覧ください。)の作品の全曲初演に向けて、作曲の完成を目指す生徒さん。おやおや、まだお悩みが尽きませんか生徒「センセー」メロディや伴奏は決まってきたんですが、連弾では、Primo(第1奏者=高音域パート)とSecondo(第2奏者=低音域パート)、どちらが受け持てばいいんですか??「なるほど。それでは実際の作品を参考にして考えてみましょうか。」
2024年1月23日 15:38
●作曲をするということこの連載記事「ピアノ連弾作品を作曲しよう」では、これまで7回にわたって、作曲の考え方や書き方について学んできました。作曲をする愉しさ、面白さを感じていただけたら嬉しいです。歴史を振り返ると、これまで多くの素晴らしい音楽が生み出されてきましたが、作曲家は一体どのような気持ちで創作と向き合ってきたのでしょうか。例えば、若きF.ショパンは、20歳のころ、腕試しのために
2024年1月15日 21:02
●作曲を頑張る。前回は、転調の方法を勉強した生徒さん。近親調への転調を勉強しましたが、調子はいかがでしょうか。生徒「せんせー」先生「ホイホイ」生徒「近親調以外に転調するにはどうすればいいですか?」●遠くの調それでは、実際の作品の転調例を見てみましょう。次の転調の例は、サン=サーンスのオーボエソナタなのですが、変ロ長調(B dur)からト長調(G dur)に転調している例
2024年1月13日 12:06
前回の記事では、左手のためのピアノ組曲を書くにあたり、組曲の「前奏曲」を書き始めました。ではそもそも、「前奏曲」とはどのような楽曲なのでしょうか。●前奏曲とは前奏曲は、かつてルネサンス期に、リュート奏者が演奏前の指慣らしと、調弦確認を兼ねて行った音出し用の即興的な演奏を起源としています。その後、前奏曲は、規模の大きめな音楽に先立って演奏される、即興性を伴った自由な発想な性格を持つ器
2024年1月6日 12:02
ある日、J.ブラームスは、右手を怪我してしまったクララ・シューマンのために、J.S.バッハの無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番(BWV1004)の、あの有名なシャコンヌを左手用に編曲しました。音源はこちら↓(スマホの方はListen in browserをタップしてお聴きください。)しばらく期間、両手で演奏することができなくなった、大切な人、失意のクララを励ます思いで音符を書く
2024年1月1日 12:00
「フォーレ様式のピアノ曲を書こう!」はじめにこんにちは。eqhor (エコール)music labo Tokyoです。今回も、作曲のお勉強をしていきます。どんな音楽を作曲しようかなぁ。今回も作曲の先生を講師としてお呼びして、実際のご自身の作品を題材に、作曲の書法を教えていただくことにしましょう。今回の先生はなんとこちら!フランスの作曲家、ガブリエル・フォーレ先生です!お忙
2023年12月30日 11:24
●作曲を続けています。ピアノ連弾組曲の作曲を続けている生徒さん。生徒「うーん?」おやおや、また少しお悩みのようですね。「せんせー。」「はーい。」「先生、これ見てください!」曲のスケッチですね。どれどれ。音源はこちら↓(スマホの方はListen in browserをタップしてお聴きください。)素敵なメロディーですが、どうしましたか?生徒「なんだか、ずっとG dur
2023年10月18日 07:50
●作曲を進めましょう。コンサートも近くなり、作曲も急ピッチで進めている生徒さん。「うーん。」おやおや、難しい顔をしてしまって。また何かお悩みですか。生徒「センセー。」●音楽の「流れ」「和声の骨格に合わせてメロディーを作ってみたんですが、どうもギコチナイというか。」どれどれ。おお。これはサラバンドという形式の音楽ですね。音源はこちら↓(スマホの方はListen in b
2023年8月27日 07:31
●メロディーを書き進めようふんふーん♪うーん。今日も作曲を頑張る生徒さん。書き進めていますね、関心関心。でもちょっと、旋律の書き方で迷っているようです。どうしたのでしょう。生徒「センセー。」生徒「これ見てください。」●旋律の作曲この和音の動きにメロディーをつけていますが、どうもしっくりこないのです。小節の中の和音の動きに合わせてメロディを考えているのですが、動機の断片
2023年8月19日 15:42
●伴奏を作ろう!大切なメロディーを支える、伴奏。伴奏一つで、旋律が際立ったり、音楽の印象をガラッと変えたりしますので、丁寧に考えていきたいところです。でも伴奏は、どうやって考えたら良いのでしょう。今回も先生に相談してみましょう。「センセー。」先生「まずは、和声を分散和音にしてみましょうか。」●分散和音「例えばハ長調の主和音があったとして…。」このドミソの音を崩して分散
2023年8月5日 18:38
●演奏会に向けて友達とピアノデュオを組んでいる生徒さん。今年の秋の演奏会に向けて、自作自演の連弾曲を演奏したくなりました。既存の作品はたくさんありますが、自分達だけのオリジナルの音楽を演奏したいなぁ…と思ったわけです。でも、作曲は何から始めたら良いのでしょうか。先生に相談してみましょう。「センセー。」ピアノ連弾の曲を書きたいのですが、何から始めれば良いですか?先生「作曲は、まず
2023年7月29日 17:27
「シューマン様式のピアノ曲を書こう!」はじめにこんにちは。eqhor (エコール)music labo Tokyoです。今回は、作曲のお勉強をしていきます。「どんな曲を書こうかなぁ。」と初めの一歩が難しいのが、作曲。ということで、作曲の先生を講師としてお呼びして、実際のご自身の作品を題材に、作曲の書法を教えていただくことにしましょう。今回の先生はこちら!ドイツロマン派の巨匠、
2023年1月18日 08:10
こんにちは。eqhor music labo Tokyoです。今回は楽曲分析を行いたいと思います。取り上げる曲について今回取り上げますのは、この曲。交響詩『フィンランディア』で知られるシベリウスのピアノ曲集、『13の小品』の第12曲目の『カプリシェット』です。とても独創的な音楽に聴こえますが、一体どのような音組織でできた作品なのでしょうか。作曲者についてダンディな髭と寝ぐせの