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つかれたときの体調管理

昨日の朝は体調がわるいと言うほどではないが、あんまりいい感じじゃなかったので、昨晩はなるべく自分をいたわりいたわり過ごしてみた。週末に心身のメンテナンスの時間を取れなかった場合の対応策を考えてみようと思いやってみたが、今朝は花粉症による鼻水が止まっているので、うまくいったのかもしれない。やってみたことをご紹介。


夕食にあたたかいスープを飲む

最近はすこし暖かくなってきたので、夕食に温かいものをあまり食べていなかった。内臓を労れるかなと思い、インスタントだけどスープを飲んだ。これが寄与したのかは明確でないが、今朝はかなりお通じが良い。


香りの良いボディソープを使う

ふだんは無香料のボディソープを使っているが、以前友人にもらった香水屋さんのボディソープを使った。香りで自分を労るという方法を知ったのは、ジェーン・スーさんの本で。

 こんがらがった彼女の心の塊を、瞬時に解きほぐす手立てはない。少しずつ少しずつ、自分で気づいていくしかないだろう。いまはとにかく、疲れた心とカチコチになった体を休めてほしい。
 「今日は、お高めのバスソルトを買いなさいよ」
 そう彼女に伝えると、不思議な顔をされた。入浴が問題を洗い流す訳ではないことは、私もよくわかっている。でも、「ああ、いい香り」とか「あたたかくて気持ちいい」とか、明るい気持ちになる瞬間を作ることは、暴飲暴食よりずっと自分にやさしいよ。

ジェーン・スー『おつかれ、今日の私。』(2022)


スキンケアをサボらず最後までやる

仕事を休むほどの状態になってから気づいたが、疲れていたり、メンタルがよくない方向に行き始めると、わたしが真っ先にサボるのはスキンケアのようだ。1日サボると、何日かサボってしまい、なかなかフルセットに戻ることができない。日曜の夜にサボったら、翌朝は顔が乾燥してピリピリしたので、しっかりフェイスマスクをする。また、そこで終わらせないでフィニッシュの美容液までいく。今朝は顔が痛くない。


ストレッチ

毎日風呂上がりにやっていたが、日曜の夜は早く寝たかったのでサボった。フォームローラーを使って脚を下から上の順にほぐした後、上半身のリンパ節をほぐす。日曜は久々に一日中歩き回って脚が疲れていたので、ストレッチ後は、なにか悪いものが流れ去った感覚がいつもより強かった。やってよかった。


シンクをきれいに洗う

ストレッチまで終えると、あとは寝るまでフリータイムとなるのだが、昨日はシンクの曇りが気になった。明日できる家事は今日しないこともできたが、きれいになったシンクを見ると気持ちがよかったので、結果オーライ。おしゃれ着の洗濯もやってしまおうかと思ったが、明日着る服がないわけではないのでやめておいた。


ハーブティーを飲む

風呂上がりは水を飲んでおわりなことが多いが、温かいものを取り入れようと、寝る前にHARNEY & SONSのラズベリー・ハーバルを飲んでみた。酸味があり爽やかなので、風呂上がりでもホットで飲みやすい。これも寄与したのかは明確でないが、前述の通り今朝のお通じはかなり良かった。


手を保湿する

これもふだんから毎日やっていたのだが、数日前に手の保湿クリームがなくなってからサボっていた。少しサラッとしているけれど、ボディローションがあったので、今後の就寝前の保湿用にベッドサイドに置いて、塗ってから寝た。


早く寝る

早く寝ようと思っても早く寝れないのが常だったが、昨晩は自然と眠気が来た。やっぱり疲れていたんだね、おつかれさん、と思う。夕食時にまた『光る君へ』第11話を見たので、ベッドに入ってからも #光る君へ ないし #光る君へ で検索してしまったが、これはいかん、と思ってスマホを置く。どうやったら寝れるんだっけとしばらく考えていたが、ふと手を胸に置いてみた時、ヨガの完全呼吸ってのがあるな…と思い、そこから眠りの中へ。


こうしておさらいしてみると、疲れていても普段からやって効果を感じているセルフケアをやりきる、夜に温かいものをとるのがポイントなのかなと思えてきた。


主治医からは「行動活性化」という認知行動療法の技法のひとつについて話をされたことがある。人は疲れると、活動量を減らして体力や気力の回復に努めようとするが、単に休むことでは回復の効果があまり得られない場合は、実施後に自分が「やってよかった」と思える活動をしてみるというものである。始める前は面倒だ、億劫だと思っても、やり続けることで意欲が出てくるらしい。


わたしの場合は、体調を崩してからジムに行けなくなってしまっていた。運動をすると気持ちが爽快になるのが好きで、週に3~4回も通っていたのに。行ってみようと一度は考えても、体力が低下しているので運動をしたらものすごく疲れてしまうのではないかと思い、不安になって、直前に予約をキャンセルすることが続いた。


その時に、行動活性化の話があった。医師の言葉を信じて、体力への不安と億劫になってしまった気持ちをなんとか抑え込んで、いざジムに行って運動をしてみると、運動はやっぱり気持ちがいいことを実感した。それからもしばらくは、予約日が近づくとおっくうな気持ちが出てきたが、数ヶ月経った最近はなんなくジムに行けている。ただ、頻度は以前より減らして週1に。それなりの強度でやっているのに、週3~4では筋肉の回復が追いつかないよな、とそこは冷静になった。


スキンケアやストレッチ、手の保湿は、やってしまえば自分にとっていいことしかない。肌は潤って痛くないし見た感じが良くなる。ローラーに乗るだけでで体がスッキリする。いずれも数分しかかからないのに、少し疲れているとわたしはそれらを避け始める。やらない方が自分にとって望ましくない状態(肌が痛い、全身が重い)になることを想像できなくなり、それらの活動を数分実施するための労力のほうを惜しみ始める。ほんの些細なことのように思えるけれど、認知の歪みがそこにはある。


セルフケア下手だとは思っていたけれど、「行動活性化」に当てはめることで、なんで下手なのかを自覚できた気がする。「やってよかった」と思えるものはやればいい、「やってもよくなかった」ものはやらなければいい、という至極シンプルな判断基準なのだが、これができていなかった。活動を避けて休むことは必ずしも善ではない。反対に、ジムで運動すれば爽快なはずと思い込んで、運動しすぎると体は疲れすぎて逆効果にもなる。活動後の自分の体と気持ちを観察し、それらがどう応答するかを見極めるのが大切なのである。


意識的に振り返るためにも、日々のやってよかったことを記録してみたらいいのかななんて思う。自分の気持ちを振り返ることは小っ恥ずかしくて、日記などは残したくないと思っていたが、健やかに生きていくために、試してみてもいいかもね。

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