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思考の抽出と感情のワーク

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手を動かしながら考えるだけ考え抜く、そんな日常です。
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2020年7月の記事一覧

自分の可能性を信じるポジティブさを失った分、他人を信じてバランス感覚を保っている事にネガティブさは感じない。

自分の可能性を信じるポジティブさを失った分、他人を信じてバランス感覚を保っている事にネガティブさは感じない。

 タイトル以上に説明する事なんて本当は無いから、ツイートでもすれば済む事なんだけれど、自分の記憶にも残らない流れていく呟きより、見返す事がなくても蓄積されていく日記に残す感覚でnoteを綴る。
 それでもnoteのサービス提供がある日突然終わったらこれも消えるのかと思うと、人に支えられている実感を感じざるを得ない。

 それはさておき。

 20代半ばくらい?はっきりとしないけどそれくらいまでは、

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夜と霧

夜と霧

 これから生きている間に、戦争に巻き込まれる、関わるようなことってあるのだろうかと考える。
 戦時中に生まれたアートや文学に思いを馳せるのは好きだけれど、それは同じ過ちを二度としたくない気持ちと、日常ではありえない心理状態に興味を引かれるからと、凄く奥深そうで、凄く浅い人間というものが好きだからかもしれない。

 夜と霧の中で、ナチスのアウシュビッツ収容所をはじめ、ナチス下の収容所を生き延びた精神

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ハンコ注射は皆にもあるから自分も気にならない、みたいな思考停止と同調圧力の傷を舐めて生きる期間は短い方がいい。

ハンコ注射は皆にもあるから自分も気にならない、みたいな思考停止と同調圧力の傷を舐めて生きる期間は短い方がいい。

 ふと着替えてる時にハンコ注射の跡が見えて、そういえばこれって何のために打つのかとか、打つことによる跡が残ることとか、幼心に説明されたっけな、取り合えず皆打つのか、程度の記憶しかないなと思い出す。

 で、改めて調べてみるとそれは結核から10年程度自分を守る為のものだったと知って、なるほど納得した。唯、その時に結核がどれくらい怖い病気かとか、そういう説明は無かったのかなーどうだったのだろうと思う。

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文脈のアート、と呼ぶにもアーティストが可哀想だなと思いつつ、色んなものが再構築されそうな「盗めるアート展」

文脈のアート、と呼ぶにもアーティストが可哀想だなと思いつつ、色んなものが再構築されそうな「盗めるアート展」

 ふらっと立ち寄ったものの、密な住宅街という新鮮な景色以外は収穫がなく、盗まれた後のギャラリーが見られなかったのが非常に残念。

あまりにもあっけなく、かつつまらない終わり方と内容だったので(参加者の「盗む」という行為が)、残念だけれどまあ良いや、くらいに思っていたら意外と沢山の議論を読んでいて興味深い。

 新しい試み、という点においては失敗も含めて、大きな話題になった事は素晴らしい。参加者が盗

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マイノリティでもなくマジョリティでもなくオープンな空間で輝く【サイニングストアnonowa国立店】

マイノリティでもなくマジョリティでもなくオープンな空間で輝く【サイニングストアnonowa国立店】

 珍しく仕事関係の話。先日6/27に国立駅前にOpenした「スターバックスコーヒー nonowa国立店」のオープニング話。Newsにもなっていた通り、ここは「サイニングストア」という、8割程度のPTRさん(スタッフ)がDeaf PTR(聾者)のお店。

 いやはや、設備の凄さは驚いたもので、内から見ても外から見ても、Deaf PTRさんの働きやすい新システムや設備を導入できたのは改めて素晴らしい!

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和敬静寂と御馳走と。

和敬静寂と御馳走と。

 お客様をもてなす為に、お客様が喜びそうな食材を駆け走り回って集めて料理を用意したという事から生まれた「御馳走」というお言葉。
 御馳走と呼べるようなおもてなしは、現代に果たしてどれだけ息をしているのかと思いつつ、プレゼント選びに駆け回るのも御馳走かなぁ、ちょっと違う気もする。

 それと同じくらい最近気になるのが、茶道において欠かせない和敬静寂の精神。

和:お互いに心を開き、仲良くする
敬:互

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