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思考の抽出と感情のワーク

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手を動かしながら考えるだけ考え抜く、そんな日常です。
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#価値観

「想像力の無い奴はしね」という裏テーマに心から満足出来た2020年(今年の振り返り)

「想像力の無い奴はしね」という裏テーマに心から満足出来た2020年(今年の振り返り)

 死ねという言葉は人を傷つけるので、こうした場で題名にするのもなんだか嫌だけれど、2020において自分にとって最高の言葉だったのでひら仮名というオブラートに包みつつ、2021も引き続き裏テーマになりそうな気がしている。

 「想像力の無い奴は死ね」という言葉の出自は蜷川実花さんの映画「ダイナー」での主人公の台詞。原作にはない台詞らしく映画オリジナルとの事で、蜷川節を受け継いでるなぁとつくづく実感し

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多様性という言葉をよく聞くようになった分、矛盾する言動の多さに辟易する

多様性という言葉をよく聞くようになった分、矛盾する言動の多さに辟易する

 LGBTQといったジェンダー平等から技能実習生の外国人労働問題への提言、はたまた好きな事で生きていくといった言葉に象徴される、生き方は多様で良いとされる価値観。

 そうした事が社会に認識され、論争の議題に上がるようになってきた事は実に好ましい事だ。私たちが就活をしていた5年前に、グループ面接で「あなたの大切にしている価値観は?」と聞かれて「多様性を尊重し、威厳を保ちながら適度な距離感で受容する

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無知が生む差別

無知が生む差別

 以前、「知識という価値観」という記事の中で、知識がある人は相手の人格ではなく行動に着目し、自分が反応する選択肢が増えるという旨を書いた。突発的に反応する時に人は価値観(≒知識)で動く事が多い。

 今日、移民を乗せた船が沈没したというニュースを見て、ふと自分が書いたその記事を思い出した。船が沈没して、何人もの人が亡くなるというのは日本においてはまずあり得ない出来事だけれど、難民の多い国では年間1

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”固定観念を守る”時代が終わった。新しい価値を創り、感じ続ける為に出来る事を考える。(ズームバック特別編。オードリータン×落合陽一氏の対談を見て考える事)

”固定観念を守る”時代が終わった。新しい価値を創り、感じ続ける為に出来る事を考える。(ズームバック特別編。オードリータン×落合陽一氏の対談を見て考える事)

 台湾の国民は「投票=ワクワクする事=祝祭」と捉えているとオードリー氏が話されているのが印象的だった。クァドラティックボーティング(二乗投票)や民主主義が生きたテクノロジーであるという話に改めて驚かされつつ、何よりもその国民性に憧れを覚える。
 

 「変わり続ける事」の大切さは、ダーウィンの進化論からコロナ禍の政治経済に至るまで、変わる事のない原則だと思う。テクノロジーが民主化され、限界費用がゼ

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今に情熱を

今に情熱を

 今朝、山里亮太さん×蒼井優さんの電撃結婚でテンションが上がり、記者会見が楽しみで仕方ないです。

 お二人の事をよく知らない私が何故テンションが上がったかというと、世間の反応が面白かったからです。「美女と野獣婚」とか「なんで山ちゃんが!?」みたいな反応ばかりでした。メディアの露出がある人は、TVのイメージが全てで語られるし、そこに一切の違和感を持たない世間が面白かったです。

「山里亮太」本人を

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『何者か』でなくても良い

『何者か』でなくても良い

 どんなに良いものを作っても、どんなに良いものを発信しても、『何者か』でないと届かない事って多分にあると思います。

 同時に、何者でなくても、良いものが誰かに届けば『何者か』になり得ると思います。

 まあどっちもありでケースバイケースですね。世の中の事で二者択一の事なんて殆どありません。ただ個人を発信できる事が容易なこの時代に、『何者か』になることが目的化している事が多くなってしまう危機感を覚

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