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【ニュース感想文】楽天G、フィンテック事業再編に向け協議開始-10月目指す

こんばんは!
隠れ楽天ポイント活動家の小栗義樹です。

本日はついに、楽天に関する記事を題材にニュース感想文を書こうと思います!

題材はコチラです!

楽天G、フィンテック事業再編に向け協議開始-10月目指す

楽天は、少し前までニュースで騒がれていましたよね。最近は少し落ち着いたように思いますけど、実はまだ、ピンチであることに変わりはありません。

少しだけ解説しておきますと、楽天は経済圏を持っているのですが、その経済圏がデバイス事業をやっているNTT、KDDI,SoftBank(通称:キャリア大手3社)に脅かされています。そこで楽天はこれらの企業に対抗するため、楽天モバイルをはじめました。

楽天が手掛けているサービスを、楽天のデバイスから利用してもらえるようになれば、キャリア大手3社と同じ条件を作れるため、経済圏を守ることができます。

ところが、モバイル事業は初期投資が膨大です。楽天はその初期費用を社債で賄おうとしたのですが、残念ながら現在も赤字の状態です。

社債は償還しないといけません。要するに、期限がきたら返済しないといけないわけです。

その返済期限というのが、2024年・2025年・2026年の3年で、返済額はトータルで9,600億円になります。今年は1,000億とかで、来年再来年で3,000億とかの返済が始まるんじゃなかったかなと思います。

そんなわけで今楽天は、返済するためのお金を工面すべく、楽天経済圏を組むグループ会社の株を売り、お金を作っています。

楽天銀行や楽天証券は、すでに売りに出された状態で、もしかすると楽天経済圏から外されるのかもしれないなんて事を言われていました。

楽天としては、楽天カードと楽天市場を売りたくないわけです。この2つのサービスは相乗効果が高く、大きな利益を上げています。また、楽天ポイントによって会員を増やし続けているため、今なお成長の可能性が高いサービスだったりするわけです。

ざっくりしていますが、この流れが把握できると、今回の記事が読めるのではないかなと思います。

フィンテックとは金融とテクノロジーを掛け合わせた造語です。すごく端的な言い方をすれば、楽天カード、楽天銀行、楽天証券などの金融部門をフィンテックによって一緒くたにしてしまおうという方向性を打ち出したということになります。

理由は明確で、来年再来年に待っている社債の償還のための施策です。グループ統合し、各サービスの行き来を簡単にし、テクノロジーによって便利な機能を付与してしまい、金融分門の時価総額をあげてしまおう!というのが楽天の作戦なんだと思います。

例えば、今までは別々のアプリだったものを1つのアプリにしてしまうとか、楽天ポイントを簡単に資産運用に回せるようにするとかですね。楽天経済圏に触れている人たちからすると、便利になるに越したことはないですし、カードは持ってるけど銀行口座は持ってないという人も、インターフェースが整えば使う可能性があるわけです。

便利にすることに成功すれば利用者は増えます。利用者が増えれば価値が上がります。価値が上がれば株の値段が上がります。欲しい人に売ればお金になります。

楽天はこれで、社債の償還と現在課題となっている楽天モバイルの利用者増を狙うつもりなのだと思います。

使い勝手がよくなれば、モバイルを利用する意味も出てきますからね。

僕はこの記事を読んで、うまくいけば便利になるからいいよねーと思いつつも、再編統合までスムーズにまとめられるのかどうかはわからないよなーとも思っています。

楽天銀行や楽天証券って、現在は楽天完全支配じゃない状態なので、誰かが嫌がると話は拗れる可能性は十分にあるんですよね。

それこそ、みずほ銀行なんかは土壇場で渋る可能性があるんじゃないですか?みずほは絶対、楽天の金融部門を独占したいはずですからね。

今後の展開については予想できませんけど、個人的には楽天には頑張ってほしいなと思っています。楽天があることで、世の中が便利になっていて、社会が少しだけ豊かになってることは間違いありませんから。

むしろ楽天には、既存のサービスの点検や見直しに注力してほしいと思っているので、今回のフィンテック事業再編は、個人的には嬉しく思っています。

これからの楽天の活動に注目です。引き続きニュース記事を追いかけていこうと思っていますので、なにかわかったらまた共有させてください。

それでは本日はこの辺で。
また明日の記事でお会いしましょう!
さようなら〜

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