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幻ノ月音
2024年4月23日 23:20
ご紹介いただきました!文学イベント東京に委託で参加予定です。よろしくお願いします。参加サークル:名も無き堂|文学イベント東京(スモール) @agL9HKKaqfnKkV0 #note https://note.com/heywood/n/n76f5fc6bc343
文学イベント東京(スモール)
2024年4月23日 18:45
文学イベント東京 参加サークル 「名も無き堂」の紹介ページです。名も無き堂様は普段は読書会を開催し、小説や詩の創作もされています。■ 「彼女たちの世界は」同じ専門学校の同期生だった夕星の彼女に憧れ以上の想いを抱き初めていた「わたし」。卒業と同時にその感情ともさよならするはずだったのに、その人が自分のアルバイト先へやってきた!最後の思い出に二人で記念写真を撮ってくれないかとお願いしようと
2024年4月23日 14:45
手を繋ぎたいと言ったら、手を振りはらわれた手を貸そうかと言えば、手出し無用と断られ手を尽くすように僕は、手短に、手心を加えようとするそれでも彼女は手酷く僕を袖にして、手のひらを返すばかりどうやっても僕たちは手違いになる彼女に、手前味噌ばかりで手の内が見えない手遅れなのだと言われた彼女を手放したくなくて、僕が思わず手を掴むと首をしめないでと言われる怖いこと言わないでくれよ、手首じゃ
2024年3月23日 12:37
今日は散々な日だった。 電車で高齢者に席を譲ったら、怪訝な顔で断られ、スーパーで店員さんを呼んだら無表情な顔で指示された。独身だというと可哀想な目で見られるし、一人でいると男が猫なでな声で寄ってくる。 荷物が重い、歩き疲れて足が痛い。体が弱い親のために、買い物はずっと私がしている。ヤングケアラーという言葉を知ったのは最近だ。切れやすく、感情のまま暴れ、ひとの話を全くきかない。介護や認知症の身
2024年3月1日 11:01
おめでとうおめでとうご祝儀にたくさんの言葉の花束を贈るおめでとうおめでとおめ声がでなくなった心が枯れて根が腐る渇いた土と子種なし花になにができるというのか蓮に憧れたわたしは泥の中で溺れて消えていく信じることをやめたときわたしを繋ぎ止めたのは風薫る、寄せてはかえす思い出とふたりよりひとりで感じる心地よさ望郷の愛しさがつのり、目に浮かぶ刻み込まれた傷痕が疼くとき笑
2024年2月25日 20:32
雪溶け水の泥の中からやっと探しあてたぼくの目玉サイズの小さな石ころ手触りだけがいいだけのつるりとした丸い石それを投げてみたらカランカランと空っぽの音がした猫の額いほどしかないせまいうちの庭に雪の重さで腰の曲がったナンテンの木が一本あるお父さんがナンテンの苗を買ってきてシャベルでサクサク掘ってそこに土をかぶせて植えたんだ家族のためにって赤い実が雪の重さにたえかねてゆさゆさ揺れて