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「自由」を創る 福沢諭吉

「自由」を創る 福沢諭吉

今回は最近読んだ福沢諭吉を題材にした本の紹介をしたいと思います。
この本は、図書館の児童向けのコーナーから借りた本ですが、比較的簡単に読むことができました。

福沢諭吉さんは、一万円札のイメージが
強いと思います。
タイトルにある「自由」を創るというのは、
お札のイメージしかなかったので、
とても意外です。

まずは、福沢諭吉の生まれた時の時代背景

福沢諭吉は天保5年12月12日(現在の暦で18

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のんきなジョナサンの冒険第22章の感想

のんきなジョナサンの冒険第22章の感想

第22章は、島の学校で行われた卒業式に遭遇した少年が、参加した保護者の女性から
この島の教育に関する話をきいた場面。

イベントでは、学生の前で島の議員が祝辞を述べていました。

女性は、「祝辞は子どもたちが学校で学んだ事と完全に矛盾する、、、。」と話す。

議員は、「人は自由意思や個人的な責任感によって、、、、。」と演説を始めましたが、

それを聞いた女性は、

「自由意思?学校は強制そのものじ

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のんきなジョナサンの冒険第6章の感想

のんきなジョナサンの冒険第6章の感想

第6章のストーリーは、
家を解体してる作業員を悲しげに見つめる
白髪の女性に出会うところから始まります。

女性が見つめる先にある家を
「誰の家ですか?」と少年が聞くと、
女性は、
「私の家だと思っていたんだけど。」
「この島では、役所はいつ、何を、何のために、どう建てるか一々口に出すの、そうかと思うと、今度は取り壊せと命令、、、、
きちんと固定資産税を払っていれば、払えないとすぐに追い出されてし

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のんきなジョナサンの冒険第4章の感想

のんきなジョナサンの冒険第4章の感想

第4章のストーリーは、
泣きながら抱き合っている女性と3人の子どもたち、その近くにいる違う農家の男性に出会い、女性と男性のやり取りをみて驚く少年の場面を書いたお話です。

女性は農家を営む旦那さんが食糧管理警察に
逮捕されてしまったと話し、少年が罪状を聞くと「作物を作りすぎたことが理由」

食糧管理警察はどのくらい作物を作り、どのくらい売ったらいいかを申し渡した。作物がたくさんできて価格が下がると

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のんきなジョナサンの冒険第2章の感想

のんきなジョナサンの冒険第2章の感想

第2章はたどり着いた島で働くきこりの話。

突然目の前で逮捕された女性を少年がみて、
何事かと驚く少年。

この島では木を切るのに100人もの人々が
棒を使って叩き、1か月近くもかけて作業していました。
それに対して、女性が斧を発明し数時間で木を
切ったことで、
「仕事をおびやかした」として捕まりました。
少年は自分の島では、斧やノコギリで誰でも木を切れるし、木から舟なども作っているので、なんで便

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おすすめの本を紹介します

おすすめの本を紹介します

今回は最近知人に紹介していただき読んだ
「のんきなジョナサンの冒険」
という本の感想を聞いてみました。

この本は、ホノルルのハワイ・パシフィック大学で経済学の准教授および起業家精神センターの所長を務めているケン・スクールランドさんが書いた本で日本語に翻訳されたもので、
日本ではほぼ馴染みがありませんが、
世界では広く読まれているようです。

スクールランドさんは、どういう方かというと、米国際貿

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均衡財政と公会計 子どもにツケをまわさない 

均衡財政と公会計 子どもにツケをまわさない 

今回ご紹介する本は公会計研究所の吉田寛先生が書いた「均衡財政と公会計」という本です。
公会計や均衡財政という言葉はなかなか聞き覚えがないと思う方が多いのでは?
調べてみると以下のような説明でした。  
均衡財政とは... 収入と支出が均衡をたもっている財政のこと。
公会計とは... 公会計は民間企業ではなく、国や地方公共団体で行われる会計のこと。

ここからは、本の内容を一部紹介します。

①会計

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おすすめの本を紹介します

おすすめの本を紹介します

国家のシロアリ
復興予算流用の真相  著者 福場ひとみ

この本はタイトルの通り、東日本大震災に使われた復興予算の使途について詳しくまとめられた本です。

この本の前書きは、
2013年10月15日に当時の総理大臣をしていた安倍晋三元首相の国会議事堂本会議で語った
復興に向けた演説で始まります。
前年に発覚し民主党政権を揺るがした
「復興予算の流用問題」から1年あまり、
二度と予算流用を許さないと

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おすすめの本を紹介します

おすすめの本を紹介します

こんにちは!
今回は最近読んだ本で、
とてもおすすめの本があったので
ご紹介いたします。

ミーゼスの栄光,孤独,愛
マルギット・フォン・ミーゼス
村田稔雄(訳)

この本を書いた方は、
世界的に有名な自由主義経済学者
ルートヴィヒ・フォン・ミーゼスの
奥様であるマルギット・フォン・ミーゼス

ミーゼスについては、
自由への決断
ヒューマンアクション など、
沢山の本がありますので
ぜひ読んでみて

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隷従への道

隷従への道

日本税制改革協議会(JTR)が発刊した『隷従への道』を紹介します。

著者フリードリヒ・A・ハイエク

ハイエクは20世紀を代表する自由主義の経済学者で、オーストリア学派で、ノーベル経済学賞も受賞しており、経済学に重要な貢献をしました。
主な著書としては、「隷属への道」や「貨幣発行自由化論」などがあります。
ハイエクの主張は簡単に言うと、

「社会主義の計画経済は選択の自由を奪う」

「国が計画を

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税金下げろ、規制をなくせ     

税金下げろ、規制をなくせ     

この本を読んだ感想と小話です。

コロナウィルスが流行りだし、「世の中が何かおかしい!」と思った人は多いと思います。
そんな中、陰謀論なるものが大流行!
国民の不安に陰謀論が寄り添い、「大富豪に支配されているから」だの「国民は奴隷だ!」とかだの、ネガティブなYouTubeや本がヒットしました。
しかし、この本の著書である渡瀬裕哉さんは、とてもそんな陰謀論者とは異なり、冷静かつ淡々した視点で現代社会

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