白河静夜 シラカワシズヤ

Note をご覧の皆さん、はじめまして。 幼少の頃より怪談の世界に興味を持ち、水木しげ…

白河静夜 シラカワシズヤ

Note をご覧の皆さん、はじめまして。 幼少の頃より怪談の世界に興味を持ち、水木しげる先生をリスペクトする、自称〃おばけ評論家〃です。 釣り取材記事やコラムの執筆経験あり。モノカキを夢見るアラフィフ世代。 ゲゲゲの宅建士。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介 こんな機会をずっと待っていた (訂正)

noteをご覧の皆さん、こんにちは。白河静夜と申します。 2023年9月から「怪談エッセイ」を掲載しています。 改めて、ここでは自己紹介をさせていただきます。 プロフィール白河静夜(シラカワシズヤ)  1968年東京都生まれ。 にっかつ芸術学院 シナリオ科中退 なぜnoteを始めたか その答えはズバリ、モノ書きを目指していたからです。  中学生の頃から書くことに興味を持ち、何かと創作活動に励んでいましたが、なかなか思うことが形にならない。そのうち月日はだいぶ流れ

    • 眠れぬ夜のために ーおばけ評論家が贈る実話怪談ー

       2022年からこのサイトで投稿を始めた。  その一番先に投稿したのが、 「実録怪談エッセイ ちょっとコワくて不思議な話」 だった訳だが、これは自分や母親、あるいは身の回りで起こった体験談などを、怪談をテーマに綴ったものである。それなりの数の方々に読んでいただけたのは、感謝の言葉に尽くせない。  さて、今回新しい投稿をしてみる。そのテーマは以下のようなことである。  投稿したい怪談記事はまだまだあり、ここにいくつかの怪談記事をリンクすることにした。私自身ではないが、実話とし

      • 怪談すさびの夜話 第一回 怪談実話集        心霊体験談

        はじめに

        有料
        300
        • 百合なる小説の、書評らしきものを書いてみた その2

           前回の続きである。その1を読んでいただいた方たち、本当にありがとうございました。嗜好性もあるので、あまり人気はありませんが(笑)、再びこの記事を覗いていただいた方、重ねてサンキュー、ベリーサンキューであります。 「猫背の王子」  自らもレズビアンであることをカミングアウトしている作家、中山可穂のデビュー作である。  小劇団に所属する劇団員ミチルの破天荒ともとれる日常を、性描写を織り交ぜながら描いた秀作。  とにかくミチルのキャラクター性が生きている。余計な説明を省き、破

        • 固定された記事

        自己紹介 こんな機会をずっと待っていた (訂正)

          「遊星より愛をこめて」ウルトラセブン幻の第12話、放送禁止がもたらしたもの

           特撮番組「ウルトラシリーズ」がテレビで放送されたのは1960年代のことである。怪獣ヒーローものとして、今なお創作され、そして昭和男子なら皆が好きだった、こんなに素晴らしい特撮作品が制作されていたのが、今からおよそ60年も前であったことに今更ながらに驚く。  一作目の「ウルトラマン」で特撮怪獣ヒーローものというジャンルを円谷プロが確立させた訳だが、次作「ウルトラセブン」は敵が怪獣から星人に代わった、というのが大きな特徴であった。「バルタン星人」は恐らく誰もが知っているその代表

          「遊星より愛をこめて」ウルトラセブン幻の第12話、放送禁止がもたらしたもの

          話題になった本の、書評らしきものを書いてみた。「近畿地方のある場所について」

           出版社KADOKAWAが主催する投稿サイト「カクヨム」にて、圧倒的なプレビュー数を記録して注目され、書籍化されたホラー作品だ。  本編は、タイトルにある通り、近畿地方のある場所をめぐって起こる不気味な出来事や事件についての真相を、ルポタージュ形式で展開する内容となっていて、小説ではないが、それ故、書かれていることがあたかも本当にあった出来事のような錯覚を覚える。  「やまにきませんか。かきもあります」の謎の返信のことから始まり、いわくつきの地名をあえて黒丸表記で伏せたり、

          話題になった本の、書評らしきものを書いてみた。「近畿地方のある場所について」

          百合なる小説の、書評らしきものを書いてみた その1

          「微熱狼少女」「ナチュラル・ウーマン」「ルビーフルーツ」「僕はかぐや姫」 昨今LGBTの話題をよく耳にするようになった。 今や性同一性障害の問題は世界的な規模で拡散しているものの、特に西洋での肯定的な風潮に比べれば、日本はまだまだ多くの人にこのことが理解が得られてるとは言い難いのだけれど、批判的な意見は何かと叩かれるようになったから、そうした露骨な意見はタブーなようだ。 その証拠に、よせばいいのに時々政治家が批判的な本音を漏らしては、糾弾されている。 ボクはLGBTのことに

          百合なる小説の、書評らしきものを書いてみた その1

          気になった本の、書評らしきものを書いてみた

          「ババヤガの夜」「老虎残夢」「成瀬は天下を取りにいく」 「楊花の歌(ヤンファのうた)」 読書の秋っていう表現、今までその由来について詳しく調べたことが なかったけれど、この記事を書くにあたって、ちょっと検索してみた。 それは、こういうことのようだ。 暑さから解放され、活動しやすい気候の秋はやる気も起こりやすく、集中力も持続する。 秋は夜が長く、一人静かに過ごせる時間も増える。 そうなれば、読書もはかどる。 夏の暑さが過ぎて、過ごしやすい季節が来た時に取り組みやすいものの

          気になった本の、書評らしきものを書いてみた

          ゴキブリが降る夜

          清掃業界のトンデモない出来事、トンデモない人たち 皆さんは、この世で一番苦手なものって何でしょう? タイトルを見ていただければお分かりの通り、ボクはゴキブリとケムシがとにかく苦手だ。この世でそれ以上ないぐらいに大ッキライである。 これから書くお話はちょっとおぞましいので、同じくゴキブリが死ぬほどキライな人は読まない方がいいかもしれない。 プライベートを晒すことに躊躇するが、ボクは一年前まで、ある清掃会社で足掛け七年働いていた。 清掃の仕事に興味があった訳でもなく、入社当時

          闇の向こう側に何があるのか?

          忘れられない、あの夏の日のこと ① 皆さんは、一年でいつの季節が好きですか? ボクは夏がいちばん好きだったんです。寒がりなので冬は苦手なこともあり、秋は日が暮れるのが早く淋しい気分になる。 それに比べると、そうした記憶もあるからなのか、夏は人も街も、キラキラ輝いている印象がある。しかしそれも若いうちの話で、ここのところのあまりの暑さは年齢とともにやはりしんどく、今では春がいちばん好きになった。 そんないつかの夏の日の思い出を、季節柄書き綴ってみようと思った。 と言っても、あ

          闇の向こう側に何があるのか?

          富士急スケートリンク ズタボロ日記

          りくりゅうペアになりたい。 いやいや、そーじゃなくて。 皆さんは何かスポーツはやりますか?ちなみにボクは昔から全日本女子バレーのファンで、女子サッカーも応援してる。どっちも高校生大会から欠かさず見ているぐらいスキ。 で、やる方はというと、未だに泳ぐのも5メートルがやっとだから、どうもそっちの才能は皆無らしい。スキーもはじめてやった時、板で滑ってるより背中で滑ってる時間の方が長かった。 そんな己の運動神経のなさを、ボクは小学5年生の時に早くも思い知ることになる。 今から45年

          富士急スケートリンク ズタボロ日記

          そのおウマさんは走りますか?

          皆さんはギャンブルをやりますか? noteのクリエイターさんの多くは繊細でマジメな方が多い印象なので、おそらく少なくてもボクの記事を読んでくれる方たちは、やらないだろうナと勝手に思い込んでいる。 しかしこのnoteでも、じつは予想を売っている人もいる。 ボクはギャンブルで唯一競馬はスキで、よく嗜むのである。パチンコ、競輪、競艇といった他の公営ギャンブルは一切やらない。 ゲームも一切やらないボクには、競馬は予想を楽しむゲームなのである。 まあトータルすればマイナスなのは多くの競

          そのおウマさんは走りますか?

          ゲゲゲの映画鑑賞記「エブリシング~」「シン仮面ライダー」

          評価に困る話題の映画を二本観た。キリがないので、ボクはあまり映画評は書かないことにしているが、今回は書かずにはいられなかった。 まず一本目は「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」である。 ご存じのとおり、今回のアカデミー賞受賞作である。 それも、作品賞、主演女優、助演女優、助演男優、監督賞、脚本賞、編集賞と、ナント7冠に輝いた。 ちょっと変わった作品かな?ぐらいには思っていたが、ちょっとどころではなかった。 とにかくハチャメチャだ。訳がわからぬうちに話が空想的

          ゲゲゲの映画鑑賞記「エブリシング~」「シン仮面ライダー」

          水木しげるとゲゲゲとボクと

          昨年、水木しげる先生の生誕100年を記念して、お住まいだった調布市でも、イベントを開催したりしていました。 見出しの写真も、六本木の東京シティビューで夏に開催された「百鬼夜行展」の時のものです。 この展覧会は、蔵書の古本を展示したりして、水木先生の妖怪を描くまでになるルーツをたどったりしていました。水木先生に造詣の深いボクとしては、知っていることばかりで、入場料が高い割には正直あまり感激することはなかったのですが(失礼)、ちょっと驚いたのは、学生だと割引料金になるにしても、若

          水木しげるとゲゲゲとボクと

          小説「テスカトリポカ」と、読書感想文らしきものと、嗜好性を書いてみた。

          どうも、目黒区出身の白河デス。自称おばけ評論家です。少々ビンボーを患っています(関係ねーな)。 noteの自称読書家といえば、川口市出身の川口竜也さん。 いつも読んだ本の感想や、少しセンチな記事をアップされていて、ボクのフォローもしてくれています。 フォロワーの人たちは、川口さんの達者な文章や、夏休みの宿題で苦労した読書感想文をなぜにそんなに毎度見事に書けるのか、記事のアップをきっと楽しみにされているでしょう。 2月からはSEOライターになったとか、もう本業ですね。エライ!

          小説「テスカトリポカ」と、読書感想文らしきものと、嗜好性を書いてみた。

          ボクが禁煙に失敗したオマヌケな訳

          昭和生まれの古い男には、今や世間のタバコに対する冷たい風潮にいささかの違和感さえ覚える。 それぐらい、昭和の時代にはタバコが生活や環境の中で身近にあって、それは当たり前の光景だったからだ。 最近のテレビではそんな頃のVTRなんかを紹介したりして、Z世代の若いモデルさんなんかが、 「えー!信じらんない」 なんて言う展開がお決まりになりつつある。 ボク自身もタバコは吸うが、他の人に対して喫煙、非喫煙をどーのこーのとは言わない。本人の勝手で良いと思っている。 でも家では換気扇の下、

          ボクが禁煙に失敗したオマヌケな訳