記事一覧
百合なる小説の、書評らしきものを書いてみた その2
前回の続きである。その1を読んでいただいた方たち、本当にありがとうございました。嗜好性もあるので、あまり人気はありませんが(笑)、再びこの記事を覗いていただいた方、重ねてサンキュー、ベリーサンキューであります。
「猫背の王子」
自らもレズビアンであることをカミングアウトしている作家、中山可穂のデビュー作である。
小劇団に所属する劇団員ミチルの破天荒ともとれる日常を、性描写を織り交ぜながら
「遊星より愛をこめて」ウルトラセブン幻の第12話、放送禁止がもたらしたもの
特撮番組「ウルトラシリーズ」がテレビで放送されたのは1960年代のことである。怪獣ヒーローものとして、今なお創作され、そして昭和男子なら皆が好きだった、こんなに素晴らしい特撮作品が制作されていたのが、今からおよそ60年も前であったことに今更ながらに驚く。
一作目の「ウルトラマン」で特撮怪獣ヒーローものというジャンルを円谷プロが確立させた訳だが、次作「ウルトラセブン」は敵が怪獣から星人に代わった
話題になった本の、書評らしきものを書いてみた。「近畿地方のある場所について」
出版社KADOKAWAが主催する投稿サイト「カクヨム」にて、圧倒的なプレビュー数を記録して注目され、書籍化されたホラー作品だ。
本編は、タイトルにある通り、近畿地方のある場所をめぐって起こる不気味な出来事や事件についての真相を、ルポタージュ形式で展開する内容となっていて、小説ではないが、それ故、書かれていることがあたかも本当にあった出来事のような錯覚を覚える。
「やまにきませんか。かきもあ
百合なる小説の、書評らしきものを書いてみた その1
「微熱狼少女」「ナチュラル・ウーマン」「ルビーフルーツ」「僕はかぐや姫」
昨今LGBTの話題をよく耳にするようになった。
今や性同一性障害の問題は世界的な規模で拡散しているものの、特に西洋での肯定的な風潮に比べれば、日本はまだまだ多くの人にこのことが理解が得られてるとは言い難いのだけれど、批判的な意見は何かと叩かれるようになったから、そうした露骨な意見はタブーなようだ。
その証拠に、よせばいいの
気になった本の、書評らしきものを書いてみた
「ババヤガの夜」「老虎残夢」「成瀬は天下を取りにいく」
「楊花の歌(ヤンファのうた)」
読書の秋っていう表現、今までその由来について詳しく調べたことが
なかったけれど、この記事を書くにあたって、ちょっと検索してみた。
それは、こういうことのようだ。
暑さから解放され、活動しやすい気候の秋はやる気も起こりやすく、集中力も持続する。
秋は夜が長く、一人静かに過ごせる時間も増える。
そうなれば、読
ゲゲゲの映画鑑賞記「エブリシング~」「シン仮面ライダー」
評価に困る話題の映画を二本観た。キリがないので、ボクはあまり映画評は書かないことにしているが、今回は書かずにはいられなかった。
まず一本目は「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」である。
ご存じのとおり、今回のアカデミー賞受賞作である。
それも、作品賞、主演女優、助演女優、助演男優、監督賞、脚本賞、編集賞と、ナント7冠に輝いた。
ちょっと変わった作品かな?ぐらいには思っていたが、ち
小説「テスカトリポカ」と、読書感想文らしきものと、嗜好性を書いてみた。
どうも、目黒区出身の白河デス。自称おばけ評論家です。少々ビンボーを患っています(関係ねーな)。
noteの自称読書家といえば、川口市出身の川口竜也さん。
いつも読んだ本の感想や、少しセンチな記事をアップされていて、ボクのフォローもしてくれています。
フォロワーの人たちは、川口さんの達者な文章や、夏休みの宿題で苦労した読書感想文をなぜにそんなに毎度見事に書けるのか、記事のアップをきっと楽しみにされ