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少女に気軽な一人旅が届くまで問題3
1912年7月30日、年号は大正になりました。この時点での列車移動についてまずまとめます。前回はちゃんと扱っていなかった部分についてもここである程度まとめます。
注意 2以降のこの記事は鉄道情報が足りていません。追記の告知をせずゴンゴン書き足します。申し訳ありません。
国有鉄道、私鉄がかなり整備されたことで、いろんな場所に行けるようになっています。むしろこの時点で重要な『行けない場所』『ない場
少女に気軽な一人旅が届くまで問題1
半ば忘れられていそうですが、実は『少女トラベルミステリ』は山浦弘靖『星子ひとり旅シリーズ』と風見潤『幽霊事件シリーズ』に関する研究本プロジェクトです。
そのため最近の記事は「少女がトラベルミステリの主人公として成立し、ヒットするまでの流れ」を追いかけています。
今までの記事では『ミステリ』『少女探偵』などについては扱ってきていますが、最大の要素である『トラベル』について扱ってきていませんでした。
男女コンビ、カップル探偵問題
今回は割と雑談に近い話です。
注意書き。現在、noteでは埋め込み機能に不具合が出ているようです。不具合が修正された時に修正します。
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https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360019596133
注意書き終了。
カップル問題──少女探偵について書くに当たって、どうしても避けられないというか大変紛らわし
日本における少年探偵団とナンシー・ドルーの影響力問題
とうとうこの問題に触れざるを得ない回がやってきました。一応両方に触れている記事もリンクしておきます。
いや、あんまりやりたくなかったんですよ。めちゃくちゃ面倒くさいし、既にこんな問題は検証済みの人がちょこちょこいるだろうと思っていたので、その記事、本などを紹介して済ませようかと探していたんですが、残念ながら「全く」見当たりませんでした。全く納得がいきません。
ただ「ない理由」は何となく推測はで
【ナンシー・ドルー】作品リスト
キャロリン・キーン『Nancy Drew』シリーズとその翻訳作品リストです。『少女トラベルミステリ』ではナンシー・ドルーのシリーズは原文では改定前のオリジナル版を、翻訳情報については両方取り扱います。
ナンシー・ドルーはものすごく長く続いている単刊のミステリ小説のシリーズです。『少女トラベルミステリ』で時々言及されるナンシー・ドルーを改定前のバージョンに限っているのはいくつかの理由があります。
少女探偵の源流はそもそもどこなのか問題3
今回はこちらの続き的な記事です。
少女探偵について調べていて、ある程度情報を仕入れていると大きな問題にぶつかりました。「日本の作家が書(描)いた、一番最初に有名になった少女探偵は誰だろう?」という問題です。
必ずしも現時点の少女探偵の源流である必要はありません。一番最初に有名になったのは誰かということです。
これ、実はものすごく大変なんです。有名というのは要するに「そのジャンルのファンでなくて
少女探偵の源流はそもそもどこなのか問題2
以前からずっと考えている問題ですが、これに関してはずっと悩み続けています。
この記事を書いた頃に較べて結構あれこれ本を読んで、ちゃんとした理解はできていないものの、もう少し解像度が上がったように思います。今回はそのへんについて書いていきます。
少女探偵の源流はどこなのか。これは「世界、主に英語圏の」と言えばある程度定まっていると思います。ナンシー・ドルーです。1930年にジュブナイルミステリを
漫画の中の少女探偵についての備忘録(三輪香月と瀬名生燁姫編)
少女漫画でミステリのシリーズ作品は決して少ないというほどではありません。リストを作成した『パズルゲーム☆はいすくーる』『燁姫』以外にも松本洋子『すくらんぶる同盟』(全7巻。KCなかよし)もそのうちの一作です。(松本先生の作品は全て電書化されていないので、古本以外の入手方法はありません)
ただ「探偵役が少女」の少女漫画は決して多くはありません。むしろ少女探偵キャラは少女漫画ではない媒体の方で多く見
漫画の中の少女探偵についての備忘録(貸本編)
「えーと、少女探偵ものって女児ものともっと年齢高めの女性主人公ものとテイストががっつり分かれてない?」
相変わらず『少女トラベルミステリ』のために少女探偵の出てくる作品を探してあれこれ読んでいて思ったことです。
前回こちらで少女漫画における黎明期の少女探偵について書いていますが、その時に感じたのは女性主人公の年齢の低さです。『こけし探偵局』の主人公、パコは小学校三年生と明記されていますが、『も
漫画の中の少女探偵についての備忘録(黎明期編)
『少女トラベルミステリ』のために日々「少女探偵とは何か」「女性主人公のトラベルミステリとは何か」みたいなものと対峙する館山ですが、その合間によく考えています。
「トラベルミステリの少女探偵ヒロインのルーツはどこなのか?」
今回はしばらく考えてみて「あ、ここじゃなかったけど重要なポイントなのでマイルストーン的に書いて残そう」という回です。ナンシー・ドルー関連を掘っていたのも動機は全く同じで、「流
『少女トラベルミステリ』における『少女』『トラベル』『ミステリ』は何なのか問題
『少女トラベルミステリ』でどんな内容を扱うか、人によっては解りにくい可能性があるなあと最近思ったので、ちょっとこのタイトル周辺について説明しようと思います。
『少女トラベルミステリ』とタイトルはもろに『少女』『トラベル』『ミステリ』をそのまま並べたものであり、『少女』+『トラベル』、『少女』+『ミステリ』、『トラベル』+『ミステリ』でもあり、『少女』向けの『トラベルミステリ』について書くというこ