hachimitu_mimi

田舎のOL5年目。アラサーかつ少女趣味。 ちゃんと投稿をしていこうと思います。雑文や、…

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田舎のOL5年目。アラサーかつ少女趣味。 ちゃんと投稿をしていこうと思います。雑文や、感想、詩とかね。フォローしていただけたら嬉しいです。

最近の記事

寸感 映画「TITANE」(加筆あるかもです)

 取り急ぎの感想。  映画にかかわらず、何かを鑑賞して自分の中で評価をつけるときに、あまり「共感できた・できなかった」を評価軸のひとつにしないように意識的に心掛けているのだけれど、今作についてはあまりに自分の物語としてどろどろと消化しすぎることができてしまうものだった。映像もよくまた音楽がとってもクールだったので、パンフレットまで買ってしまう始末だ。  とりあえずジュリア・デュルクノーは、彼女のほうがグロ耐性があってそのへんの性癖については多分完敗なのだが(作中、痛覚に訴

    • 屋外の詩

        駅前の派手なラブホテル 看板が中学の窓から見えるの ずいぶん古くてせっかくライトが仕込まれた看板は夜になっても光らない その下で客室の薄ぼんやりした明かりが点いたり消えたりしているだけなの 強固な愛を信じてました 不変の愛が 普遍なものだと 信じてました ラブホテルが壊された 夢のようなシャンデリアの残骸が 鉄骨や屑の中で少しだけ息をしている 塾帰りのわたしはそこで副担任の若い 綺麗な女の先生が蹲って泣いているのを 見てしまって 見てしまったの 強固な

      • 寸感 TOKYOPINK FES

         明らかに、明確に、はっきりと、変わったって思った。この女の子たちはまた一つ、革命を起こしたと。  アイドルというものがどういうものなのか?そもそもTOKYOPINK所属の女の子たちなアイドルという枠に収まるのだろうか?  答えはきっと、そうではない。アイドルではない。というよりも、ビビッド・ピンクの血を流して戦い世のなかという戦場から私たちを守ってくれる女の子たちだ。  私たちの心の柔らかく繊細ででも人に見られたくないグロテスクな部分を優しく触れ、ソーシャルもパーソナルも

        • 戦場で聖歌をうたいつづけるZOC

           戦争反対!甘くてよく通る、でも耳が痛くならない。そんな声でZOCの巫まろさんが3月11日21時放送の「ランダムZOCちゃん」を締めくくった。  11年前、3月11日。わたしは中学校の卒業式を終えた次の日だった。もう会わなくなってしまった当時の友達の家で呑気に戦国BASARAをやっていた時、とてつもなくでかいトラックが通って、揺れた。そう思った。地震だった。  秋田県は1日だけの停電で済み、高校の合格発表日が一日延期になった。震度5強で、わたしたちはそれなりに大変な思いをして

        寸感 映画「TITANE」(加筆あるかもです)

          短編作成中

           二つほど小説を並行させて書いているのですが冒頭のみ載せて最後まで書き切る努力をしようの会です @@@@@@@@@@  自分の子どもを車内放置して死なせた女の顔を見ている。テレビの画面に、大写し。髪の毛の生え際とつむじだけが黒い、がさがさした茶髪にスウェットと突っかけの姿。捕まるところがこんなにアップで映ることを知っていたらもう少し綺麗にしたのだろうかなんて思う。飲食店勤務の、元お母さん。といいながら、自分と同い年である。25歳。歳をとったという年齢ではないが、母親として

          短編作成中

          好きな映画(洋画編)

           タイトルのとおりのことを語ろうと思う。  映画が好きです、と自信を持って言うことはない。どの分野でもそうだけど、オタクを名乗れるほど自分はその分野について熟知しているか?を考え始めてしまう。そんなこと言ったら何に対しても好きって言えない。それを前提として、私は映画が好き。映画に限らず、創作物は何でも好き。音楽に小説、絵画に演劇。嘘をつくのが仕事なのって、しかもそれで人を幸せにできるのってなんて良いのだろうと思う。  体感として映画好き、には洋画好きが多い気がする。私の周りだ

          好きな映画(洋画編)

          巫まろというとくべつ

           今更私が巫まろちゃんについて書いていいのだろうか?前世のころの活動は名前をよく聞く程度で、そのころから彼女を推し続けている熱心なオタクの方はたくさんいるなかで、改めて私が書く必要があるのだろうかと迷いながら書くことにする。  ZOCは、もともと大好きだった大森靖子さんが結成するグループならきっと素晴らしいものになるだろうという期待があり無条件で最初から追おうと決めていた。期待通り、いや、期待を超えて素晴らしい結果となった。それは葵時フィンちゃんがいたり、さやぴちゃん、かな

          巫まろというとくべつ

          寸感 ミスチル入門

           知人がミスチル、もといMr.Childrenのファンなので、彼の好きなものならばと思い聞いてみたのが1月。なんとも不純な理由だなあと思う。  元々わたしはスピッツの熱狂的ファンだし、ミスチルとスピッツの本人たちは仲が良い割にオタクたちはお互いを敵軍と見做している空気があり(わたしの個人的な意見であります)、不快ではないが積極的に聴きに行こうとは思わないし、実際そんなことないのにスピッツに対する裏切りだと思って無意識のうちに避けてきたのがMr.Childrenであった。  と

          寸感 ミスチル入門

          雑感 「エッシャー通りの赤いポスト」

           地元秋田では上映予定がなかったので、夜行バスに乗り渋谷に降り立ちユーロスペースにて鑑賞した。渋谷で見ることに意味があると、私より一足先に見た知人が言っていたからだ。  映画は好きだ。自信をもって好きと言えるかは分からないけれど。自信のなさは、「どうせ私より映画に詳しい人なんてごまんといる」という気持ちから来ている。映像制作にも部活として携わったことがあったし、シナリオの持ち込みもしたことがあったが、好きなものを好きと言える自信は死ぬまでに掴めるのだろうか?  死ぬまでなんて

          雑感 「エッシャー通りの赤いポスト」

          映画「ひらいて」感想(ネタバレあり)

           2021年11月に見てきたものの、Twitterに投稿した感想です。   「ひらいて」  やっと見てきましたが大号泣しちゃいました恥ずかしい…これは恋愛映画かつ愛ちゃんの成長譚。恋愛映画かつ成長譚なんて映画はたくさんあるのですがここまで成長の過程が泥臭く恥ずかしく他人に迷惑かけまくるみっともない映画そんなにないと思うしそこが良かったです。  首藤凛監督の作品は、21世紀の女の子の短編「I wanna be your cat」しか拝見していないのですがこの監督さん、女の人の

          映画「ひらいて」感想(ネタバレあり)

          ヘッドドレス

          ヘッドドレス

          わたしと大森靖子さん

           音楽が好きで、色々聴きます。一番最初に買ってもらったCDはモーニング娘。のベストアルバム。自分のお金で初めて買ったのはアジカンの「ブルートレイン」。アジカンやスピッツ、oasisにハマるちょっと早熟な小学校高学年を過ごし、戸川純や平沢進やPhewや大槻ケンヂに中学生という一番危ない時期に出会いハマり、高校生になると岡村靖幸や頭脳警察を聴いていた。大学時代はblurや赤痢や野坂昭如。ちなみにニコ厨だったので中学から高校の音楽試聴歴にボカロは外せない。  そんな中で私が大森靖子

          わたしと大森靖子さん

          今年読んだ小説たち

           もう12月21日だし、振り返ってみようかな。  今年読んだものは、ちょっと少ない。体調を崩して休職していたせいもある。時間があるから逆に読めそうだけど、診断済みの鬱はそんななまっちょろいものではなかった。 ○「希望の国のエクソダス」村上龍 ○「普通の女の子として存在したくないあなたに」村上龍 ○「暗室」吉行淳之介 ○「生命式」村田沙耶香 ○「存在の耐えられない軽さ」ミラン・クンデラ ○「歌うクジラ」村上龍 ○「海辺のカフカ」村上春樹 ○「パン屋再襲撃」村上春樹 ○「猫を棄

          今年読んだ小説たち

          とある、地方都市の永遠に少女がやめられない人間の自己紹介

          はじめまして、みのりんと申します。 26歳のOLです。 好きなものは、文学、世界史、音楽、美術、映画、散歩、旅行、美味しいものを食べること。 嫌いなものは、虫、大声で怒鳴る人、ほとんどソフトクリームでしかないパフェです。 学生のころはよく小説を書いては応募してみたり、戯曲を書いては劇団に提供したりと、執筆活動をしておりましたが社会人になりその頻度がめっきり減ってしまいました。ですが、最近アイドルへのファンレターを書く機会が多かったりとまた書くことに触れ始め、文章を発信してみ

          とある、地方都市の永遠に少女がやめられない人間の自己紹介