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博物趣味満載なスケッチブック
2024年4月某日
殿さまのスケッチブック
永青文庫
細川家に伝わる貴重なお宝を保存・公開している永青文庫。
昨年の「長谷雄草紙」展はおもしろかった。さすがええもん持ってはる。
今回もユニークな切り口で魅せてくれるもん。
18世紀ごろ、日本で盛り上がった博物趣味。
細川家熊本藩6代藩主の重賢(しげかた、1720~85)は、その先駆けだったそう。
ということで、生き物大集合~なスケッチブック=図
板倉鼎と須美子 エコール・ド・パリの時代の画家夫婦
2024年4月某日
板倉鼎・須美子展
千葉市美術館
短くも濃いい人生を送った板倉鼎と須美子夫妻。
2人とも20代で亡くなった。
2人の娘も幼いうちに亡くなった。
その事実がショックというか衝撃で。すごい切ない気持ちになった。
切ないながらも、2人が生み出した作品は不思議な魅力をビンビンに放っていたのだった。
というのが以前、板倉鼎に縁のある千葉県松戸市で観たときの感想。
調査を続けてきた松戸
シュールな日本のシュルレアリスム
2024年3月某日
『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本
板橋区立美術館
気になってたけど、観ようかな~どうしようかな~やっぱり観に行こうと思ってやってきたイタビ。
当時、シュルレアリスム運動に携わったいろんな絵画や資料が集合~という感じで、見ごたえがあった。
シュルレアリスム絵画ってなんか訳わからん世界観なんだけど、新たな気づきがあった。
色が溢れているってこと。
パステ
いろんな時代の色を味わう「歴博色尽くし」
2024年3月某日
歴博色尽くし
国立歴史民俗博物館
千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館の企画展示「歴博色尽くし」。
テーマは「色」ながら、バラエティに富んでいておもしろかった。
「いろ」を中心に、素材のもつ質感や微細な構造がかもす「つや」と、それらの組み合わせがつくる「かたち」をフィーチャーしている。
醍醐寺の五重塔、赤絵、漆、蒔絵、螺鈿、アクセサリー、勾玉、九州の壁画、などなど。
ジャンルも
江戸の伝統技と明治のモダンとアイヌの文化
2024年3月某日
【江戸東京リシンク展】
旧岩崎邸庭園でみる匠の技と現代アートの融合
国立アイヌ民族博物館 プンカラ協働展示
「アイヌの建築と工芸の世界 -チセ、マキリ、アットゥシ-」
国立近現代建築資料館
本日は2本立て。
どちらも個人的にグッとくるテーマ。ジャンルは全く違うけど。
伝統工芸の技とアイヌ文化と。
旧岩崎邸庭園から国立近現代建築資料館はすぐ。
むしろ以前、国立近現代建築資
住宅街のキラキラな異空間 アクセサリーミュージアム
2024年2月某日
所蔵品から私立美術館のこれからを考える
館長!これどうするんですか!?
アクセサリーミュージアム
ひょんなことからその存在を知ったアクセサリーミュージアム。
初めて訪れたときにはあまり予備知識を持たずに行ったので、なんというか結構びっくりした。
所蔵品の質と数と世界感に。
アクセサリーミュージアムはコスチュームジュエリーのメーカーベンダーであった田中美晴・元子夫妻のコレクシ
ニースで花開いたマティスの切り紙絵
2024年2月某日
マティス 自由なフォルム
国立新美術館
昨年の夏に東京都美術館で観たけど、やっぱり観たくなるマティス。
構成や流れが似通っているのは、彼の画家としての変遷からすると当然かもしれない。
その時々で、画風やマテリアルを広げていったところがマティスのユニークなところだし。
いろいろあったけど、その都度しなやかに乗り越えていったマティス。
そして今回も最後はヴァンスのロザリオ礼拝堂で
東京国立近代美術館の底力
2024年2月某日
所蔵作品展 MOMATコレクション
東京国立近代美術館 所蔵品ギャラリー(4F-2F)
濃密な企画展を観た後って、もうなんだかお腹いっぱいになっちゃって常設展示まで観られない~
ってことになりがち。
去年の11月に棟方志功展を観たときもそうだった。
今回は改めて、所蔵品たっぷりな東京国立近代美術館へ。
芹沢銈介をフィーチャーしたメインビジュアルに惹かれて。
国立工芸館が金子
服で福をゲッツ!魔除けの服
2024年1月某日
魔除け-見えない敵を服でブロック!-
文化学園服飾博物館
2024年1発目は「魔除け」がテーマの展覧会。
世界各地のパンチの効いたお洋服が観られるのでは?と期待して。
科学の知識がない時代、病気や死は目に見えない「魔」によって引き起こされるものと信じられ、人体と外界との境目にある衣服には、「魔」から身を守る役割も求められました。
(サイトより抜粋)
服にそんな役割が課せら