アタラクシア

金原ひとみ『アタラクシア』(集英社)

金原ひとみの新刊『アタラクシア』を読む。そもそも、アタラクシアって何さ、と本を読み終わった後で調べる。Wikipediaによると、「心の平静不動なる状態のこと、乱されない心の状態」だそうだ。なるほどなるほど、これは、人間関係の中に出てくる人たちが1章ずつ一人称で語る、見た目短編連作のような(窪美澄的?)小説だが、つまりは最初の章の語り手だった由依が主人公の小説で、小説中でサイコパス的、と言われる、

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日記

日記だから好きなように書く。ネタバレ感想とかも書く。金原ひとみ先生のアタラクシアをまだよんでいないネタバレ嫌いな君は今すぐブラウザバックだ。昨日感想記事を書いた時はさすがに、「出版後一か月くらいしか経ってない書籍のネタバレ感想を投稿するのはさすがにためらわれるな」と良心がとがめたのだ。一晩寝てやっぱアタラクシアのこと考えすぎて頭がおかしくなりそうなので普通に感想を書こうと思う。ネタバレがコンテンツ

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アタラクシア/金原ひとみ

読んだ。一気だった。大人になって小説ってあまり読まなくなった、特に中長編はしんどくて、軽文学くらいの軽さがちょうどいい気がする。と思ってたんだけど好きな小説は長さ関係なく面白かった。

くるくる視点が変わる。はじめの章がとても幸せそうな男女の話で、「金原先生らしくないな?」とか思う。が、第二章でさっそく「いつもの金原先生でしたわ」という登場人物視点になる。暴力の描写が異常にリアル、真に迫っている。

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