『線と色と感情と。』 〜 Lines, Colors, and Emotions. 〜

『線と色と感情と。』
〜 Lines, Colors, and Emotions. 〜
小山翔平
谷口貴陽
『 退廃芸術展 』

〈詩〉

黒い猫を描いた絵描きの歌がある。

彼のスッケチブックはいつも真っ黒。

たった一人の友達を描き続けたからだ。

彼の絵は売れなかった。

不吉な黒猫の絵は誰も買わなかった。

痩せ細り、力尽きるその前に手紙を友に託した。

愛する人への最後の言葉。

僕ら

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20190721 『胡蝶の夢、幻でも現世でもない狭間の会話』

本日、何とか無事に展示搬入する事が出来ました!
手伝ってくださった方々、心配してくれていた方々、
感謝の言葉しかありません。
すでに展示が終わったような挨拶ですが、
実はメイン作品…まだ入っていません…

火曜日には搬入予定でいます。
もうね、おっきいいの描くの楽しいのよ。うん。終わらんよね。うん。

今回の展示、ずーっとどうやって発表しようか悩んでいた、デジタル作品を多めに飾ることにしました。

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『 鳳蝶の夢が舞う光彩と遊んで 』

谷口貴陽 作品展示会 二会場巡回展

『 鳳蝶の夢が舞う光彩と遊んで 』

“Ageha no Yume ga Mau Hikari to Asonde”

〜 The Butterfly Dream 〜



遥か昔の記憶を掬い上げて

その雫の色を見る。

淡く儚い遠い思い出。

後悔もある。

「僕は描いているよ」

今も昔も描いている。
精一杯の感謝の色で充そう。

この地に育まれた事。

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作品解説「中陰の恋文 壱・弐」

「中陰」は仏教用語で生と死のはざまにいる存在、またはその期間のことですが、私はこれを「幽霊」と結び付けて考えました。

ちなみに、日本では仏教と幽霊の繋がりは深く、お寺によっては幽霊画がたくさん収蔵されていたりします。谷中の全生庵さんですとか、有名ですね。

先ほどお話した「はざま」の存在としての幽霊を、ここでも表現しました。
生きておらず、死んでおらず、そういう状態に置かれたとき、私は何を思うだ

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