御伽噺

親指姫【初めに】

親指姫

のお話 知ってる?

お花から産まれたちっさな女の子のお話し

親指姫は 「赤ちゃんが欲しい」という
女の人の夢と希望が呼び寄せた 存在

お花の中に現れて

咲き誇るなか 産まれたのよ

そのお花は チュウリップ🌷

赤色と黄色い色のチュウリップ🌷
女の人が「綺麗なお花」とキスをしたら

花弁が開いて 女の子が…入ってたのよ

とても 元気で好奇心も強い女の子
歌が上手くて 可愛ら

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縁の木

自分のためだけに生きたとしても、残るのは虚しさだけです。
何も還ってくることはありません。

とても抽象的なお話をします。

私は、人の縁というものは、木の枝のように絶えず枝分かれして繋がってゆくもので、
誰かに不愉快な思いを抱かせてしまったなら、その先の枝はすべて腐ってゆくと考えています。
そのままどこも腐らせてしまったなら、その木は枯れて終いです。

他人に何も与えられない人間は、人から何かを

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薄暗くて物悲しくてモヤモヤする10の物語 ~『10の奇妙な話』のレビュー

仕事が忙しすぎてぜんぜんブログを書く余裕(メンタル的にもフィジカル的にも)がなかったけど、私は元気です。

文芸書の装丁デザインは実用書よりかなり重要

さて言わずもがなだが、本の装丁はめちゃくちゃ大事だ。
基本的に、まず本を手にとってもらうためには装丁で目を引かないと話にならない。

ビジネス実用書の場合、その意味では、少し楽な部分もあるかもしれない。
というのも、タイトルで思いっきり「読者のメ

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蛇人

その男は、蛇人(へびびと)を飼っている。

上半身は、人間の女。
下半身は、蛇である。

仕事から帰る道すがら、何気なく目に留まった樹木の幹の下で、それは這っていた。
不思議な美しさを放つその姿は、男の興味を引いた。
男はそれを持ち帰り、飼うことにした。

上半身は人間そのものだが、蛇人は、言葉を持たなかった。
はじめの頃、男は蛇人に頻繁に話しかけた。言葉を覚えさせようと奮闘したのである。
が、蛇

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短編小説『1mm法師』後編

電子レンジを見つめながら、気まずい。1Kの部屋の中、僕の右耳には小さな人間がいる。

 疑っていたが、確かに耳の入り口辺りで何かが動いている感じがする。

「すいません。このうどんってどうするんですか?」

「これを鼻から入れていただきます」

「僕死にそうなんですけど、大丈夫ですか?」

「うどんを鼻からすすっていただいて、私はそのうどんを伝って胃の中に入ります。そこでカプセルを取り出します」

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短編小説『1mm法師』前編

僕は自殺している。

 先ほど飲み込んだ毒薬のカプセルが胃の中で溶け始めるのを待っているのだ。

 1Kのボロアパートの湿っぽいベッドの上で仰向けになり、僕はこれまでの人生にゆっくりと想いを馳せる。
 27年という短めの人生だった。特に悲しいことも嬉しいこともなかった。……と、思い出す思い出もなかったと気づくのは早すぎた。
 こんな感じで死んでしまうのか。それ、なんか怖いぞ。油に近いべっとりとした

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