【よみか】映画「天気の子」の「無縁」っぷり

新海誠監督の前作「君の名は。」は大好きで、自分史上初、劇場で4回見たのだけれど、そこから3年、新海監督の最新作「天気の子」は果たしてどうか?

もちろん、映画としての良さ、という点で考えて、おおいにオススメで、ぜひ劇場でみてください。まだまだやっていると思います。僕も近々2度目を見に行くつもり。
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  (ネタバレあり)
     

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【百科詩典】しじょう【市場】

市の発生が、共同体というセーフティーネットから落ちこぼれた人々や、共同体の法を犯したり、共同体のルールを超越する霊能者や、芸能者、異邦人たちが作り上げた辺境の逃亡の町であったというのは、網野善彦の胸のすく仮説だった。
そこは、共同体の掟や法権力が及ばないが故に、無縁の者たちが生きていける空間であった。
そして、この無縁の市で、人と人をつないでいるものは、唯一お金という無色透明な交換物であった。

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「ともいき堂」に重ねる自分の看取りとその後について

〇はじめに

はや3週間前となりますが、大阪の大蓮寺さん&應典院さんにて開催された「ともいき堂」さんの落成記念法要に参加させていただきました

お堂の落成記念法要、と呼ばれるのものへの参加自体が初めてのこと。どんな格好で行けばよいのかも分からずで。当日はドキドキしながらでの参加でした

今回はその「ともいき堂」さんの落成と、その後に行われたシンポジウムを通じて感じた自分の看取りと。その後について、

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AV女優になった理由 「AV女優になって良かったな」と思うことってある? ヤってみたかった3P・乱交・レズが叶ったことかな!二穴は楽しかったし、乱交して他のカップルのセックス眺めるのも面白かったし、女の子とのキスはとろけるような幸せな気持ちになったよ #AV女優

最近はポジティブな理由からAV女優になる女性が多くなっています。

たしかに、今でも借金などのネガティブな理由から出演をしている女性もいないわけではありませんが、

決してそのような理由ばかりではなく、

様々な理由が見られるようになったことに注目したいものです。

人気を博した女優たちが、

「裸心」という本でAV女優になった理由を饒舌に語っています。

なぜAV女優になったのかを見ていくと、

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イタリア人みたいに、ハグしていい?(1)

イタリアから、成田空港に着いて、
電車に乗ったその瞬間、

僕は日本に帰ってきた事を
強く実感する。



これだけ多くの人が同じ電車の車両にいるのに、
誰も話さない。

本当に静か。
どこまでも、それを極めている。

ウキウキと胸を膨らませて話しているのは
成田空港に着いたばかりの外国人観光客。

日本人は必ずと言って良いほど、
スマホのスクリーンを無表情で操作しているだけだった。



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トルコの人情食堂。青森県八戸市の人情食堂。助け合う人情マンション。おせっかい不動産。 #人情

「食べるものを買うお金もなく誰にも頼れなかったときが本当につらかった。

空腹は苦しく飢えた人はなんでもしてしまう」と語ってました。

食堂の看板には

・「代金が払えなければ無料で

・余裕がある人は代金を寄付して欲しい」と書いてあります。

寄付をする人は途切れることはなく

・寄付する人のほとんどは難民・移民です。

・寄付に支えられ今では1日200食を無料提供しています。

トルコ・難民が

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孤独死・無縁死よりも怖いもの。

昨日、NHKの『無縁社会〜無縁死3万2千人の衝撃〜』という番組が再放送されていました。

全国放送の大事な枠を使って9年前の番組を再放送するわけですから、NHK的にもこの問題が今さらに深刻化しつつあるという意識があるのだと思います。僕もまったく同感です。

番組では解説の方が、「孤独死自体が問題ではなく、死んでから何週間も気づかれないということが問題」とおっしゃっていました。それについても僕も全く

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越境した「孤独死」――届かなかったSOS (倉本知明)

翻訳者自らが語る! おすすめ翻訳書の魅力 第2回
『生之靜物』
王聰威 2016年11月出版
『ここにいる』
著:王聡威 訳:倉本知明
白水社、2018年8月16日発売

新聞の三面記事を熱心に読み込み、それを創作の糧にしていたドストエフスキーがそうであったように、新聞記事の余白には文学が介入する余地が大きい。そして、一旦それが文学の形に落とし込まれれば、『罪と罰』におけるラスコーリニコフの犯罪が

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精神病棟の帰り道に考えたこと。

アル中のTさんがついに精神病院に入院することになった。

Tさんは普段は大人しい人なのだが、お酒が入ると気が大きくなって喚いたり、路上で寝ては警察に保護されたりすることを繰り返していた。

それでも酒を飲むことはTさんにとって生きることそのものなので、私たちは飲みすぎないようにたしなめつつ、大事には至らぬよう見守りを続けていた。

しかし、ある日とうとう過ちを犯してしまい、本人同意のうえでアルコー

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孤立と孤独、日本人と西洋人の感じ方の違いについて

昨日8月27日発売の「AERA 2018年9月3日号」に僕のインタビューが掲載されました。

巻頭特集「孤独の処方箋」のトリを務めています。

内容は、「既婚者の方こそソロで生きる力が足りない」というお話です。ぜひご覧ください。

いつも言っていることですが、本来、孤独と孤立とは別だし、孤独は主体的であるのに対して、孤立は受動的なもの。孤独は物理的なものだし、孤立は心理的なもの。孤独と孤立という言

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