「広島の風」 #20(最終回)

● エピローグ


 昭和三十二年、かつて「市民グランド」と呼ばれた場所からほど近く、原爆ドームの向かいに、念願のナイターつきの「広島市民球場」が完成した。
 浜井市長がそのスイッチを入れると、外野天然芝の鮮やかなグラウンドをカクテル光線が照らす。日本初のナイター設備を持つ球場として、都市球場にも劣らぬ輝きを放ち、それに引き寄せられた広島市民の顔が明るく照らされている。戦後の薄暗い街灯りがすぎ去

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「広島の風」 #19

<力道山>
 広島の歓楽街、薬研堀にある「トリスバー・チェリー」は、ここのママである折田芳子が戦後に開いた小さなバーで、彼女と石本は古い知人であった。
 折田芳子の夫、折田誠二郎は、キャバレー、スナック、バー、映画館などを手広く経営する「鯉城園」という企業の社長で、元々はささやかな食料品店を経営していたが、戦後になって沸き立つ社会経済の時流を掴んでその商売の多角化を果たし、会社を急成長させた。
 

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この地球で生きる事を心から楽しみ、素直な自分を生きることは先祖供養。

Aloha!

お盆ですね。
今日から、お盆休みという方も多いのではないでしょうか?

私は、今年、お盆休みが出来たため、
娘っことの時間を過ごしたり、家族にイーマサウンド®︎バイオチューニングをしたりして過ごしております。
合間に、イーマサウンド®︎についてのご相談なども入っております。

お問い合わせなどは、いつでもどうぞ!
(予定の入っているときはお返事が、少し遅れてしまいますが)

メール

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木蘭の涙   鎮魂の8月

いつまでも いつまでも  そばにいると約束したのに
心は 置き去りに  あなたは 眠る様に 空へと 旅だった~~

私が 本当に困った時だけ 夢に 若い日の姿で出て来てくれるよね~~

いつか本当に  会えるその日まで  しばし お別れですね。

泣いても 迷っても 笑っても 怒っても
それでも命あることに 無限に感謝します。

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【園館訪問ルポ】伝統と災害の記憶──日本モンキーセンター「モンキーバレイ」 焚き火にあたるサル

気がつけば、次々と台風が生まれ日本列島に向かってやってくる季節が来ましたね。真夏の陽射しも厳しいこの頃ですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
今回の園館訪問ルポは、「台風」にまつわるエピソードが中心です。

愛知県犬山市。国宝であり現存最古の天守閣が残る犬山城のお膝元に、世界でも屈指のサル類専門動物園「日本モンキーセンター」があります。

モンキーセンターの冬の風物詩は、「焚き火にあたるサル

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平和の祈りと鎮魂の8月

武器をその手に持つぐらいなら 楽器を手に持って
勝ち負けを決めたいなら スポーツで
命あることに 感謝して 平和を祈る8月です。

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「広島の風」 #15

<郷里へ>
 汽笛の鳴り響く早朝の広島駅に猿猴川からの乾いた風が吹き、鉄条網で囲まれた線路のまわりにまばらに生えた萌黄色の鉄道草を揺らしている。
 白石が東京を発って二日後、広島駅には白石が乗車した博多ゆきの汽車が停車し、駅のホームは濛々とした煙と、鉄、石炭の匂いに覆われる。白石を待ち構えていた広島の新聞記者たちは、彼が降りてくるのをいまかいまかと待つ。
『広島ゆきの汽車に乗り込み、郷里に誕生した

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静かに祈る 原爆投下の日を前に思う事

ヒロシマの夏ですね。
微笑(みしょー)です。

このブログは、

・最高の自分になりたい。

・自分の役割を明らかにして、それを人のために役立てたい。

・サンタクロースのように与える側に行きたい。与えたい。

あなたが幸せを感じられる、掴めるように書き出していきます。

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8月6日が近づくにつれて、広島市では
平和記念公園を中心に賑やかになって参りま

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レクイエムを歌って

タイトルのレクイエムは、「鎮魂」の意味合いで付けました。生ける者のための鎮魂のイラストです。「この世界は、あまりにも辛すぎる」と思うとき、その必要性を感じて鎮魂のイラストを描くことにしています。おこがましいことですが、もしも誰かの気持ちを少しだけ癒せたら幸いです。

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