麦倉尚

映画の感想、本の感想と要約を載せています 歴史/文化/哲学 純文学を書いています 7…

麦倉尚

映画の感想、本の感想と要約を載せています 歴史/文化/哲学 純文学を書いています 7回、8回、11回金魚屋新人賞最終候補 破滅派 https://hametuha.com/doujin/detail/mugikuranao/

最近の記事

北日本文学賞で選考通過する方法[一部AI記事]

北日本文学賞でどうしても選考通過したい  note記事 傾向と対策 北日本文学 はアクセスが多い  北日本文学賞に関心を持っている人が多いということである  なので、より掘り下げた内容を新しく記事にして、どうすれば北日本文学で選考を通過できるのかを文章にする  私のnoteを見て頂いている方々の、役に立てればと思う  私は第54回より北日本文学賞に応募を続けており、そのうち2回一次選考を通過した。その経験も踏まえた記事になっている  今回、AIの力も借りて、北日本文学につい

    • [要約,感想]高校生でも読める「共産党宣言」[カール・マルクス (著)/フリードリヒ・エンゲルス (著)/北口裕康 (翻訳)

       記事作成者である私、麦倉尚は、自らの教養の為に共産党宣言を要約したもので、何らかの思想に傾倒しているわけではない 労働者は摂取され、資本家は儲かる  日本の賃金は外国と比べると上がっていないらしい。それでも物価は上がり続けるので、生活は苦しくなる。なぜ賃金が上がらないのかというと、資本家が労働者への分配を渋っているからである  資本家からすれば、できるだけ労働者に与える給料は少なくしたい。自分に利益を多くもたらしたいのは誰でも同じである。しかし、現状の「労働者の給料が外

      • [要約,解説,感想]図解雑学 ポスト構造主義/著 大城 信哉

        全部読んだがどこが重要な個所なのかわからない  私はこの「図解雑学 ポスト構造主義」からこの世に暮らす希望や理由を見出そうとして読んだ。つまり私は思想から、この世の真実を得ようとしていたわけである  しかし書いていったことは私が求めていた真実ではなかった。ただ、一言で何が書いてあったのか説明できない。おそらく、この本では「ポスト構造主義」を広く説明しようとしたからなのではないかと思う。一度二度見直しただけでは理解できない部分が多量にあった。同じ文章を何度も読み返し、図解部分

        • 露西亜の蟹[小説]

           露西亜の蟹 原稿用紙20枚 ◆  上から見ると地図通りの形をした北海道、飛行機が着陸して空港に出ると、エントランスに見覚えがある。旅行で数回しか来ていない場所でも、記憶には残っている。今から会う幼馴染と面と向かうのは何年かぶりだった。時間調整でお土産屋さんに入ると、蟹の模型がある。昔、蟹をいくらでも食べられる旅館に泊った。年上の彼氏はよく私を旅行に連れて行った。彼とは色々な場所に一緒に向かった。金沢の兼六園を見た後に、泊まった旅館で蟹を食べた。彼は蟹の身をほぐして、私に

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        • [要約,感想]高校生でも読める「共産党宣言」[カール・マルクス (著)/フリードリヒ・エンゲルス (著)/北口裕康 (翻訳)

        • [要約,解説,感想]図解雑学 ポスト構造主義/著 大城 信哉

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          [杜子春][感想,要約]英語で読む芥川龍之介短編集 Short Stories of Ryunosuke Akutagawa/著 芥川 龍之介

          杜子春は何が伝えたかった?  杜子春は初めて読んだ。何の話だったのかというと特にメッセージ性とかはないのではないかと思い。無理矢理に何か見出すのならば「親の愛情」ということになるだろう。馬の姿をした親を閻魔大王に鞭で打たれている様子を見て、仙人の言いつけをやぶり口を聞いてしまう。その後、仙人に、口を聞いたことは責められず、むしろ、親が痛めつけられている様子を見て、口を聞いたことを肯定される。口を聞くなといったのはお前だろうと、誰もが感じるだろう。気難しい仙人である 感想

          [杜子春][感想,要約]英語で読む芥川龍之介短編集 Short Stories of Ryunosuke Akutagawa/著 芥川 龍之介

          [要約,感想,レビュー]映画 復讐者たち

          もし罪もないのに家族を殺されたらあなたはどうするか  この映画では復讐への問いかけがなされている。ナチスドイツ収容所で生き残ったマックスは戦後、復興したドイツに毒を流す計画に参加する。ユダヤ人の中にも過激な考えを持った人たちが集まっているグループ、ナカム発案の計画であり、家族をナチスドイツに収容所で手にかけられたマックスにとっては、渡りに船の計画である  ドイツ人に家族を奪われたマックスたちの復讐を、完全な悪と断言できる人はいないだろう。この映画の主題は、許される復讐がある

          [要約,感想,レビュー]映画 復讐者たち

          通天閣[エッセー]

           人生で初めて通天閣に行った。空いているだろうとして調べせず向かうと90分待ちで、引き返すか悩んだが、せっかく来たからと、建物の外まで溢あふれた人の最後尾に着いた。列の前方を眺めると、半数程度が外国人で、残りは親子連れか春休みの大学生である。外国人が話す様々な言語が聞こえてくる。彼らは長期休暇中なのだろうか。  通天閣はタワーであり、高いところから景色を眺めるだけである。なぜ塔に誰もが群がるのか分からない。列は進んで建物の中に入ると熱い。昼間も寒いという予報だったので私は厚着

          通天閣[エッセー]

          [要約,感想]自己治癒力を高める―人体の驚くべき潜在能力/著 川村 則行

           気持ちの持ちようで病気が遠ざかるは本当    第一章では、がんの末期状態にある患者の奇跡的な回復について取り上げている。余命短いがんの患者が自分のポジティブな感情や、病気が治ると信じる気持ちでがんが完全に治癒するという出来事があると紹介してある。祈りという宗教的な儀式が病気の治したと本には書いてあり、目撃者が何人もいて、証拠もある。非科学的であり、西洋医学に基づいた治療を受けている日本人からすれば、信じがたいが事実らしい  頭で考えたことは身体に伝わり、身体を動かせば頭に

          [要約,感想]自己治癒力を高める―人体の驚くべき潜在能力/著 川村 則行

          [要約,感想][part2]FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/著 ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング・ロンランド

          第6章 パターン化本能  一つの例を他の集団に当てはめない 第7章 宿命本能  〇〇は〇〇である宿命だという思い込み。ゆっくり変化していている場合は、変わっていることに気付くことができない。小さな変化に気付く。老人に話を聞いてみると、変化がわかる 第8章 単純化本能  自分が肩入れしている考え方に有利な情報だけ信じて、他の視点からの見方を忘れてしまわないようにする  専門分野以外のことは知らないと認める 第9章 犯人捜し本能  人間は、良くない出来事に立ち合った

          [要約,感想][part2]FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/著 ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング・ロンランド

          [要約,感想][part1]FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/著 ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング・ロンランド

          思い込みを見直せる ドラマチックすぎる世界の見方  知らずの誰しもが世の中に偏見を持って見ている。この本を読んでデータや証拠を基にして世界を見よう  メディアは「世界には貧困、戦争が絶えず起きている。腐敗と人災は増加している」と報道しており、ドラマチックすぎる世界の見方をしてしまっている。この本を読んで、正しい世界の見方をしよう 第1章 分断本能  2017年時点で、発展途上国と呼べる国に住む人口は、全人口のうちの6%のみである。低所得の国の60%の女子が初等教育を卒業

          [要約,感想][part1]FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/著 ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング・ロンランド

          [感想,要約]ナチの子どもたち:第三帝国指導者の父のもとに生まれて/(著)タニア クラスニアンスキ(翻訳)吉田 春美

          虐殺加害者、戦争犯罪人の親を持った子供たち  ナチス党は優勢思想に従って、多くの子供を産むことアーリア系の女性に奨励した。15人以上産めば勲章が貰えたそうだ。赤ちゃん工場というおぞましい施設まである  そういう施設で生まれた子供、一般的なナチ党員の子供、ナチス党で出世した官僚の子供、ドイツ国で育った子供、ナチス党がドイツの法律を変え、少年少女にヒトラーユーゲントを義務教育としていた時代には、子供たちはナチズムを基にした教育を受けた。一般家庭はともかくとして、ナチス高官の元に

          [感想,要約]ナチの子どもたち:第三帝国指導者の父のもとに生まれて/(著)タニア クラスニアンスキ(翻訳)吉田 春美

          [漫画感想]鬼丸大将/著 手塚治虫[要約]

           文庫で二冊の漫画である。外国から日本にたどり着いた白人が迫害を受けながら日本で過ごし、そのうちにできたのが主人公の鬼丸である  手塚治虫が描いた漫画なので面白い。しかし鬼丸の口調、見た目、強い力が孫悟空を思わせてしまう。鬼丸は侍に捕まって、拷問を受けるうちに肉体が成長し、大きい身体と馬鹿力を持つ。その体格と力を活かして侍と戦うのだが、その様子が孫悟空なのである。子供っぽい思考力も合わせればより孫悟空に似通る  この漫画を通して手塚治虫は何を伝えたかったのか。昔の日本で外国人

          [漫画感想]鬼丸大将/著 手塚治虫[要約]

          [書評,要約]10分で名著(著 古市 憲寿)[感想,批評,レビュー,あらすじ]

          古市 憲寿さんと見出しの本に詳しい人の対談  有名な本を要約してあるの本である。読んでみたい本もあったので手を伸ばした。個人的に興味がある本の要約の、感想と要約を記事にする  古市 憲寿さんが見出しの本に詳しい人と対談し、それを文字に起こしたという様式になっているので、読みやすい 紫式部 源氏物語(談者/大塚ひかり)  身分が高く、見た目にも恵まれた光源氏が多くの女性と関係を持つという話である。光源氏は選び放題の身分だが、あまり可愛くない女性も憐れんで捨てなかったと書い

          [書評,要約]10分で名著(著 古市 憲寿)[感想,批評,レビュー,あらすじ]

          NHK「100分de名著」ブックス サルトル 実存主義とは何か: 希望と自由の哲学[part2][感想,批評,レビュー,あらすじ]

          弱者の連帯とまなざし  労働者が連帯するのは、ブルジョア(資本家、支配者階級)からのまなざしが原因である。被抑圧階級である労働者は、生活水準の低さや、労働環境の悪さが原因で雇い主に反抗を始めるわけではない。雇い主からのまなざしに羞恥を感じ、連帯するようになる 疎外論  マルクス主義の疎外論では、労働者が労働により生産した生産物は、雇用主によって奪われ、利益は作った人間に還元されない。支配者階級には搾取されるということである。労働は人間を疎外-他有化するものであると考える

          NHK「100分de名著」ブックス サルトル 実存主義とは何か: 希望と自由の哲学[part2][感想,批評,レビュー,あらすじ]

          [映画感想]スターリングラード(1993)[感想,批評,レビュー,あらすじ]

          スターリングラードの戦い  スターリングラードはロシアの都市である。第二次世界大戦時、ドイツ軍はポーランドを占領した後、ロシアに進軍したあたりの場面が映画になっている。ハンス・フォン・ヴィッツラント少尉がフリッツ・ライザー伍長の所属している部隊に配属される。ハンス・フォン・ヴィッツラント少尉は実戦経験がなく、経験を積んだ下士官や兵士にからかわれるも、物語が進むにつれて仲間意識が芽生え溶け込んでいく。一緒に戦地へ赴いた仲間たちは次々に減る。プロパガンダ映画ではない、戦争の負の

          [映画感想]スターリングラード(1993)[感想,批評,レビュー,あらすじ]

          NHK「100分de名著」ブックス サルトル 実存主義とは何か: 希望と自由の哲学[part1][感想,批評,レビュー,あらすじ]

          実存主義とは?  実存主義とは、人間は存在が先立ち、中身は後から成立する、人間は自ら作るところのものなにものでもないという思考である。つまり、主体的に生きる主体性と、未来に向かい投企(自分で何をするか選択する自由、それに対する責任、選択への不安、一人で決める孤独)が実存主義の主だった考え方になる サルトル「嘔吐」は何を表現した?  ジャン=ポール・サルトル(以降、サルトルと記す)が著した「嘔吐」では、実存主義を象徴するシーンとして、主人公であるロカンタンが、すべては偶然

          NHK「100分de名著」ブックス サルトル 実存主義とは何か: 希望と自由の哲学[part1][感想,批評,レビュー,あらすじ]