麦倉尚

映画の感想、本の感想と要約を載せています 歴史/文化/哲学 純文学を書いています 7…

麦倉尚

映画の感想、本の感想と要約を載せています 歴史/文化/哲学 純文学を書いています 7回、8回、11回金魚屋新人賞最終候補 破滅派 https://hametuha.com/doujin/detail/mugikuranao/

記事一覧

[要約,感想]羊たちの沈黙

何度も観た映画の感想  映画「羊たちの沈黙」は何度も観た映画である。Amazonプライムビデオで観たので記事にしようと思う  今回はあまり注目されなさそうな部分を取り…

麦倉尚
11時間前
3

七日間で突然頭が良くなる本/著 小川 仁志

哲学で本質を理解しよう 世の中のことを知ろう 教養を深めると自由な思考ができる 読書をするだけで良い 知識があると概念が膨らむ ボキャブラリーを増やそう 哲学は物…

麦倉尚
2週間前
4

[感想,要約]トカトントン/著 太宰治

トンカチの音で熱意が冷める主人公が、作家に相談の手紙を書く  徴兵され玉音放送を聞くときに「トカトントン」という音を聞いた主人公。それ以降その「トカトントン」と…

麦倉尚
2週間前
4

[要約,感想]沖縄戦とアイヌ兵士 (母と子でみる 19)/橋本 進(編集)

むごすぎる日本人によるアイヌ民族への差別  土人という言葉を知っていますか?私はちょっとだけ知っていました。肌の黒い人を差別すると気に使う、許されない言葉だとい…

麦倉尚
2週間前
4

北日本文学賞で選考通過する方法[一部AI記事]

北日本文学賞でどうしても選考通過したい  note記事 傾向と対策 北日本文学 はアクセスが多い  北日本文学賞に関心を持っている人が多いということである  なので、…

麦倉尚
3週間前
10

[要約,感想]高校生でも読める「共産党宣言」[カール・マルクス (著)/フリードリヒ・エンゲルス (著)/北口裕康 (翻訳)

 記事作成者である私、麦倉尚は、自らの教養の為に共産党宣言を要約したもので、何らかの思想に傾倒しているわけではない 労働者は摂取され、資本家は儲かる  日本の賃…

麦倉尚
3週間前
5

[要約,解説,感想]図解雑学 ポスト構造主義/著 大城 信哉

全部読んだがどこが重要な個所なのかわからない  私はこの「図解雑学 ポスト構造主義」からこの世に暮らす希望や理由を見出そうとして読んだ。つまり私は思想から、この…

麦倉尚
1か月前
6

露西亜の蟹[小説]

 露西亜の蟹 原稿用紙20枚 ◆  上から見ると地図通りの形をした北海道、飛行機が着陸して空港に出ると、エントランスに見覚えがある。旅行で数回しか来ていない場所で…

麦倉尚
1か月前
4

[杜子春][感想,要約]英語で読む芥川龍之介短編集 Short Stories of Ryunosuke Akutagawa/著 芥川 龍之介

杜子春は何が伝えたかった?  杜子春は初めて読んだ。何の話だったのかというと特にメッセージ性とかはないのではないかと思い。無理矢理に何か見出すのならば「親の愛情…

麦倉尚
1か月前
5

[要約,感想,レビュー]映画 復讐者たち

もし罪もないのに家族を殺されたらあなたはどうするか  この映画では復讐への問いかけがなされている。ナチスドイツ収容所で生き残ったマックスは戦後、復興したドイツに…

麦倉尚
1か月前
2

通天閣[エッセー]

 人生で初めて通天閣に行った。空いているだろうとして調べせず向かうと90分待ちで、引き返すか悩んだが、せっかく来たからと、建物の外まで溢あふれた人の最後尾に着いた…

麦倉尚
1か月前
15

[要約,感想]自己治癒力を高める―人体の驚くべき潜在能力/著 川村 則行

 気持ちの持ちようで病気が遠ざかるは本当    第一章では、がんの末期状態にある患者の奇跡的な回復について取り上げている。余命短いがんの患者が自分のポジティブな…

麦倉尚
1か月前
8

[要約,感想][part2]FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/著 ハンス・ロス…

第6章 パターン化本能  一つの例を他の集団に当てはめない 第7章 宿命本能  〇〇は〇〇である宿命だという思い込み。ゆっくり変化していている場合は、変わってい…

麦倉尚
1か月前
5

[要約,感想][part1]FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/著 ハンス・ロス…

思い込みを見直せる ドラマチックすぎる世界の見方  知らずの誰しもが世の中に偏見を持って見ている。この本を読んでデータや証拠を基にして世界を見よう  メディアは…

麦倉尚
1か月前
6

[感想,要約]ナチの子どもたち:第三帝国指導者の父のもとに生まれて/(著)タニア クラスニアンスキ(翻訳)吉田 春美

虐殺加害者、戦争犯罪人の親を持った子供たち  ナチス党は優勢思想に従って、多くの子供を産むことアーリア系の女性に奨励した。15人以上産めば勲章が貰えたそうだ。赤ち…

麦倉尚
2か月前
4

[漫画感想]鬼丸大将/著 手塚治虫[要約]

 文庫で二冊の漫画である。外国から日本にたどり着いた白人が迫害を受けながら日本で過ごし、そのうちにできたのが主人公の鬼丸である  手塚治虫が描いた漫画なので面白…

麦倉尚
2か月前
3
[要約,感想]羊たちの沈黙

[要約,感想]羊たちの沈黙

何度も観た映画の感想

 映画「羊たちの沈黙」は何度も観た映画である。Amazonプライムビデオで観たので記事にしようと思う
 今回はあまり注目されなさそうな部分を取り上げてみようと思う

ハンニバル・レクターのセクハラ発言

 ハンニバル・レクターは多くの人を引き付けたキャラである。レクターの力を借りに来た、FBIアカデミーの実習生であるクラリス・スターリングの気持ちをもてあそんでしまうほど、人

もっとみる
七日間で突然頭が良くなる本/著 小川 仁志

七日間で突然頭が良くなる本/著 小川 仁志

哲学で本質を理解しよう

世の中のことを知ろう

教養を深めると自由な思考ができる
読書をするだけで良い
知識があると概念が膨らむ

ボキャブラリーを増やそう

哲学は物事の本質を使うのに、哲学が最良の手段である
長い時間をかけて批判的、検討にさらされてきたので有効性に根拠がある
ツールの例

分類 物事を回想的に分類する

主観と客観 対象を主観と客観に分けて考える

時間と空間 物事を時間と空

もっとみる
[感想,要約]トカトントン/著 太宰治

[感想,要約]トカトントン/著 太宰治

トンカチの音で熱意が冷める主人公が、作家に相談の手紙を書く

 徴兵され玉音放送を聞くときに「トカトントン」という音を聞いた主人公。それ以降その「トカトントン」という幻聴が聞こえるようになる。主人公が何かに熱意を傾けたらその幻聴が聞こえ、物事への気持ちが覚める。仕事、恋、その他なんでも、その幻聴が聞こえ主人公は取り組みをやめてしまう
 作家への相談の手紙というていで小説が書かれている。最後に作家が

もっとみる
[要約,感想]沖縄戦とアイヌ兵士 (母と子でみる 19)/橋本 進(編集)

[要約,感想]沖縄戦とアイヌ兵士 (母と子でみる 19)/橋本 進(編集)

むごすぎる日本人によるアイヌ民族への差別

 土人という言葉を知っていますか?私はちょっとだけ知っていました。肌の黒い人を差別すると気に使う、許されない言葉だという認識できた。しかし、この本を読んで本当の意味を知りました。土人とは、肌の色ではなく、勝手な都合で劣った人たちとみなされた民族に対する言葉でした。この本ではアイヌ民族の人たちが、日本人に土人と呼ばれ、土人学校という教育機関に通っていたとあ

もっとみる
北日本文学賞で選考通過する方法[一部AI記事]

北日本文学賞で選考通過する方法[一部AI記事]

北日本文学賞でどうしても選考通過したい

 note記事 傾向と対策 北日本文学 はアクセスが多い
 北日本文学賞に関心を持っている人が多いということである
 なので、より掘り下げた内容を新しく記事にして、どうすれば北日本文学で選考を通過できるのかを文章にする
 私のnoteを見て頂いている方々の、役に立てればと思う
 私は第54回より北日本文学賞に応募を続けており、そのうち2回一次選考を通過した

もっとみる
[要約,感想]高校生でも読める「共産党宣言」[カール・マルクス (著)/フリードリヒ・エンゲルス (著)/北口裕康 (翻訳)

[要約,感想]高校生でも読める「共産党宣言」[カール・マルクス (著)/フリードリヒ・エンゲルス (著)/北口裕康 (翻訳)

 記事作成者である私、麦倉尚は、自らの教養の為に共産党宣言を要約したもので、何らかの思想に傾倒しているわけではない

労働者は摂取され、資本家は儲かる

 日本の賃金は外国と比べると上がっていないらしい。それでも物価は上がり続けるので、生活は苦しくなる。なぜ賃金が上がらないのかというと、資本家が労働者への分配を渋っているからである
 資本家からすれば、できるだけ労働者に与える給料は少なくしたい。自

もっとみる
[要約,解説,感想]図解雑学 ポスト構造主義/著 大城 信哉

[要約,解説,感想]図解雑学 ポスト構造主義/著 大城 信哉

全部読んだがどこが重要な個所なのかわからない

 私はこの「図解雑学 ポスト構造主義」からこの世に暮らす希望や理由を見出そうとして読んだ。つまり私は思想から、この世の真実を得ようとしていたわけである
 しかし書いていったことは私が求めていた真実ではなかった。ただ、一言で何が書いてあったのか説明できない。おそらく、この本では「ポスト構造主義」を広く説明しようとしたからなのではないかと思う。一度二度見

もっとみる
露西亜の蟹[小説]

露西亜の蟹[小説]

 露西亜の蟹 原稿用紙20枚



 上から見ると地図通りの形をした北海道、飛行機が着陸して空港に出ると、エントランスに見覚えがある。旅行で数回しか来ていない場所でも、記憶には残っている。今から会う幼馴染と面と向かうのは何年かぶりだった。時間調整でお土産屋さんに入ると、蟹の模型がある。昔、蟹をいくらでも食べられる旅館に泊った。年上の彼氏はよく私を旅行に連れて行った。彼とは色々な場所に一緒に向かっ

もっとみる
[杜子春][感想,要約]英語で読む芥川龍之介短編集 Short Stories of Ryunosuke Akutagawa/著 芥川 龍之介

[杜子春][感想,要約]英語で読む芥川龍之介短編集 Short Stories of Ryunosuke Akutagawa/著 芥川 龍之介

杜子春は何が伝えたかった?

 杜子春は初めて読んだ。何の話だったのかというと特にメッセージ性とかはないのではないかと思い。無理矢理に何か見出すのならば「親の愛情」ということになるだろう。馬の姿をした親を閻魔大王に鞭で打たれている様子を見て、仙人の言いつけをやぶり口を聞いてしまう。その後、仙人に、口を聞いたことは責められず、むしろ、親が痛めつけられている様子を見て、口を聞いたことを肯定される。口を

もっとみる
[要約,感想,レビュー]映画 復讐者たち

[要約,感想,レビュー]映画 復讐者たち

もし罪もないのに家族を殺されたらあなたはどうするか

 この映画では復讐への問いかけがなされている。ナチスドイツ収容所で生き残ったマックスは戦後、復興したドイツに毒を流す計画に参加する。ユダヤ人の中にも過激な考えを持った人たちが集まっているグループ、ナカム発案の計画であり、家族をナチスドイツに収容所で手にかけられたマックスにとっては、渡りに船の計画である
 ドイツ人に家族を奪われたマックスたちの復

もっとみる
通天閣[エッセー]

通天閣[エッセー]

 人生で初めて通天閣に行った。空いているだろうとして調べせず向かうと90分待ちで、引き返すか悩んだが、せっかく来たからと、建物の外まで溢あふれた人の最後尾に着いた。列の前方を眺めると、半数程度が外国人で、残りは親子連れか春休みの大学生である。外国人が話す様々な言語が聞こえてくる。彼らは長期休暇中なのだろうか。
 通天閣はタワーであり、高いところから景色を眺めるだけである。なぜ塔に誰もが群がるのか分

もっとみる
[要約,感想]自己治癒力を高める―人体の驚くべき潜在能力/著 川村 則行

[要約,感想]自己治癒力を高める―人体の驚くべき潜在能力/著 川村 則行

 気持ちの持ちようで病気が遠ざかるは本当

 
 第一章では、がんの末期状態にある患者の奇跡的な回復について取り上げている。余命短いがんの患者が自分のポジティブな感情や、病気が治ると信じる気持ちでがんが完全に治癒するという出来事があると紹介してある。祈りという宗教的な儀式が病気の治したと本には書いてあり、目撃者が何人もいて、証拠もある。非科学的であり、西洋医学に基づいた治療を受けている日本人からす

もっとみる
[要約,感想][part2]FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/著 ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング・ロンランド

[要約,感想][part2]FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/著 ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング・ロンランド

第6章 パターン化本能

 一つの例を他の集団に当てはめない

第7章 宿命本能

 〇〇は〇〇である宿命だという思い込み。ゆっくり変化していている場合は、変わっていることに気付くことができない。小さな変化に気付く。老人に話を聞いてみると、変化がわかる

第8章 単純化本能

 自分が肩入れしている考え方に有利な情報だけ信じて、他の視点からの見方を忘れてしまわないようにする
 専門分野以外のことは

もっとみる
[要約,感想][part1]FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/著 ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング・ロンランド

[要約,感想][part1]FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/著 ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング, アンナ・ロスリング・ロンランド

思い込みを見直せる ドラマチックすぎる世界の見方

 知らずの誰しもが世の中に偏見を持って見ている。この本を読んでデータや証拠を基にして世界を見よう
 メディアは「世界には貧困、戦争が絶えず起きている。腐敗と人災は増加している」と報道しており、ドラマチックすぎる世界の見方をしてしまっている。この本を読んで、正しい世界の見方をしよう

第1章 分断本能

 2017年時点で、発展途上国と呼べる国に住

もっとみる
[感想,要約]ナチの子どもたち:第三帝国指導者の父のもとに生まれて/(著)タニア クラスニアンスキ(翻訳)吉田 春美

[感想,要約]ナチの子どもたち:第三帝国指導者の父のもとに生まれて/(著)タニア クラスニアンスキ(翻訳)吉田 春美

虐殺加害者、戦争犯罪人の親を持った子供たち

 ナチス党は優勢思想に従って、多くの子供を産むことアーリア系の女性に奨励した。15人以上産めば勲章が貰えたそうだ。赤ちゃん工場というおぞましい施設まである
 そういう施設で生まれた子供、一般的なナチ党員の子供、ナチス党で出世した官僚の子供、ドイツ国で育った子供、ナチス党がドイツの法律を変え、少年少女にヒトラーユーゲントを義務教育としていた時代には、子供

もっとみる
[漫画感想]鬼丸大将/著 手塚治虫[要約]

[漫画感想]鬼丸大将/著 手塚治虫[要約]

 文庫で二冊の漫画である。外国から日本にたどり着いた白人が迫害を受けながら日本で過ごし、そのうちにできたのが主人公の鬼丸である
 手塚治虫が描いた漫画なので面白い。しかし鬼丸の口調、見た目、強い力が孫悟空を思わせてしまう。鬼丸は侍に捕まって、拷問を受けるうちに肉体が成長し、大きい身体と馬鹿力を持つ。その体格と力を活かして侍と戦うのだが、その様子が孫悟空なのである。子供っぽい思考力も合わせればより孫

もっとみる