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スザニの刺し方(ステッチ)〜針のユルマ
前回はかぎ針によるユルマをご紹介しましたが、今回は「普通のチェーン・ステッチ」である針のユルマです。
刺繍枠は使わない
かぎ針のユルマは枠を使いますが、針のユルマは刺繍枠を使わずに刺します。
片膝を立て、布端を足で押さえて、布にテンションを与えながら刺すこともあります。
針先はどちらかというと向こうから手前へ向けることが多いようです。
そのあたりのことはコチラ。
ユルマによる表現
ユルマ
スザニの刺し方(ステッチ)〜かぎ針のユルマ(1)
ユルマはいわゆるチェーン・ステッチのこと。中央アジアでは、普通の針で刺す方法と、レース針(細いかぎ針)で刺す方法の両方が見られます。
今回はかぎ針で刺すユルマについて。
かぎ針、ウズベク語ではbigiz
かぎ針をウズベキスタンではbigiz(ビギズ)と呼びます。なお、外国語あるあるで、カタカナではウズベク語の発音は再現できかねます、あしからず。
刺繍枠
さて、刺繍といえば、布を丸い枠にはめ
中央アジアの刺繍布スザニについて まずは概説から
初めましてな皆さまへ。初っ端からサボりな感じですが、とりあえず、スザニについての基礎的な情報は次の記事をご覧ください。
なお、記事掲載時には、展覧会開催中でしたが、現在は収蔵庫でお休みしています。2−3年に一度、特集しますので、美術館公式からの告知をお待ちください。
続編はまたの機会に。
はじめましてと、noteを始めてみたきっかけ。
はじめまして
初めまして。とりあえずひとつ書いて見ることにします。
ある公立美術館(きっと話の流れですぐわかる)の学芸員をしています。学芸課長と工芸担当の二足のわらじ。管理職もどきはつまらないけれど、勤務館の工芸作品にはそれはそれは素晴らしいものがたくさんあって、だから続けられるのだと思います。これって学芸員あるあるでしょうか。
専門は工芸史、東西文化交渉史。中央アジアの工芸史、特にテキスタイル