〈エッセイ〉説得力のある話し方をする政治家はやはり信じない方が良い。
最近はある政党の党首と言われる人たちの話を鵜呑みにして、にわか国粋主義あるいは大和民族主義に傾倒し、嫌中・嫌韓に走る人が多いようだ。それらの党首たちはとても良いことも言っているが、「?」と思うことも言っていることに気が付かない人が多い。
例えばあの太平洋戦争は「欧米列強の支配下におかれたアジア諸国を解放するために日本が動いたのだから、日本は悪くない。日本こそ崇高な国なのだ」という話。あんなのは笠原十九司の「日本軍の治安戦ー日中戦争の実相」を読めば一目瞭然で異なった話だとわか