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知っていれば得られる結果が100倍に!【QOL向上間違いなし】”ヨーガにおける戦略と戦術”


・ヨーガとは”落ち着き”を得るための戦略である

巷ではヨーガのレッスンは
”健康のための運動”と捉えられています。

では、ただの運動とヨーガのレッスンにはどんな違いがあるのでしょうか?

実は
ヨーガのレッスンというのは”戦略”であり、
いくつかの目的を達成するためにあるのものですが、
その目的の一つは”落ち着くため”にあります。

それはヨーガについて記されている書物、
『ヨーガスートラ』の中に書かれています。

ヨーガのレッスンに参加すると
「落ち着いた」「スッキリした」
という経験をしたことがある方は多くいらっしゃると思います。

しかし、何が落ち着いたのでしょう?
そして、何が落ち着いたからスッキリしたのでしょうか?

“なんとなく”のふわっとした感覚だけの状態と、
きちんと理解を伴っている状態とでは
全く同じ内容のヨーガレッスンを受けていても
得られる結果、効果が異なります。

つまり受け手の知的理解の状態によって
レッスンから受けられる恩恵に大きな差が開いてしまいます。
(同じ金額を支払うなら、最大限の恩恵を得て帰りたいですよね。)

では
ヨーガの戦略を用いた結果得られる”落ち着き”とは
具体的に何を落ち着かせるのものなのでしょうか?


・ヨーガの戦略を用いると何が落ち着くのか?

“思考の働き、感情、肉体”
この3つを落ち着かせる戦略がヨーガです。

もう少し噛み砕くと、
思考の働きは”脳”の働きとして表れます。
感情の働きは”神経”の働きとして表れます。

すなわち私たちは
ヨーガの技法という”戦略”を用いることで、
“脳や神経を落ち着かせる”ことに成功し、
“心身の落ち着き”を獲得していきます。

脳が落ち着いていることにより
穏やかな集中力が継続し、いわゆる”ゾーン”のような状態にも入りやすく、仕事や活動の生産性があがります。
また、良い集中が続くことによって無駄なエネルギーロスがなくなり疲れにくくもなります。

注意力散漫な時には何をやるにも時間がかかったり、いちいち疲れてしまったりしますよね。。

また、
人は感情的になった時に判断を誤りやすいと言われています。

「一時の感情であんなこと言わなければよかった」
「(通常の状態ではそのような選択はしないのに)なんであんなことしちゃったんだろう・・・」

こんな経験はないでしょうか?

神経の落ち着きと連動して感情も落ち着いていることで、穏やかでゆとりを持った状態を継続できます。
それにより、感情から何かを言ったり行動したりしにくくなるので、感情が起因の突発的な言動や行動、それに伴う後悔が格段に少なくなります。

そして自他ともに優しい自分でいられるようになり、自己肯定感があがります。

そうして身体が落ち着いていれば、自然と呼吸も深くゆったりとなり、落ち着いて堂々としていられるので、
周囲から「何かこの人は違うぞ・・・!」と一目置かれたり、信頼感も得られやすいでしょう。

余計な力みもないので、過緊張による疲れや呼吸が浅くなることによる免疫力の低下も防ぐことができます。

結果、必然と笑顔でいられる時間が増え、脳内から良い伝達物質(セロトニン等)がたくさん放出され、幸せを感じることができる時間が増えるでしょう。

このように、ヨーガの戦略を用いることができれば、
日常に快適性がどんどん増していきます。

最初は日常生活での意識とヨーガレッスンでの意識が切り離されているかもしれませんが、
きちんと知的に理解をして、意識的に回数をこなしていくと、
着実にヨーガで得られる恩恵が日常生活にも波及していきます。


・具体的にどのようにして”落ち着き”を獲得していくのか?

戦略が分かったところで、
次に”その落ち着きをどのように獲得していくか”、
戦術を知っていきましょう。

戦術は
“動き、呼吸、心の持ちよう”
この3つを用いていきます。

この3つは独立して使う物ではありません。

“何を思いながら”、“動き”と”呼吸”を合わせていくか?

このように3つの戦術は連動して同時に使っていくものです。

最初はどれか一つをすることでやっとだと思います。
いきなり3ついっぺんには難しいので、
まずは1つ1つ、もしくは2つなど意識することを限定して練習します。

なぜ練習する必要があるのでしょうか?

ヨーガが上達するためでしょうか??

表面的にはYES
本質的にはNOだと私は思います。

その訓練をヨーガレッスンを通して積むことで、
“日常でもその3つを使いこなして落ち着きを継続する”
これが練習の真の目的でありたいです。

日常生活では、すぐに目の前に起きることにのめりこんでしまって、動きも呼吸も心の持ちようも”無意識的なもの”になってしまいます。

その”無意識的な状態”を少しでも
心の持ちようと、動きと呼吸で”意識的な状態”に変え、
日常生活で落ち着いて心地よく過ごせるために
あえて日常とは切り離された
ヨーガレッスンという、それだけに集中できる空間で練習します。

つまり、ヨーガとは私たちの人生をより快適に、より良く進化させるためにあると言えます。


・まとめ

今回は
・ヨーガは”落ち着き”を獲得するのに有効な戦略である

・落ち着かせることが出来るのは”思考の働き(脳)・感情(神経)・肉体”である

・それらは”動き、呼吸、心の持ちよう”という戦術を意識的に用いることで達成される

・ヨーガレッスンで得た”心身の落ち着き“は日常の様々な場面で活用することができる

ということがお分かりいただけたかと思います。


生産性の向上にしろ、快適さにしろ、
その第一歩は”落ち着いていること”が必須条件です。

一見日常生活とはあまり関係のない運動や趣味の一種だと思われるヨーガは、実は日常のためにあります。

ただ、よく理解していないまま闇雲に取り組んでも得られる効果は限定的です。

ヨーガの根底にある戦略と戦術を知って、
同じ60分のレッスンを受けるならその中で
ヨーガの恩恵を最大限に得られることができ、
さらには日々の生活がより快適に、より楽しくなる人が増えれば幸いです。

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