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宝塚とミュージカルが大好きです。 感想を書いていきたいと思います。

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モンテ・クリスト伯/Gran Cantante!!@星組梅田芸術劇場

ありちゃんをお迎えしての初めての星組公演です。 個人的には想像していた以上に星組暁千星様が素敵で、星組の楽しみがまた1つ増えました。バチバチに熱いショーが観たい。超観たい。 モンテ・クリスト伯 初演も観ているんですが、こんな感じだったっけ…?というのが観劇直後の印象でした。 記憶に残っている範囲で大きく変わっているところってストーリーテラーが謎の現代っ子集団からルイジ・ヴァンパ&ベルツッチオになったところくらいだと思うんですが、特にエドモンが監獄から脱出してルイジ・ヴァン

    • Gran Cantante!!@星組東京宝塚劇場

      念願の熱い熱い星組ショーを待ってました! 書き残しておきたいことは2つです。 観たかった舞空瞳がここに! そして、溢れ出る退団者への愛が眩しかったです。 まずは舞空瞳さんのお話。 今回最初から最後までダンサーとしての実力を余すところなく発揮されていて、見ごたえがありすぎました。 こっちゃんと組んで踊るシーンもいくつもあり、二人の間に言葉はいらないとでも言うような激しく、しなやかで、息ぴったりのダンスに魅了されます。 中でも目が釘付けになったのが終盤の黒いピラール祭りからフ

      • めぐり会いは再び next generation -真夜中の依頼人-@星組東京宝塚劇場

        時間いっぱい、みっしりぎちぎちに星組の現在と過去が詰め込まれた世界。それがどうしようもなく楽しい。 初見時はあまりの詰め込み具合に幕間に疲労感を感じた程でしたが、その中身は星組の上級生から下級生までびっくりするくらいたくさんの人に割り振られた出番、台詞、見せ場の嵐なので、もはや快楽です。 まさかの3作目、続編が上演されるとは思いませんでした。と、2作目の発表時も同じことを思った記憶があります。 完全宝塚オリジナル作品を、全て大劇場で、しかも10年越しの続編ってすごい話です。

        • カルト・ワイン@宙組BrilliaHALL

          カルト・ワインは仄暗さ、不穏さ、破滅の予感をすぐそばに感じながらも、シエロ自身の推進力と舞台上の狂乱に飲み込まれて後ろを振り返る間もなく前に前にと進んでいく感覚を味わう作品でした。 まさにずんちゃんのための芝居という感じです。 主人公のシエロの生き様にがっつりフォーカスして描かれた、光と影を絶妙なバランスで見せてくれる物語で、かつしっかりエンタメで、最初から最後までのめり込んで観劇しました。 夢千鳥からのカルト・ワインで、栗田先生は主役のタカラジェンヌの個性を活かした当て書

        モンテ・クリスト伯/Gran Cantante!!@星組梅田芸術劇場

        • Gran Cantante!!@星組東京宝塚劇場

        • めぐり会いは再び next generation -真夜中の依頼人-@星組東京宝塚劇場

        • カルト・ワイン@宙組BrilliaHALL

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          バイオーム@東京建物BrilliaHALL

          好きかどうか。その次元を飛び越えて見せて、魅せて、みせてくる。 雑音がない静かな舞台。淡々と人間を描く物語。余韻を描く結末。 引き寄せて浸透する、バウホールで観た『月雲の皇子』の幕が降りたあの瞬間からずっと夢中である上田久美子先生の宝塚の作品と変わらぬ同じ力を持った作品。 とても面白かった。この作品に対して使っていい言葉か迷いが過りますが、しかし私の中にある語彙ではこれが一番しっくりきます。 2回観劇しました。 1回目はあらすじすら流し読みのほぼまっさらな状態で観たのですが

          バイオーム@東京建物BrilliaHALL

          田中ゆゆ子の古典落語劇場(スタリラ)@飛行船シアター

          真矢に緩まされた涙腺がゆゆ子で崩壊しました。 昨年のロミジュリから引き続き2作目の朗読劇を観てきました。 朗読劇シリーズ、距離が近い劇場での上演や古典からのテーマ選定等から学生として演劇に取り組む等身大の舞台少女たちを観て感じることができ、不思議な臨場感・没入感と、じっくりお芝居を味わえる面白さがあります。 アニメの第三者的な視点やミュージカルのA組B組という繋がりとはまた違った、一観客として舞台少女たちがおくる舞台を観るという体験と距離感にハマります。劇スで華恋とひかりが

          田中ゆゆ子の古典落語劇場(スタリラ)@飛行船シアター

          夢介千両みやげ/Sensational!@雪組東京宝塚劇場

          このストーリーを魅せられる雪組はすごいなと思いました。 良い話です。すごく良い話なんですが、劇中起こるほぼ全ての出来事を金の力でゴリ押しで解決していくので、いまいち響かなかったりワンパターンさを感じたり難しいお芝居だなあというのが本公演より先に配信の新人公演を流し見たときの印象でした。 やっと本公演を観劇して、ぶっ刺さるタイプの話ではないけれど、登場人物たちの生き生きとした姿、その中にある人情や温かみが眩しいほどに鮮やかに伝わってきて、自然と心がほぐれて浮き立つような気分に

          夢介千両みやげ/Sensational!@雪組東京宝塚劇場

          Rain on Neptune@月組アンフィシアター

          月組でごりごりのファンタジーが観たい。 というのが前回のロマンス劇場の時に抱いた夢だったんですが、あっという間に叶ってしまいました。しかも個人的に大注目の谷貴也先生で。 観終わったあとの満足感が心地良い、あ~楽しかった!と叫びたくなるような作品でした。 谷貴也先生的なキーワードは「約束」なのでしょうか。まだ元禄バロックロックとRain on Neptuneしか観てないので全然研究できていないのですが、谷貴也ワールドと呼べそうな確固たるファンタジーな世界観の中で描かれる約束を

          Rain on Neptune@月組アンフィシアター

          Never Say Goodbey@宙組東京宝塚劇場

          初演観劇当時からどの曲も好きすぎて、10年以上前の作品の再演なのに全曲歌えそうな勢いで耳に残っていて、ほぼ全部内容を覚えていました。 フランク・ワイルドホーン氏の音楽の偉大さと、ミュージカルにおける音楽の重さを改めて思い知らされます。 宝塚において再演は珍しくないですが、Never Say Goodbyeは発表された時は驚きました。当時タカハナコンビが大好きで、この2人の退団のために描かれる小池先生の一本物のミュージカルとはどんな作品だろうと期待して劇場に行って色々な意味で

          Never Say Goodbey@宙組東京宝塚劇場

          銀河鉄道999@日本青年館

          銀河鉄道999に触れるのはほぼ初めてという状態で、今回ミュージカルを観てきました。 ストーリー展開は原作を知らなくても楽しめました。結末に向けて必要な情報を描くために全体的に駆け足気味ではありましたが、各星々での出来事がオムニバスのように連なっていく構成は、どうしても説明パートが多くなりがちな中で、逆に飽きにくく見やすさを感じました。 漫画・アニメ原作ものはビジュアルが分かりやすいので、あまり存じ上げないキャストの方でも見分けが付きやすく結果的にキャラクター理解もしやすいとい

          銀河鉄道999@日本青年館

          冬霞の巴里@花組BrilliaHALL

          指田先生が描く、業を背負った女が好きです。 今回のアンブル、そして『龍の宮物語』の玉姫。過去に囚われ執着に生きる、誰よりも美しい女。その強く儚い生き様にどうしようもなく魅せられます。 また、現実と幻想が交錯して溶け合って繰り広げられる舞台もとても素敵で飲み込まれるような感覚を覚えます。 指田先生が作り上げる作品をもっと見てみたい、そんな思いに駆られる作品でした。 我慢できずにドラマシティ公演の配信で予習したものの、正直配信を見た時は消化しきれず、画面越しでも強烈に美しいひと

          冬霞の巴里@花組BrilliaHALL

          The Fascination!@花組東京宝塚劇場

          花組ファン歴が長ければ長いほど楽しいショーだろうなあと思います。 お祝いで、お祭りでもあり、ファンに向けた愛を感じる良いショーでした。 しかも真ん中に立つ柚香光さんがダンサーで迫力も躍動感もあるので、すごく見ごたえがある上に群舞になると一気に場が締まります。黒燕尾のフィナーレは絶品ですね。 星風まどかちゃんと絡むシーンも多くて、新トップコンビの息のあったダンスがとても素敵でした。プロローグとかピアノ・ファンタジィとかデュエットダンスとか、シーンを挙げていったらきりがないくらい

          The Fascination!@花組東京宝塚劇場

          元禄バロックロック@花組東京宝塚劇場

          花組はちゃめちゃに楽しいな!!?ってなりました元禄バロックロック&The Fascination! 運良く東京公演を観られてドハマリし、公演後長らく元禄バロックロックロスに陥ってましたが、先日やっとBlue-rayが発売されたことで観たときのあれこれが蘇ってきたので遅ればせながらまとめてみたいと思います。 初めての谷貴矢先生作品でした。これは刺さる先生がまた増えた予感がします。 元禄バロックロックは悪い人が1人もいない、おとぎ話のような綺麗すぎるファンタジーです。そんな世界

          元禄バロックロック@花組東京宝塚劇場

          少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE エーデル- Delight@銀河劇場

          もう1ヶ月前になってしまいましたが、オケコンに引き続きミュージカル観てきました。2月が劇場版コンサートと合わせてスタァライトを立て続けに浴びられたので、満足感がすごくありました。 初めてのスタリラ舞台は演出の妙と表現すればいいでしょうか、制作陣の、出演メンバーの持ち味と技術を全体で最大化できるように作品を構成して、今のメンバーにできる最高の舞台を作るという気合を見せつけられた気がしました。 まずこのエーデルディライトをミュージカル作品として仕上げるための脚本と演出が上手くて

          少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE エーデル- Delight@銀河劇場

          千と千尋の神隠し@帝国劇場

          『千と千尋の神隠し』がとても忠実に再現されていると同時に、アトラクションを体感したような面白さがあるスケールの大きな作品でした。 舞台化によるファンタジーとリアリティのバランスがしっかり取られていて、原作アニメが描くファンタジーは舞台上でもしっかりファンタジーとして存在し、しかもそれが舞台ならではの方法で表現されていたことがとても印象的です。 ストーリー展開は覚えている限りでは舞台化によるオリジナリティはほぼなくアニメ通りだったこともあって(忠実すぎて次の展開どうなるんだっけ

          千と千尋の神隠し@帝国劇場

          今夜、ロマンス劇場で@月組東京宝塚劇場

          宝塚で現代日本を舞台にした作品を上演するのはファンタジーと現実感のバランスが難しいなあとか、耳慣れているはずの日本人名が全く入ってこないことにびっくりするとか、途中まではそんなことを頭の片隅で考えつつ観ていたら、終盤のロマンス劇場での健司と美幸の告白のシーンからぐいぐい引き込まれて、ラストシーンまでずっと涙が止まりませんでした。 ラストシーンは演出も素晴らしかったです。モノクロの舞台に一気に色がついてカラフルになるシーンは、このラストシーンのためにもう1回観たいと思うほどに本

          今夜、ロマンス劇場で@月組東京宝塚劇場