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【理論】LTVとCACとマーケティングオプションの大原則
LTVと許容CACの関係、CACとマーケティングオプションの関係。この三者の関係性の大原則を理解しているとマーケティングデザインの視座が劇的に進化する。本稿では、その大原則について紹介したい。
マーケティング施策のデザインLTVとCACとの関係性
ペイパル創業者のピーター・ティールの名著「ZERO to ONE」。新規事業や事業開発に取り組む人には必ず読んでいただきたい素晴らしい書籍だが、この
大企業での事業開発の進め方とは
本稿では、筆者が実践してきた、①大企業のシガラミに絡みとられることなく、②自由に大企業のアセットを使いこなし、③事業を成功に導くヒントを紹介したい。本稿が、少しでも新規事業開発に取り組む皆様の参考になれば幸いである。
1. 最初のテーマを選ぶまで出来るだけ時間稼ぎをする
私は、大企業の新規事業開発では、できるだけアングラで初期仮説の検証を進めることが一番成功確率の高い方法だと考えている。
事業
【書評】ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか(ピーター・ティール)
最近で一番痺れた本だった。紹介してくれた友人に感謝したい。新規事業を志す方には、必ず一度は読んでいただきたい一冊である。
ティール思想のキーワード。
本書で何度も繰り返されているキーワードは、「隠れた真実の存在」。世界のどこかに誰も見出していない革新的なイノベーションが存在すると信じて、そこにチャレンジすることを推奨している。
ティールの本質的な主張は、輝かしい才能と限られた人生の時間を小金
アンゾフの成長マトリックスを使いこなそう
大企業で事業開発を進めるには、アンゾフの成長マトリックスの市場開発から始めるのが最も効率的です。
アンゾフの成長マトリックスの使い方アンゾフの成長マトリックスは、イゴール・アンゾフ(英語: Harry Igor Ansoff)氏によって提唱された事業の成長のために用いられるマトリックスです。成長ベクトルや事業拡大マトリクスなどとも呼ばれます。
成長戦略を、市場と製品の2軸で切り分け、既存市場と
バリュープロポジションカーブで差別化しよう
バリュープロポジションカーブとは、競争要因を抜け漏れなく可視化し、差別化できる効果的なフレームワークです。
差別化要素を作り出すためのフレームワーク既存の競争要因の可視化と、差別化要素の明確化のために、バリュープロポジションカーブというフレームワークを使用します。
バリュープロポジションカーブは、横軸に競争の軸、縦軸にその提供レベルを取り、折れ線グラフで結んだものです。既存の競争要因を左から並
【書評】営業 野村証券伝説の営業マンの「仮説思考」とノウハウのすべて(冨田和成)
仮説思考系の営業スタイルの本です。
仮説思考の営業スタイルには共感するところが多く、トップセールスの本質はココにあり、と思わざるを得ませんでした。
また、飛び込み営業の受付突破のテクニックについては、プロダクトや技術で勝負できない(人でしか差別化できない)ビジネスでは、ここまでやるんだと感心しました。
売れる営業の本質に近いと思われる、本書の4つのキーワードについて解説します。
仮説思考の
【考察】事業開発とは?|Wikipedia翻訳から考える事業開発の定義
事業開発(Business Development)のWikipedia記事(日本語)がなかったのでWikipedia英語版の記事を日本語訳することで、事業開発とは何かを考えてみました。
初回更新:2020/9/6
出所:Wikipedia(https://en.wikipedia.org/wiki/Business_development)
事業開発(Business Developmen