こんにちは、皆さん、楽しく推し活してますか? 推し活はお金がかかりますよね…100均キットは我らの味方。 缶バッチを作ってみたので、紹介します。今回は57mmのものを使いましたが、サイズは他にもいろいろあります。(提供しているレイヤーテンプレートは57mmのものです) 準備するもの(上写真左から) 1)缶バッチ作成キット 57mm (台座がついてるスターターパック) 2)缶バッチ専用パーツ 57mm (これだけでは作れません) 1)はシートが1つしかないので、失敗した
※ユリxソヌ「愛と青春の旅だち」オマージュ編 ソヌは、ユリをこばみきれないまま、週末はどちらかの家ですごすという関係が続いていた。二人の関係は秘密のままだった。 ユリの黒い瞳にまじまじと見つめられると、抵抗できなくなるソヌだった。 ユリはソヌを満たすと同時に、奪いもした。それは自分も同じだった。 ソヌは、ユリの将来のためにも、自分はいつか消えなくてはいけないと思いこんでいた。 ─ 将来ユリの隣に立つのは、自分ではない それにソヌはまだユリが自分を愛しているとは信じられな
明け方に目がさめることがあると、思いの外空気がひんやりしていることに気づく。あわてて足元のタオルケットを引き伸ばす。 通勤路にも、蝉の死骸がいくつも転がっている。鳴き声もだいぶ少なくなってきた。 ひまわりは真っ黒な顔になってうなだれて、空には薄いうろこ雲。自然はもう秋を迎えようとしている。 休みの日、久しぶりに車で郊外へドライブに行った。前にユリと行った海辺へ。不味かったコーヒーショップは避け、地元でコーヒーをテイクアウトした。 ぼんやりと考えるのは、これからの
雨の日の仕事帰り、アパートの近くの路地に蝶のようなものが落ちていた。「死んでるのかな」と思いながらそばに近寄ると、横たわったまま、震えるように大きな紫の羽と脚を動かしていた。 どうやら羽が濡れたか、傷ついてるのかもしれない。少し先の緑の植え込みに向かって這ってるようにも見えた。 そっと手で掬おうとすると、一瞬大きく羽ばたくが、すぐ葉の上に乗せてあげることができた。 ホッとして歩き出そうとすると、天の声がした。 「ああ、助かったよ。ありがとう。わしは神なのじゃが、不意
「ユリちゃん、せっかくソウルに帰ってきたから、うちに遊びにきてよ。美味しそうなお肉もたくさん頂いたから、一緒に食べよう」 夫の光州の転勤からソウルに戻ったヒジュ姉からの電話に、ユリは、嬉しそうに答えた。 「うん、じゃあソヌ先生も一緒に連れてっていいかな?」 「え? ソヌ先生? あの人がいつも電話してもぜんぜん出てくれないってぶつぶつ言ってたけど、来てくれるの?」 「うん、俺が誘えば大丈夫だと思うよ。お肉楽しみにしてるよ~」 電話を切るとすぐソヌにLineするユリ。 ─
今日は先輩が留守だから、ショッピングモールへ買い物に来た。もちろんクリスマスプレゼントの下見だ。 2人で楽しめるものがいいかなぁ、何が喜んでもらえるだろうか。 クリスマスの時期の店は華やかで、眩しいほどだ。えーと、どこから見ようかな…? あれ? あいつ…ユリ? ─ なにかプレゼントを買いたいと来てみたけど、売り場の華やかさが苦手だ。とっとと選んで帰ろう…。 「おい!」 肩をたたくと、ぎょっとしたようにユリがふりむいた。おもわずニヤニヤしてしまう。 「何してんの? めず
そもそも私がnoteで二次創作小説を書くきっかけになった、『キミの恋について』の第二部に相当するnodeok氏の作品が、現在RIDIBOOKSで好評連載中です。 キミ恋と同じ登場人物の2年後、郁ちゃんや渚が大学生になったところから始まり、今回の話の主人公は渚になります。 韓国語での連載ですので、登場人物は韓国語名しかない人がおり、自然と渚はユリ、郁ちゃんは、ヨハン、岡田先生は、ソヌ、という呼び名に変わります。 韓国語をどうやって読むかというと、PAPAGOという便利なアプ
一部性的描写が含まれていますので苦手な方はお控えください。 ----------------------------- nodeok氏作 韓国ウェブトーンRIDIBOOKS連載中の『동정의 형태』(同情の形)をベースにした二次創作で、原作とはちょっとはずれた私の妄想です。 ユリ=권유리(クォン・ユリ) 大学一年、キミ恋・竹本渚 ソヌ=이선우(イ・ソヌ) 高校地理教師、キミ恋・岡田先生 ヨハン=정요한(チョン・ヨハン) キミ恋・小泉郁 ヒジュ=희주 누나 ユリ
nodeok氏作『キミの恋について』が大好きな3人があつまって、ファンブック・アンソロジーをつくっちゃいました。 隊長はもちろんchamo(@foryourlove1101)さん、マンガを6本収録、1本は描き下ろし作品です。 オビツろいどのお人形で、キミ恋世界を再現しているのは、しょ。さん(@nst_ust)。 12シーンを制作、撮影されています。お洋服の緻密さ、可愛さは必見です。 私、bee(@ikutubaLove)は、コマ割り1枚マンガと、このnoteで書き溜めた
※高3受験生の郁ちゃんと大1の先輩。中距離恋愛中。 翼:え? あれ? まさか、小泉? 飲み会帰りの駅へ向かう道、小泉とよく似た後ろ姿の男を見つけた。 大きな背中。飛び跳ねたモスグリーンの髪。 しかも、隣に女の人がいる。 ─ え?? 腕組んでないか? ─ 嘘だろ。人違いだよ。こんなところにいるはずないだろ。 それでも確かめたくて、あとを追う。 ─ うーん。ちょっと横向かないかな? 薄暗くて顔がよく見えない。 ─ あ、まがっちゃう。 しばらくあとをつ
※高3受験生の郁ちゃんと大1の先輩。中距離恋愛中。 ブーブー 翼: 電話・・・郁? 郁: 先輩、今週末は飲み会って言ってましたね。まだ飲んでるんですか? 翼: いや、もう帰るところだよ。 郁: じゃ、家についたら連絡ください。ちょっと質問があって。 翼: わかった。後でな。 (ふふふ。びっくりするかな) ピンポーン♪ 郁:誰ですか? 翼:俺だよ! 郁:え? まさか先輩? ガチャッ。 どうしたんですか? こんな時間
翼へ先日は、ごめんなさい。動揺して逃げ出すように帰ってしまって。 自分の中で整理がつかなくて、落ち着いて考えて、やっとこの手紙を書いています。 あなたが学生時代からの友人とずっと2人で暮らしていることの意味を、深く考えていませんでした。いえ、気づきたくなかったのかもしれない。 叔母から、あなたのお見合いの話をもらって、いい話だと喜んでしまったの。あなたを苦しめることになってしまって、ごめんなさい。あなただけじゃなく、小泉くんも傷つけてしまった。 あれから、私もLGBTのこ
お題:別れ「이별」 #너사대_전력 雨宮翼・高校3年3月引っ越し間近 (軽微なBL表現がありますので、苦手な方はご注意ください) 郁「それと」 郁「その」 郁「慰め… も (ポンッ)少し…」 ─ 『キミの恋について』33話、34話より 高校を卒業したら、大学のそばにアパートを借りることにした。 もともと物が少ないけど、生活必需品をのぞくと、かさばるものは本だ。 推理小説とかつい買ってしまうけど、一度読んだら読み返すことはほとんどない。 本棚からピックアップして縛っ
あなたは、男女の間に友情が成立する、と思う方でしょうか? それともありえないと考える方でしょうか? ありえない、とお答えの方は、この記事を読んでも納得できず、おもしろくない可能性が高いので、まわれ右をお願いします。 わたしは、男女間でも友情は「ありえる」と思っています。それは実体験からです。 20代前半で比較的若く結婚したこともあり、以降であう男性はみな恋愛対象外でした。仕事を一緒にこなすうちに、尊敬できる人、気の合う人、一緒にいて楽しい人などに出会ってきました。その中のほ
郁「先輩とちゃんと一緒にいれるトコに、合格します」 郁はあの熱海の海で、俺に宣言した。 その言葉どおり、郁は俺の最寄り駅の沿線から通えるA大学に合格した。あの日、熱海の朝、「マジでがんばって、追いかけるから」と言い切った郁の言葉は本当だった。 俺はそれまで1年住んだアパートを引き払って、郁の引越し先へ同居することになった。本当に2人で暮らすのか・・・。うまくやっていけるかな。ドキドキと、不安がないまぜになる。 やっぱり一緒に暮らす以上、ルールを決めないとな。 お
高2の終わりに先輩と来てからだから、何年ぶりだろう。 ここ熱海は、初めて先輩の気持ちがわかった俺にとって忘れられない大事な「恋の街」だ。 大学時代は、一緒に住んでいたけど、先輩の仕事の関係でいまは別に住んでいる。俺は、いまだにこの恋人を「先輩」と呼んでいる。2人だけのときは、たまに「あめみやぁ~」。 先輩、と呼んでいたほうが、周りの人に2人の関係を説明しやすいからだ。俺はバレてもいいんだけど、先輩は仕事とか、立場上むずかしいみたいだ。 熱海の海はあいかわらずきれい