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リウマチ、参考書籍の紹介②そろそろほんとに


できることが増えました

最近、ほんとに少しずつだけど、行動範囲をひろげ始めた。4月にリウマトレックスを飲み始めて、徐々に痛みが引き、ぎこちないながらも動けるようになってから、身体の各箇所が固着しないようにできる範囲で体を動かすようにしていた。自分でストレッチしたり簡単な気功の動作をしたり、近所をうろうろしたりを数か月。

だいぶ長いこと「モヤモヤ」の奥に「そろそろ&うずうず」があるのを感じつつ、なかなか動けずいたのだけど。ここ1、2カ月のあいだに、「さすがに、ほんとに、そろそろでしょ!」という気持ちがつよく前に出てきた。

まずはもうちょっと、できることを増やしていきたいな、それには実際に動く練習なんだよなあ・・・。

相変わらず眠れない夜は(たぶん、絶対的に活動量が足りてないから眠くならない)ネットの中をうろうろ。心のモヤモヤや、頭に浮かんだ「あれ、何だったっけ?」とかを糸口にして、まるきり関係のないところから、ふといいのを見つけた。

習い事とかじゃなくて、フラっと参加できるヨガクラス。先生の感じがなんかいいな、と思ってすぐに申し込んだ。

手首をつくとまだ痛いのに、なぜ・・・その時の私が、どう動く(動ける)つもりだったのかわからないけど、「ダメならダメで、自分の状態がわかるからいいや。」くらいのノリで。というか、なんでもそうだわ。妙にあれこれ考えると、動けなくなるっていうアレ、ノリでないとやらんがな、ってやつかも。

リウマチであること、動ける範囲で動きたいことを伝えたら、「その日の調子で、季節の肉体を味わって楽しめれば良いのでどうぞ気軽に」という返事をもらってうれしい気持ち。何かが動きはじめたな、という感じがする。

それで、先日参加してきた。

ヨガをするのはかなり久しぶりで(5年ぶりくらい?)、できないだろうと想像していたぶんを差し引いてもなお動けないのに笑ってしまった。でも、「あ、すみません、(この動作)できないかも・・・」とか言って、落ちこぼれ参加させてもらいながら、気持ちよかったなあ。地味な動きながら汗だくになったりして。昨年の夏にカミーノを歩いて滝汗だったのがウソみたいに、動かなさ過ぎて汗をかかなくなってたから、すごく新鮮!この暑かった夏も、ほとんど汗かかなかったし。

懸案の手首は、ぎこちないながらも、工夫でなんとかつくことができた。本来の型どおりではないけれど。二の腕や足や、腹筋など、ほかのパーツにかなり助けてもらって(力を分散して)、手首への負荷を最小限にして。でも、なんとかでも、できた!とにかく一歩前進や!!って、じわじわうれしい。

オマケのはなし

ヨガからの帰り道。その日は寒くて、汗がひくと身体がかなり冷えてしまったので、これはぜひとも温まろう!と、昼間から気分よく銭湯へ。わりとぬる湯だったから(私の身体が冷えていたからかも)、じっくり、ジェットバスや炭酸泉、露天、薬湯をひとまわり。途中、ウッドデッキで身体を少し冷ましてから、もう一周。あの、素っ裸で外にいるの、すごい好きなんだよな。はるか昔はこうだったでしょ、っていう親しみのある爽快な感じが。

じっくり入ったから、芯からポカポカ。ブラブラひと駅歩いて帰ったら、その道すがらいろんなものを発見した。こうやって、発見が増えるってたぶん調子が上向いてきているってことな気がする・・・だって、前に超どん底った時もそうだったもんな。その時は秋の終わりで、ふと見あげた銀杏並木の黄色がきれいで。そこからいろいろ展開したんだったし、今回もきっといい感じだよ!と、自分を応援してみる。

ちなみにこの帰り道、たまたまのタイミングで武田真治さんを見かけた。なんだかスカッとした気持ちのいいひと、という印象だった。清志郎さんのバンドにも参加されてたもんなあ、やっぱりそれはそうだよな、と自分勝手に納得しながら、ちょっと得した気分で通り過ぎた。

じんわり、私にとっていい一日だったな。

過去にやっていたことでも、いまの私にとってはぜんぶが新鮮。こうして、あたらしい体験を増やしていきたい。

本の紹介5冊:自然療法・統合医療

治癒への一歩が進んでるなあ~と実感したくて、前置きがながくなったけれど、前回に引き続きリウマチ治癒に向けて読んだ本の紹介を。

今回は主に自然療法・統合医療ジャンルで読んだもの。いろんな療法があって、どれがなに、って私はちょっとごちゃ混ぜの理解。ざっくり、「身体が本来持ってる力をそのまま発揮できるようにサポートする療法」的な認識です。(統合医療は、+必要なら西洋医学的な治療も行う、というかんじかな?と)

詳しい人がみたら違うのもあるのかもしれないけれど、「私はそうとらえた系」という扱いで、まとめて載せます。

誰かの参考になればうれしいです。

◎癒す心、治る力(アンドルー・ワイル 著)

「リウマチの治癒のために必要ならばどれでも」というスタンスで治療法を選びたくて、「統合医療」関連で参考になる本を探していたときに見つけました。作者のアンドルーワイル博士は、統合医療の提唱者だそうです。

何が書かれているか、「はじめに」から引用します。それが一番わかりやすいので!

治療が好結果をもたらしたときでさえ、その結果とは、別の条件下ではなんら外部からの刺激なしに作動したかもしれないような、もともと内部に備わった治癒機構の活性化そのもののことなのだ。本書のテーマはとても簡単だ。からだには治る力がある。なぜなら、からだには治癒系(ヒーリング・システム)が備わっているからだ。

アンドルーワイル 著「癒す心、治る力」

第1部で、治癒系がどういうものか、心とはどんな関係があるか?が書かれています。症例を上げながら説明してくれているので、専門用語とかわからないところはスルーしても、作者が伝えたい(と考えている)ことは理解できると思います。大筋をつかんで身体にあれこれ思いを馳せながらざっと読むだけでも、なんとなく「大丈夫」という気持ちになりました。

◎風邪の効用(野口晴哉 著)

野口整体の創始者?の方の本。何キッカケで手に取ったかハッキリ覚えてませんが、薬を飲みたくなくて、いろんな施術を探している流れで見つけたと思います。

風邪は「身体の自然な調整作用」という考え方を軸にして、治癒の過程をどう過ごすのが良いか、考え方や具体的な方法が書かれています。抑え込もうとせず、自然の経過を待つことが大事ですよ、そうすれば身体の掃除ができますよ、と。

個々の方法は、様々なケースを観察して導き出されたものだと思うので、効果を感じる感じないは人による部分もあるかも?と思うけれど、考え方とか、風邪にかぎらずあらゆる病気に通じるところがあると感じました。

身体を温める、汗をかく、水を飲むことはやっぱり基本的重要事項みたいです。

◎体癖(野口晴哉 著)

「風邪の効用」に続いて読みました。「個性(個人の考え方や性格的なもの?)が身体に現れる=体には癖が出る」という考えをベースにして、人間の体をタイプ分けして解説しています。

各タイプは、後半の「体癖各論」に書かれています。個人的には、気分的にすこし余力のある時に読むのがよい気がします。メンタル落ち込み気味だと、人によってはウッ・・・ってなるかも?と。(私がそうだったので。考察内容が端的に書かれているだけなのですが、責められてないのに勝手にいじけた気分になるっていうアレです)

前半の「体癖論」は、「体にとって、人間にとって、自然とはどういうことか?」という考察で、治癒に向けて基本事項の確認におすすめです。

◎家庭でできる自然療法 誰でもできる食事と手当法(東城百合子 著)

リウマチが治った方のブログを探しまくっていたときに、どなたかが紹介されていた本。身近で自然なものを活用した「手当て」がたくさん書かれていて、じっくり読み込むというより、辞書みたいに使う感じかな?と思います。友人から勧められたこんにゃく湿布も載っていたり、「へえ、こんなのもあるんだ!」と、考え方も含めて「お医者さんでは聞けない知恵」が載っているので、読み物としても面白いです。

私は「ビーチなどで砂に身体を埋めてデトックス」っていうのを、足だけでやってみてもなんとなく実感ありでした(むくみがひいた)。ほんとは足だけと言わず全身素っ裸でやってみたい!試してませんが、似たようなものだと酵素風呂とかいいのかも?って気がします。

◎体温免疫力―安保徹の新理論!(安保徹 著)

たしか、先に紹介した「リウマチ感謝!(渡邉千春 著)」で紹介されていて読んだ本。

「体温と免疫の関係」をテーマに、身体を温めて血行を良くすること、自律神経のバランスを整えることなど、東洋医学で大事だと言われていることが、西洋医学的に説明するとどういうことか?という視点で書かれています。

「冷えの状態にある時、身体に起きていること」が、素人にもわかる範囲でわかりやすく書かれているので、感覚的に「そう」感じていることが、具体的にどういうことなのか、より肉付けされる感じがしました。理解?実感?に立体感がでるというか。

「薬に頼らない」ことの大切さも述べられていて、自分でできる「体温を上げて免疫力アップ」のための具体的な方法もいくつか紹介されています。



これらの本を読んだのはおそらく昨年末~今年初めくらいだったかな。もともと本を読む習慣がなかったので、モタモタと読んだ気がします。なので、今回この記事を書くためにパラパラめくってみて再発見、みたいなものも。もう一度読み直そうかなあ・・・

また次回、つぎは内観系というか、自己分析のために読んだ本を紹介したいと思います。

※前回の参考書籍紹介はこちら☟(リウマチ治癒を前提にした本4冊)


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