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saudade〜サウダージ

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郷愁
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呼び声

呼び声

Luchuの民よ
いつの日か
貧しくとも
自身の足で立とう

悠久に思えるその果てに
かならずや真の自治は来る

悲願は叶う 
問題は その時
以色列になってはいけない(2023〜)
(結局は
こんなマインドを後ろ盾にする基地に
囲まれているのだ
入植されているのだ
侵食されているのだ
わたしたちの島は…)

島が苦しく 島を後にした者よ
それでいい

ただ
島に残った者が
「流浪」を許している

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〜ひとり〜『藍色の福音』

〜ひとり〜『藍色の福音』

導かれるように若松英輔さんの本を読む。
昨年 秋から少しずつ手にとり読んでいた
『藍色の福音』。

若松さんの文章を読む時は急ぎたくない。
そうしようと心がけているのではなく、自然とそうなっている。
若松さんの綴る本は決して難解でなく、むしろ私のような者にとって、とても読みやすい文章だ。だからこそ、一行一行を、そしてその行間を、大切にしたい。

いつの間にか、読むペースは一章ずつ。
詩も一編ずつ。

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2024 辺野古 Jan.

2024 辺野古 Jan.

今朝は悪寒がした
気圧と寒さのせいと言い聞かせ
起き上がれない身体を説得した
何も食べられなかった
気象のせいにしてしまいたい
でも海からの叫びが聞こえる
心の痛みは
もはや身体的な痛み
凌辱される島は
私のからだ

🌿imo

2024.1.9(火)夜

2024 謹賀新年

2024 謹賀新年

《ご挨拶》

旧年中は本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年明け元日から大変な災害が起こってしまいました。ただでさえ戦争の恐ろしさに苦しい気持ちで過ごしていたところ、あらたまの時に…。

これはやはり「常に考え続けよ」と諭されているような気がしています。

もちろん無理をし過ぎることなく。「ケア」と「対話」を大切に。皆で労いあって。

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「ポジショナリティ」とは?…深夜の対話

「ポジショナリティ」とは?…深夜の対話

夜、本を読みつつぼんやり。
いつもの「私の」のんびり時間だ。
ふとスマホに目を見やると…フォローしている方がツイッターの「スペース」を開始したようだ。
他の通知もまとめてチェックして閉じよう…と思ったその画面に

と気になるタイトル。

「嗚呼…そうか…」
なんとなく、察した。これは大切なテーマを「今夜」話したい。そういうことなのだな…と。
そう直感する時がある。

もうあとは寝るだけだし、リスナ

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私は…それぞれが確固たる美意識を持つ両親が誇らしく、そして苦しかった。2人の「美への定義・愛・情熱」を知っているのは私だけと自負していた…でもそれぞれの中には入れてくれなかった。もっと苦しかったのは…惹かれあったはずの2人が、互いの「信じる“美”への価値」に気づいてないこと。。

とにかく一生懸命やる。
もうそれしかないと思う。
島のことは。
よこしまな気持ちを持ち込んだら終わりだ。

本邦が歴史検証や総括をしない・責任のとり方が下手…というのがもう耐えられなくて。
ならばせめて自分の足元、地元の問題に向き合ってみるしかないかな…
と思ってこの1年過ごしてきたのかもしれない。
(思案)

腹の底から叫びたいことが常に眠っている。
でもそれは、本当に叫んでしまっては誰もわかってくれない事もわかっている。
蓋をしている。
時に漏れ出るたびにやるせなく寂しい。
この叫びは土地に根ざしている。無視しても足元から流れ込んでくるものである。
涙で流してしまえればいいのに。

10年前の「5.15」

10年前の「5.15」

なんと。
調べ物があって、思いがけず
以前の自分のblogにぶち当たりました。なんとも言えない気恥ずかしさに撃沈…

本当は別の件について捜索していたのですが、10年前も、私は沖縄県の「復帰40周年」について文章を書いていたのだ…と驚いてしまいました。

今年は50周年。
読んでみると、願っていた状況は10年経ってもあまり変わっていないのだな…と暗い気持ちに。
その時の私に、何も新しい報告ができな

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