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〜ひとり〜『藍色の福音』
導かれるように若松英輔さんの本を読む。
昨年 秋から少しずつ手にとり読んでいた
『藍色の福音』。
若松さんの文章を読む時は急ぎたくない。
そうしようと心がけているのではなく、自然とそうなっている。
若松さんの綴る本は決して難解でなく、むしろ私のような者にとって、とても読みやすい文章だ。だからこそ、一行一行を、そしてその行間を、大切にしたい。
いつの間にか、読むペースは一章ずつ。
詩も一編ずつ。
腹の底から叫びたいことが常に眠っている。
でもそれは、本当に叫んでしまっては誰もわかってくれない事もわかっている。
蓋をしている。
時に漏れ出るたびにやるせなく寂しい。
この叫びは土地に根ざしている。無視しても足元から流れ込んでくるものである。
涙で流してしまえればいいのに。
10年前の「5.15」
なんと。
調べ物があって、思いがけず
以前の自分のblogにぶち当たりました。なんとも言えない気恥ずかしさに撃沈…
本当は別の件について捜索していたのですが、10年前も、私は沖縄県の「復帰40周年」について文章を書いていたのだ…と驚いてしまいました。
今年は50周年。
読んでみると、願っていた状況は10年経ってもあまり変わっていないのだな…と暗い気持ちに。
その時の私に、何も新しい報告ができな