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第2回同級生会

2023年の幕が開けました!

大学院は昨日、4日から始まっています。
年末は28日まで授業があり、そこから大晦日まではのんびり過ごしました。
日中は子どもと過ごし、大好きな料理をして、夜はぐっすり寝て・・・。
秋からの大きな変化から溜まっていた疲れが少しずつ取れ、清々しいエネルギーが湧いています。
来る秋学期の期末レポートや来週提出の中間レポート、自分の研究などやることは山積みですが、今年も一つ一つやっていきます。

さて、今日は先月行った第2回同級生会についてお話しします。

前の投稿でも書いたように、この学校にきてからは忙しさに関わらず毎月同級生を家にお招きしようと思っています。前投稿に書いた理由が一つ、もう一つは義理の父に、大学院に通うと話した時外国から来た学生さんたちが一番記憶に残るのは日本の家に招かれた時だ、いくらその国に住んだからといって、やはり現地の人との交流がないとその国のことを本当に知ったことにはならないから、と言われ、なるほどなあ、せっかくの機会を大事にしたいなあと思ったからです。

第2回はカザフスタンからきた女の子とそのご家族、ウズベキスタンから来た男の子とそのご家族。中央アジア会となりました。
またウズベキスタン人の友人は1歳にならない赤ちゃんも連れてきてくれたので、1回目とはまた違ったファミリーな会となりました。

私はカザフスタンやウズベキスタンの友人は学校に入るまでいなかったですし、正直、この2国と私のつながりといえば子どもの頃よく家族で昔の国立競技場などに観戦しに行っていたサッカーの試合で両国のチームが出場したのを観たくらいのものでした。

しかし大学院に入って共通のクラスが多かったこの2人、特にカザフスタンの友人は馬が合うというか、話していてほとんど文化の違いによる違和感を感じないのです。顔を見ても肌の色も日本人に似ているなあと思うし、話していても年長者を敬う風習や、相手のことを慮る感じなど価値観が近いな、と感じます。聞くと、カザフスタンでは今でも子どものうち1人は結婚しても自分の両親と一緒に住むことが当たり前だと言います。私の友人もカザフスタンでは夫の両親と一緒に住んでいて、夫と2人きりで住むのは、この日本の大学院生活が最初で最後だと思うと教えてくれました。分野にもよりますが、数十年前の日本の風習がまだ残っているような感じ。息子ともすごく甲斐甲斐しく心から楽しそうに遊んでくれました。
これまで他の国の人に接していてもどちらかというと違いを多く感じることが多かったのですが、それは私の世界が狭かったのだな、と思います。色々な国の人と日常的に接することができること、これは本当にGRIPSに入って良かったなと思うことです。

カザフスタンの友人とウズベキスタンの友人を一緒に招いたのは2人ともロシア語が話せるから。よく2人は学校でロシア語でも会話をしているのです。外国に行くと、その国の言葉をたとえ喋れたとしても自分の母国語で話せるとすごく安心しますよね。私の家でも気兼ねなくリラックスしてもらえたらな、という思いからそうしてみました。
ただ同じロシア語を話す両国ですが、顔立ちや文化は聞いてみると全然違います。
食事もウズベキスタン人の友人はハラルで、というお願いがあったのですが、カザフスタン人の友人はなんでもOKとのこと。
調べるとウズベキスタン人の95%以上がイスラム教徒なんですね。

会の中でウズベキスタン人の友人も、日本に来てびっくりしたことがあるといっていました。それはウズベキスタンの官僚の働き方と日本の官僚の働き方がとても似ているということです。母国では日本に負けず劣らずの長時間労働で午前2時3時に呼び出され職場に行くこともままあったのだとか。去年子どもが産まれ、少しでも家族との時間を増やしたかったということも日本に留学しにきた大きな理由の一つなのだと話してくれました。また、奥さんは外国に来るのは日本が初めてだと教えてくれました。その方は大学を出て出産するまで仕事をしていたそうですが、まだウズベキスタンでは女性で大学を出て仕事をし、子育てをして復帰をする人は少ないそうです。
あとは、お料理の一つに鮭の炊き込みご飯を作ったのですが、それがウズベキスタンの郷土料理のピラフに似ていると感動!!してくれました。私は全く意識せずに作ったのですがどうやら実はウズベキスタンのピラフは、このようにお米を炊きあげる料理のようです。本当にびっくりしてくれたので、私も嬉しかった。

魚介類はOKとのことだったので鮭とにんじんと油揚げで炊き込みご飯にしてみました。

皆さんをお招きした時は12月だったのでクリスマスの飾り付けをしていたのですが、なぜ日本人はクリスマスをそんなにお祝いするのか!?ということも全員から夫は聞かれたそうです。日本人は元来「お祝い」をすることが好きな民族なのだと感じます。そして、よく言えば他の文化に対して柔軟性があり、それを自分なりの解釈をして取り込んでしまうことがある。これも去年の授業や日々留学生と接していて改めて感じたこと。つまり日本についても再発見すること・理解が深まることの連続です。

みんなから大質問にあったクリスマスツリー。
今年は生の木で飾り付けしてみました。

今年も学校生活そしてプライベートでもさまざまな機会を通して世界について学んでいけたらと思っています。

どうぞお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

Thank you so much for coming!


おまけ
今回の献立〜ハラルver.〜
 ツナのディップ
こんにゃくの煮物
ひじきの煮物
大根と明太子のサラダ
豆腐とアボカドのサラダ
鳥の唐揚げ
ほうれん草と卵のグラタン
鮭とにんじんと油揚げの炊き込みご飯


母から受け継いだ大好きなレシピ。
ホワイトソースと茹でたほうれん草をたっぷりあえ、その上からゆでたまご、
またホワイトソースをかけて最後にたっぷりチーズを乗せて
ぐつぐつするまでオーブンで焼きます。

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