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電車の中のママと赤ちゃん

今朝、眠い目をこすりながら電車に乗ると、座席は全部埋まっていて私は車両の真ん中あたりに立っていました。
偶然目の前に座っていたママと赤ちゃんと遊んで、およそ30分の電車はあっという間でした。

このママと赤ちゃんの向かいにはパパが座っていた。
座席に余裕はなく、ママは赤ちゃんを膝に抱き、荷物はすべてパパが持っていた。
生ぬるい車内、静かな車内。朝の通勤電車でした。これから仕事に向かうスーツ姿の人も多くいる。
そんな殺伐とした車内で、赤ちゃんがぐずり始めてしまった。そんな赤ちゃんを眺めていると、ママと目が合い、終点まで赤ちゃんと遊んでいました(笑)

途中、ママが「この子が泣いてても、こうやってあやして下さる方がいて私が助かりました。私はまだ大丈夫なほうですけど、やっぱりもっときつい思いをしているママもいるから…。」とおっしゃってくれたのです。


今のママの世代も、インスタやツイッターで育児に関する発信をしている人が増えてきました。幼児教育に関心があるというのもあり、私は無意識に、ママさんたちがSNSにあげる育児の大変さをよく目にし、とにかく「産後うつ」に対して少し敏感になっていました。

産後うつとまではいかなくても、やっぱり公共の場でママが一番安心できるのは、赤の他人が優しい空気を作り出すこと。

もし私がママになって、赤ちゃんを電車に連れて泣いてしまったら、すごく惨めになる気がする。静かにしなきゃいけない雰囲気の中、それがわからない赤ちゃんは自分の思いのまま声を張り上げる。ママだって、赤ちゃんを泣かせたいわけじゃない。だけど誰も助けてくれない。

私は、幼児教育研究においては赤ちゃんの発達と教育を専門にしたい。でも、こういった身近な環境で、赤ちゃんを育てるママの気持ちには強く寄り添いたい。
赤ちゃんの発達に一番影響を及ぼすのは親。そんな重大な責任を負っているママは強い。ひとりの人を育てている人はすごい。

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