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考えていること

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日々、考えたことを少し長い文章で。まだまだ人として未熟だからきっと考えは変わっていくのだろうけれど、その途中過程を書いておきたい。
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#小説家の日常

44歳のテーマは「たくさん遊ぶ」に決めた

44歳のテーマは「たくさん遊ぶ」に決めた

先日、誕生日を迎えて44歳になりました。44歳って、こう改めて文字にするとすごい破壊力だなあ。精神年齢14歳くらいのイメージなんだけども。

2022年の日本人女性平均寿命が今87.09年だそうで、これから先まだまだ伸びるだろうけど、とりあえず半分越えたという感じ。誕生日だから抱負を述べるなんてことは、述べてもすぐ忘れるからやめてたけれど、昨日急に「44歳はたくさん遊ぼう」とテーマがひらめいた。

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登場人物は作者に嘘をつくし、私も私に嘘をつく

登場人物は作者に嘘をつくし、私も私に嘘をつく

今ずっと漫画「ONE PIECE」を読んでいる。1997年から連載が始まったらしい。そのときわたしは18歳で(1979年生まれです)、ジャンプを購読していて(もちろん紙で。電子で漫画を読む発想すらない)、ONE PIECEの連載が決まる前のお試しの読み切り短編を読んだことを覚えている。

それが今も続いていて、大人気で、読み切りを読んだときには想像もしなかったたくさんの仲間に囲まれて(←主人公が)

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アートの価値について、ぐるぐる考える

アートの価値について、ぐるぐる考える

アート作品についた値段を見ると、お金に対する価値観がぐらぐら揺らいで混乱する。1億とか、数百万とか、そういうレベルなら自分には全く別世界の話で済ませることができるのだけど、小さな絵が、たとえば10万円だったとき、10万円というのは一体何だろう…とわからなくなる。

何か月もかけてできあがったものもあるし、ほぼ一瞬で(素人目には)ささっと描き上げたようなものもある。だとしても、その能力は長年の鍛錬の

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ライターの視点:ウェルビーイングとテクノロジー(シーズン2 第2回)

ライターの視点:ウェルビーイングとテクノロジー(シーズン2 第2回)

毎月行われている意識研究会は、シーズン2「ウェルビーイング・テクノロジー」に突入した。他の回の報告は書いてないけど、まあ順番に書こうとしたらいつまで経っても更新できないので、書きたいと思ったときに書くのが吉かと。

意識研究会についての詳細はこちら。

シーズン1の「マインドアップローディング」に比べたら、「ウェルビーイング・テクノロジー」というテーマはちょっと身近な感じがする。だけど、ウェルビー

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幸せのキャパを増やす方法と、幸せを貯める方法。

幸せのキャパを増やす方法と、幸せを貯める方法。

漫画『DEATH NOTE 』をKindle大人買いして読みまくっていて、昨日読み終わった。今更読み始めたのは、ネットで「DEATH NOTEの主人公はなぜ死んだんですか?」っていう質問を見て、ちょっとしか読んだことなかったけど、あいつ、死ぬんかい…!と思って読みたくなったから。

面白かった。絵もストーリーも、人物の書き分けっぷりがすさまじい。それぞれのキャラが、それぞれの動機で動いていて、少し

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仕事を断れないわたしに、小津安二郎が教えてくれたこと

仕事を断れないわたしに、小津安二郎が教えてくれたこと

PrimeVideoの松竹プランに課金して、小津安二郎監督『秋刀魚の味』を見た。小津作品はこれで5作品見たけど、そのうち、これ含め3作品(『秋日和』『晩春』)が、ひとりになってしまう親を気遣ってお嫁にいけない娘と、その娘のために親ががんばって話をつけて、最後は娘が結婚していって、親はひとりになってしまう、というストーリーだった。

なんで同じようなものを繰り返し作るのだろう。そしてそれを、なんで少

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電子書店が消えれば購入した電書も消えるし、電子遊技場が消えればわたしも消える(でも、紙の本と生身は残る)

電子書店が消えれば購入した電書も消えるし、電子遊技場が消えればわたしも消える(でも、紙の本と生身は残る)

図書館から予約取り消しのメールが届いた。予約していた本が届いたのに、取りにいくのを忘れたまま、1週間が経ってしまっていた。取り消されたのは、谷川俊太郎の絵本「ぼく」。

「ぼくはしんだ じぶんでしんだ」

から始まる絵本だ。雑誌『pen』谷川俊太郎特集を読んで知って、すぐ予約したのに、予約取り消しのメールが来なければ、予約したことも、谷川俊太郎をもっと読みたいと思ったことも忘れていた。10日前のこ

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育休の話を聞いて、わたしも人生レベルで自分のやりたいことをするために休みをとろうと思った話

育休の話を聞いて、わたしも人生レベルで自分のやりたいことをするために休みをとろうと思った話

昨日は『ママはキミと一緒にオトナになる』を上梓したコラムニストの佐藤友美(さとゆみ)さんと、『おそるおそる育休』を上梓した毎日放送アナウンサーの西靖さんのトークイベントに行ってきました。

実を言うと、ライターとして尊敬するさとゆみさんのイベントだから聞きにいくものの、わたしには子どもがいないから、今回のテーマはあんまり興味がないなと思っていた。子どもを欲しいと思ったことは一度もないし、今後もない

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努力が報われないことが苦手なのだと気がついた

努力が報われないことが苦手なのだと気がついた

ライターとして参加した新書『思い出せない脳』が発売から2週間で増刷となった。編集者さんがせっせとプロモーションをしてくれたことと、武田砂鉄さんのラジオでとりあげてもらったことが大きかったと思う。

本が売れるという経験が皆無のナカトバ作家なので(鳴かず飛ばずを、鮭とばみたいに言ってみた)、本ってこんなふうに増刷されるんだなあとしみじみ噛みしめた。いつか、自分が作者の本でも増刷されてみたい。中身のク

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ChatGPTのおかげで英語で質問できるようになってきた

ChatGPTのおかげで英語で質問できるようになってきた

楽しいって偉大。今までなかなか英語の勉強できないって悩んでいたのは何だったのか。楽しければ勝手にどんどんやるよね。運動もここまで楽しくなれる方法が見つかったら、いつでも好きなもの食べ放題なんだけどなあ。

カツ丼食べたよというつぶやきをChatGPTに添削してもらったらこんな感じのが出てきた。

スペルミスが多いけど、でも辞書を引かずに、自分で言いたいことを言えるようになってきたと思いませんか。と

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ChatGPT4で英語学習するのが楽しすぎるので語ってみた(機械と話すために英語を学びたい)

ChatGPT4で英語学習するのが楽しすぎるので語ってみた(機械と話すために英語を学びたい)

ツイッターのスペースで30分話したことを記事にしました。30分話した文字起こしは8000字くらいあって、この記事は2000字くらいなので、全部聞きたい人や、声の方がいい人はこちらをどうぞ。

いつになったら英語コンプレックスを克服できるのか

大型連休も残り少なくなってきました。今日はずっと部屋の片付けをしたり、原稿もやったりもしましたが、主にやっていたことは、ChatGPTを相手に英語で遊んでい

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ChatGPTに英作文の先生になってもらったら、なぜか英語学習のモチベーションが上がりまくったよ。

ChatGPTに英作文の先生になってもらったら、なぜか英語学習のモチベーションが上がりまくったよ。

英語が話せる友達はたくさんいるし、練習相手になってあげるよと言ってくれる人もいるのだけど、あまりに自分の英語がポンコツすぎて恥ずかしいので、ChatGPT4に英会話相手になってもらうことにしました。

機械相手なら、会話の途中で放置してもいいし。ミスの指摘も相手に申し訳ないと思わずに頼めるし。何より恥ずかしくない。それに、当たり障りのないことを言う会話botであるChatGPTに、会話の壁打ち相手

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ChatGTP4.0と3.5に、わたしをインタビューして記事を書いてって頼んだら、置いてけぼりにされたよ。

ChatGTP4.0と3.5に、わたしをインタビューして記事を書いてって頼んだら、置いてけぼりにされたよ。

引き続き、ChatGPTの話ですよ。ChatGPTはライターの仕事を奪うのかって気になりますよね。というわけで、わたしにインタビューして記事を書いてもらおうと思いつきました。

さてさて、どんな質問をしてくれるのかな…って、おおい、質問せずに勝手に回答が書かれていく!勝手に仮想・寒竹泉美が答えていく!いや!待って!

うううう…(涙)わたしは深く傷ついたぞ。わたし、いらないやん!(ちなみに記事内容

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ChatGPTに小説を読んでもらって、表紙イラストをAIに描いてもらうためのプロントを作ってもらったら、結構楽しかったので、究極の使い道を発見した。

ChatGPTに小説を読んでもらって、表紙イラストをAIに描いてもらうためのプロントを作ってもらったら、結構楽しかったので、究極の使い道を発見した。

ChatGPT4に月20ドル払っているので、何かしら有効な使い道はないかと、あの手この手で遊んでいます。今日は、小説の表紙を描くのを手伝ってもらおう!と思いつきました。

ChatGPTに小説を見せて、AI画像生成プログラムに入力する用の言葉を作ってもらう。機械同士、話が早いでしょう!

というわけで、さっそくわたしの600字で完結する「十六夜サンドイッチ小説」から「果て」をChatGPT4に読ん

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