山口潤

稽古会の予定、問い合わせ、申し込みなどはウェブサイトからどうぞ。 http://www…

山口潤

稽古会の予定、問い合わせ、申し込みなどはウェブサイトからどうぞ。 http://www.karadalab.com/

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    2022年に見つけた唇の術理についての記事をまとめました。

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記事一覧

スサノオごっこ

こうの史代さんの「ぼおるぺん古事記」を見て、とにかく本の読めなかった私にも古事記を身近に感じる事が出来ました。 書き下し文に絵がついた素晴らしいもの。一人一人(…

山口潤
5日前
16

【カラダラボ】赤毛のアンから古事記へ

※毎月、送らせてもらっているメルマガの転載です。スパム扱いをされて不着になってしまう事も多いようですので、こちらにも転載させてもらいます。 こんにちは、カラダラ…

山口潤
2週間前
11

身体感覚マンション理論

身体感覚を手探りしてずっと稽古をしてきました。 世の中には技や手順があふれ、その技の意味を知らなくても効果を得られるようになってきています。特に、機械はその手順…

山口潤
2週間前
18

窒素でいいです その3

窒素の話はたいてい皆さん、???となります。 そして、それは実演をしてもそう。どうやら平和な気持ちでいられる人にはこちらが酸素だろうが、窒素だろうが、どうでもい…

山口潤
3週間前
10

窒素でいいです その2

2週続けて、甲野先生の稽古を開催しました。 続けての開催、というのは記憶がありません。初めてだったのかもしれません。 甲野先生の稽古は本当に不思議です。参加される…

山口潤
3週間前
10

窒素でいいです その1

粘膜の感覚に気づき、内臓を感じるレベルが上がりました。 肺を重ねるようにする呼吸によって、身体は大きく動き出し、それを粘膜の感覚が受けとり、胴体の内側全体が大き…

山口潤
1か月前
19

【カラダラボ】甲野先生の浜松稽古、名古屋稽古

※毎月(適当)、送らせてもらっているメルマガの転載です。スパム扱いをされて不着になってしまう事も多いようですので、こちらにも転載させてもらいます。 こんにちは、…

山口潤
1か月前
7

皮膚と粘膜

花粉症が凄いです。 目がかゆく、鼻水が垂れる。そんな毎日を過ごしています。 古武術でこの花粉症を何とかしよう!と考えた事もありました。それなりに効果の出そうな事も…

山口潤
1か月前
10

内臓は動く、それも簡単に。

つくば、東京の関東稽古では非常に良くしていただいて、三日間しゃべり、動き、空っぽになるほど楽しく過ごしました。 ただ、乗りに乗りすぎて無理もあったのか、その後、…

山口潤
1か月前
23

【カラダラボ】位置エネルギーと関東稽古

※毎月(適当)、送らせてもらっているメルマガの転載です。スパム扱いをされて不着になってしまう事も多いようですので、こちらにも転載させてもらいます。 こんにちは、…

山口潤
2か月前
6

エネルギーという言葉について

前回、「位置エネルギー」を実感した事を書きました。 触覚を気にせず、ピントを合わせる事をやめ、背中の後ろの音を聞き、その上で頭の上に広がる空間を気にしてみたとこ…

山口潤
2か月前
20

位置エネルギー

前回、ピントを合わせない事から生まれる働きについて書きました。 ピントを合わせられないように、目の周りを満たす水を揺らしてみました。 水が揺れるのは、波の力です。…

山口潤
2か月前
12

触覚と視覚と聴覚の関係

身体感覚という世界がある。これを自覚したのがいつだったのかはわかりません。 ただ、甲野先生の技を受けて、どうにもその原理が理解できず、なにかある、と追えたからこ…

山口潤
2か月前
13

ピントを揃えすぎてはいけなかった

最近気にしている事があります。それは、 「ピントを揃えすぎない」 ことです。 目の使い方として、ピントを揃えない、という事の面白さに気づいてしまいました。 今年に…

山口潤
2か月前
12

ヒーリングと虚の世界

虚の世界は見えない世界です。 見えない世界を見ている人は結構います。私は見えない方だけど、稽古のおかげで身体には人が見ないものを見れるようになりました。 いつの…

山口潤
3か月前
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虚を見るための稽古法

剣の振り下ろしを手掛かりに「虚の世界」をお伝えしています。 虚の世界は剣の振り下ろしでいえば、その軌跡である「扇型」の空間がそうです。 場所が分かれば後は「飛び込…

山口潤
3か月前
9

スサノオごっこ

こうの史代さんの「ぼおるぺん古事記」を見て、とにかく本の読めなかった私にも古事記を身近に感じる事が出来ました。
書き下し文に絵がついた素晴らしいもの。一人一人(人柱?)にキャラクターがあり、身体に響く本です。超おすすめ。

さて、初めて真面目に向き合った古事記。
繰り返し読んでいく中で、これまでやってきた身体感覚の稽古と同じ構造があるのでは、と思うようになりました。

私の稽古には基本も技もありま

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【カラダラボ】赤毛のアンから古事記へ

※毎月、送らせてもらっているメルマガの転載です。スパム扱いをされて不着になってしまう事も多いようですので、こちらにも転載させてもらいます。

こんにちは、カラダラボの山口です。

3月後半から、4月頭の週に甲野先生の浜松稽古、名古屋稽古が続けてありました。
2週続けての稽古、というのは記憶にありません。もしかしたら初めてだったかもしれません。

甲野先生の稽古は不思議で仕方ありません。
人それぞれ

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身体感覚マンション理論

身体感覚を手探りしてずっと稽古をしてきました。
世の中には技や手順があふれ、その技の意味を知らなくても効果を得られるようになってきています。特に、機械はその手順すらも省けます。ボタンを押すだけ、いや、今は放っておいても仕事をしてくれます。

成果が欲しい、成果だけが正義、というのなら今の時代は天国でしょう。
しかし、人の心は変わります。若い時には気にしなかった事が歳を重ねて辛くなったりもするもので

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窒素でいいです その3

窒素の話はたいてい皆さん、???となります。
そして、それは実演をしてもそう。どうやら平和な気持ちでいられる人にはこちらが酸素だろうが、窒素だろうが、どうでもいいようです(笑)。
色々な事があっても、どうでもいい、と思えるおおらかな状態、これ、ある意味理想です。

窒素でいいです、の「発動機会」は触覚的な接触前段階です。
触れてしまえば、これまで探ってきた様々な術理を役立たせられます。
しかし、現

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窒素でいいです その2

2週続けて、甲野先生の稽古を開催しました。
続けての開催、というのは記憶がありません。初めてだったのかもしれません。
甲野先生の稽古は本当に不思議です。参加される人、それぞれに何かしらの刺激が与えられます。
当然、私もその刺激をもらい、また、新しい世界が開いてしまいました。

つい先日、「窒素でいいです」と言葉にして、その新しい世界を伝え始めたのに、言葉にしていくよりも先に、さらに新しい世界が見え

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窒素でいいです その1

粘膜の感覚に気づき、内臓を感じるレベルが上がりました。
肺を重ねるようにする呼吸によって、身体は大きく動き出し、それを粘膜の感覚が受けとり、胴体の内側全体が大きく揺れるようになったのです。

呼吸をするたびに揺れる身体。
これは「波動」的なものだなぁ、と思えます。
波動という言葉は大人気です。しかし、多くの人が波動の楽しさに囚われ、痛みを伴う塊と波動との関係を追及していません。
波動を高める力はあ

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【カラダラボ】甲野先生の浜松稽古、名古屋稽古

※毎月(適当)、送らせてもらっているメルマガの転載です。スパム扱いをされて不着になってしまう事も多いようですので、こちらにも転載させてもらいます。

こんにちは、カラダラボの山口です。
今年の春は早い、と思っていましたが、急な寒の戻りでやっぱりこの世は波なのだなぁ、と痛感しました。

私たちの頭はつい、「まっすぐ」を考えます。
目的地を見て、後は全力で、と考えますが、身体は様々な部位が組み合わさっ

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皮膚と粘膜

花粉症が凄いです。
目がかゆく、鼻水が垂れる。そんな毎日を過ごしています。
古武術でこの花粉症を何とかしよう!と考えた事もありました。それなりに効果の出そうな事もありました。
しかし、いつの頃からか、私は花粉症の解決よりも、それを生かして稽古にする、という事の方が簡単で、楽しいぞ、と思うようになりました。

嫌なのは間違いありません。これが無くなったらなぁ、と薬も飲みます。
症状は抑えられても、案

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内臓は動く、それも簡単に。

つくば、東京の関東稽古では非常に良くしていただいて、三日間しゃべり、動き、空っぽになるほど楽しく過ごしました。
ただ、乗りに乗りすぎて無理もあったのか、その後、頭の回らない日が続き、このnoteの更新も滞ってしまいました。

たった半月、という思いはありますが、この半月の間も新しい気づきも生まれてきて、言葉にしておきたいなぁ、と思ったのでノープランでパソコンに向き合い、指に任せて書いております。

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【カラダラボ】位置エネルギーと関東稽古

※毎月(適当)、送らせてもらっているメルマガの転載です。スパム扱いをされて不着になってしまう事も多いようですので、こちらにも転載させてもらいます。

こんにちは、カラダラボの山口です。
今日は2月29日、うるう年の珍しい日です。
世の中、よくわからないけれども、そうなっている、ということってたくさんあります。
誰かが決めた暦に従ってこの世は動いていて、その仕組みにうるう年がある、というのはわかりま

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エネルギーという言葉について

前回、「位置エネルギー」を実感した事を書きました。
触覚を気にせず、ピントを合わせる事をやめ、背中の後ろの音を聞き、その上で頭の上に広がる空間を気にしてみたところ、下駄板で見つけていた意識の高さの感覚が手掛かりになり、頭上から下へと「降りて来る力」を感じた、というお話でした。

これは「位置エネルギー」だ!というひらめきがあり、喜びましたが、それは「確かさ」のおかげです。
この世にはたくさんの「エ

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位置エネルギー

前回、ピントを合わせない事から生まれる働きについて書きました。
ピントを合わせられないように、目の周りを満たす水を揺らしてみました。
水が揺れるのは、波の力です。波と言えば音、聴覚に集中すれば、目が始まる前を抑えられる、そんな話でした。

今日は「聴覚の前」の話をします。
触覚の前には視覚があります。
視覚の前には聴覚があります。
聴覚の前にあるもの、五行論で考えればそれは嗅覚です。
さて、嗅覚っ

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触覚と視覚と聴覚の関係

身体感覚という世界がある。これを自覚したのがいつだったのかはわかりません。
ただ、甲野先生の技を受けて、どうにもその原理が理解できず、なにかある、と追えたからこそ、方向を間違えず、稽古を進めていく事が出来ました。

身体感覚とは何か、と定義を考えるのは大変です。
しかし、「感覚」というところを抜き出せば、今自分が認識した全ては五感という感覚から来たものだ、と考える事が出来そうです。
私は稽古の手が

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ピントを揃えすぎてはいけなかった

最近気にしている事があります。それは、
「ピントを揃えすぎない」
ことです。

目の使い方として、ピントを揃えない、という事の面白さに気づいてしまいました。
今年に入り見つけた「虚の世界」。これはまさに、目の前にある現実にピントを揃えない、という事です。
つい、目に入ってしまうもの、それに囚われてしまうと、他のものが見えなくなってしまいます。

言葉で書けば簡単というか、そうだろうなぁ、と終わりで

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ヒーリングと虚の世界

虚の世界は見えない世界です。
見えない世界を見ている人は結構います。私は見えない方だけど、稽古のおかげで身体には人が見ないものを見れるようになりました。

いつの頃からか、見えないものを見る人たちに興味を持ってもらう事が増えました。すでに見えないものを見ている人たちは、身体の中にある見えないものも見つける力があるようです。これは興味深い発見でした。
共に見えないものであり、共通点がありそうです。

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虚を見るための稽古法

剣の振り下ろしを手掛かりに「虚の世界」をお伝えしています。
虚の世界は剣の振り下ろしでいえば、その軌跡である「扇型」の空間がそうです。
場所が分かれば後は「飛び込む」だけ。
おそらく、人たらしと言われるほどの力を持つ人はこの力があると思います。「懐に飛び込む」というのはまさに、虚の世界です。

ただ、このタイミングが慣れるまでは難しいものです。
頭はわかっても、身体が先に緊張をしてしまいます。

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