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イイねのおと6

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#映画

打ち上げ花火と彗星

打ち上げ花火と彗星

打ち上げ花火が空にのぼっていく様子を見ながら、
「彗星が尾を引いて流れていくみたいだなぁ」
と思った。
一昨年観た『君の名は。』の彗星のイメージにかなりひっぱられているのだけれど。
あの映画で描かれていた彗星の様子はとても綺麗だった。

花火なんて、誰が思いついたのだろうか。
真っ黒な空に、小さく輝く星みたいに、きらきらしたものが作れたら、どんなにきれいだろうと、昔の人は思ったのだろうか。

最初

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映画界の安藤忠雄。上田慎一郎監督「カメラを止めるな!」をネタバレなしで解説。

映画界の安藤忠雄。上田慎一郎監督「カメラを止めるな!」をネタバレなしで解説。

「絶対見た方がいい、なんでかは言えないけど」

という声が溢れている話題の映画「カメラを止めるな!」

観た人(感染者)「オススメだけど、観た時の面白さが減ってしまうので可哀想だからネタバレできず説明しにくい。とにかく行ってくれ」

聞いた人「よくわからないが、行かないとわからないから行ってみるか」
(その後感染)

という優しさが溢れる流れで拡散している。

なのでこれ以上の紹介は野暮なんだけ

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夏に見たい映画「ピンポン」

夏に見たい映画「ピンポン」

「あつがなついぜっ!!」

僕が皆さんにおすすめしたい夏に見たい映画は「ピンポン」です!

松本大洋先生による漫画「ピンポン」が原作のいわゆる漫画の実写化映画です。

現在、漫画の実写化映画は数多く存在すると思いますが映画「ピンポン」はその中でも傑作と言ってよい作品だと僕は考えています。

今回は夏に見たい映画ということで映画「ピンポン」の魅力を大きく3つ分けて紹介していこうと思います。よろしくお

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「ベルリン・天使の詩」③ダミエルとカシエルそれぞれの道

「ベルリン・天使の詩」③ダミエルとカシエルそれぞれの道

★ダミエルは人間として生きて死ぬことを願った ダミエルもカシエルも・・他の天使たちも、傷ついている人々の声を聞くだけの存在だ。何の力もなく永遠のときを生きるだけ。それでも寄り添うだけでも存在する意義はあるのかもしれないが・・・。

 カシエルは、ベルリンの壁が立ちはだかる更地のポツダム広場で彷徨うホメロスの守護天使となったようだ。神から力を奪われ、ただ見守り、聞き、寄り添うだけの守護天使。(もしカ

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『万引き家族』から考えた、この時代を生きる力

『万引き家族』から考えた、この時代を生きる力

『万引き家族』をレイトショーで観てきた。

前情報を一切入れないで観てみようと思って、予告編も見ずにいたけれど、何の情報にも引っ張られずに、純粋に心が反応していった気がして、やっぱりよかったなあと思った。

愛情とはなんだろうか。

家族だからこそ生まれる愛しさ、家族だからこそ生まれる憎しみ。

「家族」という言葉を「他人」に置き換えても、全く同じ感情は、この世界に無数に存在するんだろう。

万引

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「ベルリン・天使の詩」②失職した天使たち

「ベルリン・天使の詩」②失職した天使たち

 ★街や図書館で市井の人々の声を聞くことしかできない天使たち 何故かベルリン図書館には天使たちが大勢いる。そのシーンはとても印象的だった。

 ある者は壁に寄りかかり、数人は吹き抜けのフェンスに腰かけ、皆ぼおっとしていて所在なげだ。一見普通の市民みたいだが周りの大人に見えていないことから天使なのだと気づく。

 神の使いとして人間を導くはずの天使は、第二次世界大戦後に失職したかのようだ。

 この

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映画、『万引き家族』を見てきました。

公開初日なんで、ネタバレなしに感想書くのが難しいのですが、リアリティなラストの展開に、見終わってからじわじわ考えさせられる映画でした。

しかしこれだけは言っておきたい、松岡茉優がエロい!めっちゃドキドキした。(ㆁωㆁ*)