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#映画
「ベルリン・天使の詩」③ダミエルとカシエルそれぞれの道
★ダミエルは人間として生きて死ぬことを願った ダミエルもカシエルも・・他の天使たちも、傷ついている人々の声を聞くだけの存在だ。何の力もなく永遠のときを生きるだけ。それでも寄り添うだけでも存在する意義はあるのかもしれないが・・・。
カシエルは、ベルリンの壁が立ちはだかる更地のポツダム広場で彷徨うホメロスの守護天使となったようだ。神から力を奪われ、ただ見守り、聞き、寄り添うだけの守護天使。(もしカ
「ベルリン・天使の詩」②失職した天使たち
★街や図書館で市井の人々の声を聞くことしかできない天使たち 何故かベルリン図書館には天使たちが大勢いる。そのシーンはとても印象的だった。
ある者は壁に寄りかかり、数人は吹き抜けのフェンスに腰かけ、皆ぼおっとしていて所在なげだ。一見普通の市民みたいだが周りの大人に見えていないことから天使なのだと気づく。
神の使いとして人間を導くはずの天使は、第二次世界大戦後に失職したかのようだ。
この