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Ma propre essence 私らしさ
夫が関わっているプロジェクトの1つが、5年目を迎えてのちょっとした会議をするのにあたって、各自、ちょっとした祝アペロを彩るひと皿を持ち寄らないといけないので、何か簡単なものでいいので頼めるかなと言ってきた。
別に私が作らないといけないわけではないけれど、我が家では、それがごくごく普通の習慣で、基本的に夫が職業に集中しやすいように、家庭のことは私が(いわゆる)ワンオペ。(その上で、私も折々仕事を持
フランス🇫🇷家庭の日曜日便り:カーヴのある暮らし
カーヴ…というと温度調整されたワイン貯蔵庫かと紛らわしいけれど、フランスでは、一般的に、アパルトマンの建物地下の物置スペースを指す。地上階の鍵のかかる扉を開けて階段を降りると共有スペースの通路があって、各戸別に区画され所有権がある小部屋状になっている。扉にはもちろん鍵もかかるけれど、それでも空き巣被害はあるし、シェルターのように密閉型でもない。
中の設えも、使い方も、人それぞれ。自転車を毎日出し
フランスマダム申し送り事項:たとえば夫と妻の言葉の駆け引き
【フランス🇫🇷暮らしの雑学】(私の周りだけかもしれないけれど)
フランスで1番の広告宣伝効果があるのはクチコミ…と何度か綴っているけれど、SNSのない時代からだと、世間では知られているのに文字にはなっていない事実や習慣もあれば、マダムたちのちょっとした申し送り事項もあれこれ。たとえば、夫と妻の言葉の駆け引き…
夫から「これ買ってあげようか?」と見せられたものが自分好みのアクセサリーやバッグ
自分を居心地よくさせられるのは自分
フランス暮らしでは、理不尽なことがとても多い。いちいち関わっていたら一日がそれだけで終わってしまうんじゃないかと思えるぐらいだから、気にせず聞き流す術も身につけているけれど、たまに白黒つけてストレスをためないようにもしている。
何かのトラブルで、わざとじゃないとか自分のせいではないと言い逃れ…というよりは開き直りが圧倒的に多いから。
例えば、急ブレーキをかけたバスで転倒して怪我をしても、スーパ
我が家の“Season2”の食卓
…そんなわけで、息子がパリでひとり暮らしを始めて3週間。
夫と2人だけだと買い置きもそう要らないしと思って、冷蔵・冷凍庫を一掃しようと思いつくまま作ったら、見事に茶色い食卓
- 炊き込みごはん
- 鳥ささみ揚げ焼きの南蛮ソース
- 卵入り煮物
- きゅうりと赤蕪の浅漬け
汁物をしなかったのがちょっと物足りなかったけど、秋のはじまりっぽい晩ごはん。
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一夜
フランス🇫🇷の母親と息子の空気感満載な名コマーシャル(私にとっては、ね)
写真も映像も、大好きな作品は何度でも見返したりするけれど、テレビコマーシャルも、そう。
結末が分かっている小説を、読み返すたび感動するけれど視点が変わっていることに気がつくように、映画も見直す度に自分の年齢や立場が変わっていたりするから、誰に感情移入しているか、もしくは、どう俯瞰しているかによって印象が変わったり、見えなかったものが見えてきたり…
IKEAのこのコマーシャルも、最初に見たときに
PARIS 75006 パリの近況 2021年7月:サンジェルマン・デ・プレ
サンジェルマン・デ・プレはパリで1番好きな場所のひとつ馴染み深いせいもあるけれど、いろいろな思い出が詰まっている。
大通り沿いには、女友達と何時間も話し込んでいたカフェ、夫がまだ恋人だった頃によく待ち合わせしたカフェバー、そして、まだ息子が小さかった頃、一緒に散歩しがてら買い出しをしたお肉屋さんや八百屋さん。
暮らしていたわけではないけれど、年に数回、夫の実家で過ごす以外に、夫の出張が長引く時
フランス🇫🇷マダムたちの申し送り事項:①来客は笑顔で牽制
フランスマダムたちも憂うことは同じ…フランス暮らしで役に立っていること…というか、無理にフランススタイルにきっちり合わせるのではなく、自分が自分らしくいられるのは、夫の転勤で南米ブエノスアイレス駐在だった3年間に得た経験・学んだことが大きい。
日本からの駐在員夫人たちや日系人の方々、世界中からの転勤・移民の人と交流し助けようとしてくれるアルゼンチン人の夫人たち、そして、フランスからの家庭は、外国
わたしの好きなパリ: 20年来の行きつけの“場所”
DU CAFE, MES BONHEURS
低血圧なので、本当は朝は苦手。大事な用事の日は、3時間前に起きてダブルエスプレッソを2杯飲む。朝、表の顔は爽やかに始めたい。
そうでない日でも、1日に何杯も…Je suis très café. 昼も夜も、どこにいても。サプリメントみたいなもの、かも。
でも、コーヒー以外のものしか頼まない、リラックスのために過ごしに行くカフェというのもいくつかあ
アンリ・カルチェ=ブレッソンは誰にも超えられない
父が読んでくれた“絵本”たち
今は歴史の本とも言える…父たちが実現してきた写真展の図録の数々は、プレミアレセプションに行くと貰えたもので、私の宝物たち。東京からパリ、ブエノスアイレス、そして、ここマルセイユに私と一緒に移り住んで来た。
アンリ・カルティエ=ブレッソンは、息子が気に入っているので、1974年のExpositionのもの以外は譲った。秋からパリでひとり暮らしになる彼は、手持ちで大切