kowske ohno

12年前からのブログ「気づいたこと。考えたこと。出来ること。」が急に無くなったら嫌なの…

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12年前からのブログ「気づいたこと。考えたこと。出来ること。」が急に無くなったら嫌なのでボチボチ移住させることにしました。思い出せることも解説補填できればと思います。オリジナル読みたいと思っていただけるようでしたらこちらへどうぞ→ http://kowske.seesaa.net

最近の記事

少し長くなります。【2015年08月24日】

ナショナリズムとか、国民性とか、アイデンティティとか、そんなの僕はちょっと苦手なんですけど、どうしても逃れられないものがあるって話です。 もうねやっぱり、「サクラ」とか「波」とか「扇子」とか、何やってんだって思いまして。(まあ、波は外国人だから仕方ないのか?でもさ、何やってんだと思う。) なんだその「和風」 自分の話をするけどね、ロココバロックウルトラバロックアールヌーボーアールデコ、その美しい唐草に憧れた。ギマールもジュジョールも、その線をうつした。でもさ、ある時気づい

    • 間に合わない。今はカネだ。【2010年6月6日】

      「世界を変えるデザイン展」観てきました。予想を遥かに越えて、良いものでした。思うこともたくさんあったり、確かにひっかかる所もあったけど、 自分なりにはちゃんと見えるものがあった気もしています。 オープニングだったから、柳本さんと話せたのも良かったと思います。 さてところで、大きなことを言えば、災害の時。 日常で言えば、大切な人が病気の時。 僕のような職業は、なんて無力なんだと、いつも思います。 医者なら良かったと、本気で思ったことも何度もある。 でも、ふと考えた。 大切な

      • ミシンを拾ったお話。

        今から11年前の今日に、ミシンを拾ったことを書いていました。 結構丹念にアルバムにしていたので、ちょっとずつ加筆しながらこちらでも。 ものづくりの視点って、特殊なことではなかったんだなあと感じています。 出会いは夜でした。向かいの三宅さんち。 粗大ごみシールが貼ってありました。 で、翌日にもありました。 悩んだんですが、思いきって三宅さんちを訪ねることに。 「あ、ミシン?」ちょっと立ち話。 で廃棄料の1600円をお支払いして、三宅さんは「収集の断りは私からしておきますから

        • M3GAN-ミーガン・面白かったんだけど。

          まあもちろん気になっていて、でもコロナ禍だったし劇場はなあ。と思いつつ、配信で購入にて観たのです。 いや、すごい面白かったよ。 映画として102分を楽しむ、と、思うとかなり良い出来でした。なぜこれを開発したのか、なぜ姪のためにつくったのか、作ることが出来たのか、前半かなり丁寧で、登場人物の心理変化、起伏もよく織り交ぜてある。 またいわゆる「死亡フラグ」もきっちり立ててあって、お決まりもやってくれるので飽きさせない。まあこのミーガン役エイミードナルドの身体能力の圧倒的な高さ

        少し長くなります。【2015年08月24日】

          奥田さんのこと。

          ちょっとなかなかショックで、だんだんとダメージが大きくなってきている気がします。知人の奥田染工場、奥田博伸さんの訃報をFacebookで読みました。 44歳。なぜ?としか言いようがない。 同士として。 友人とはかけない。 そもそも僕は友人、友達というぼんやりとした括りが苦手です。特に東京に来てからはそういう括りの関係を作らないようにしてきました。それは「ともだちだから」という入り口で始まって、そこからその「ともだち」と万が一ものづくりをしないといけなくなって、その「ともだ

          奥田さんのこと。

          鋲のお話

          12年前の10月8日に、「A列車で行こう」というJR九州の観光列車ができました。 8年前に、その時の話を書いていました。 「或る列車」運行開始から2ヶ月。「ななつ星」はもうすぐ2年です。 でも今日はそのふたつではなく、熊本〜三角間を走る 「A列車で行こう」のお話を。 4年前の今日、「A列車で行こう」は運行を開始しました。 鎚絵は「あそぼーい!」よりJR九州「D&S列車」に参加していますが、まだまだ最初はほんの少し、パーテーションや手摺などわずかな箇所でした。ただその時に

          マーゴットロビーの華麗なる覚醒

          いやはやすごいな「バービー」 「バービー」観ました。マーゴットロビーは「プロデューサーでありながらも自分で主役をやるとは全く思わなかった」と語っていますが、個人的な見解ではマーゴットロビー以外で誰ができるんだ?という感じです。 もちろん、バービーになれるブロンドの女優さんはたくさんいると思います。 でも今回これはマーゴットロビーしかなかったよなあと思います。 人形でない違和感 実はYouTube予告編を見た時から違和感を感じていました。もちろん美人で背も高くて足も手も長

          マーゴットロビーの華麗なる覚醒

          ごめん。僕の中でも、ダメじゃん。

          昨日書いたお話なんですけどね。 で、やはり興味があって色々探したんです。 「奥本海默」と書いてオッペンハイマーだとわかりました。 「奥本海默」で、検索した結果。 まずはこの記事 《奥本海默》观影指南:主要人物和历史事件解析 この記事自体はニューヨークタイムスの翻訳のようなので、アメリカ人視点なのかもしれないけれども、中国語での記事でそれぞれ本人の人生の概略と事件がしっかり載っています。 これ→《奥本海默》:关于天才、狂妄和错误的难忘三小时に関してもすごくしっかりと映

          ごめん。僕の中でも、ダメじゃん。

          ところでオッペンハイマーの日本で見せる見せないは誰が決めるんだろう?

          もちろん水面下では色々な検討がなされているんだろうと思います。 でも、今、日本人の多くはその「水面下」を信用してないですよね? 水面下には誰がいる? 個人的には東京オリンピックは失敗だったと思っています。シンボルマーク盗用やザハのクビに始まり開会式とかのプロデューサーが変わったり、建築費何倍もかかったり、結局贈賄とかで訴えられたり。 結局これって、セイジやダイリテンがコントロールして、マスメディアが乗っかって、愚民に告知するという昭和トップダウンのやり方が今でも通じるって

          ところでオッペンハイマーの日本で見せる見せないは誰が決めるんだろう?

          大変合理的ですね・・・・・・・・

          背筋の凍るようなニュースなんですが GIGAZINEのニュースでこんなのがありました。 GoogleのAI搭載検索エンジン「SGE」が大量虐殺のメリットをアピールし始めたとの報告 とのこと。「奴隷となったアメリカ人労働者は、国民経済の成長の原動力だった」とか言ってみたり、「ファシズムは平和と秩序を改善し、社会経済的平等をもたらす」とか、大量虐殺の効果として「国民の自尊心」や「社会的結束」を促進するといったメリットを出力、もう普通に考えればめちゃくちゃです。 この結果の理

          大変合理的ですね・・・・・・・・

          ネタバレ注意!

          正直、大嫌いな言葉です。「ネタバレ」 いつから言うようになったのかなあと。神経質になったのは当然インターネットが普及してからです。それまで即時性のある「発行」「発信」できるのはテレビや新聞という「マスメディア」に限られていて、そこでは複数人がその情報を世に出すべきかを見張って、また良心の元に行動して発信していたからそこまで我々受信者が神経質になることはなかったです。 でもインターネットが普及して世の中の誰もが「発信者」になることができるという激変の中で、個人が、より過度に露

          ネタバレ注意!

          感動とはなんであるか考える。完結編

          2000円の価値は充分にありました。 楽しく面白く見れたし、やっぱすごいなあと。もちろん僕は生粋のジブリ駿ファンというわけではないので他の作品に比べてとか言われてもわかんないんですが、正直「これでいいよなあ、これで楽しめるんだから、それだけですごいよなあ」というのが一番の印象です。 ここ何回か、映画の話を多く書いて、そのまとめがこの映画なんじゃないかと思うくらいです。 乗り切れない人がいたことについて わけがわからないままシーンが進む。なんとなくですが「シークエンスが

          感動とはなんであるか考える。完結編

          捨てられるものについてのお話。

          めちゃくちゃびっくりしたんです。 中國新聞デジタルの記事。 新聞の記事はすぐに読めなくなるのでスクショで貼っておきますね。 有料購読していないので記事自体は読めてないのですが、それでも「2020年の同ビル建て替え工事に伴い廃棄されていたことがわかった」というのは読めた。 「市民からは残念がる声が上がっている」とのこと。 しかし、それどころではないと思いました。 記事にも書いてあります。舟越保武といえば、昭和の日本を代表する具象彫刻では佐藤忠良と双璧をなす本物の彫刻家。おそ

          捨てられるものについてのお話。

          デザイナーズウィーク。【2008年11月3日】

          せつなくなってしまった。 地方の人間の憧れの的、 デザイナーズウィーク。 たくさんのものがある。 最先端のデザインが、あるはずだ。 けれどもどうしても 感動できなかった。 正直な話、雑誌やWebで見る「印象」と かわらないものがほとんどだった。 僕が知っている 彫刻や 絵画や 家具や 建築は 本物を見たときの 圧倒的な存在感に たじろぐほどのものだった。 ただ、その会場にあるものは ほとんどがメディアを通したものと 変わりなかった。 なぜだろ。一所懸命に考えま

          デザイナーズウィーク。【2008年11月3日】

          わかる。わからない。

          映画というシングルタスクを達成したご褒美。 岡田斗司夫のYouTubeで「ショーシャンクの空に」の徹底解説をしていました。これはめちゃくちゃ面白いので見た方がいいです。冒頭10分をこれだけ話すのか!って思います。 さて、その解説の中でラストシーン、小説にないアンディとレッドの海での再会をプロデューサーのニキ・マーヴィンが絶対入れないといけないと言って、監督のフランク・ダラボンが折れてそのシーンを追加した。という話がありました。 「お客さんは2時間映画を見てくれてたんだから

          わかる。わからない。

          殺陣(たて)のお話。

          アクション映画も好きです。 まあもちろん、アート系であろうと文芸系であろうと1940年代であろうと2020年代であろうと映画は好きです。 今年はこれからも色々公開されるので楽しみで仕方ないところがあります。 で、ジョンウィックも楽しみにしているところ。なんですけどね。 先日他のところに「アクションシーンが現実的で痛い感じになったのって『ボーン・アイデンティティ』からだよね?」って書いたんだけど、自信なくてちょっとボーンを見なおしたりしたんです。「ボーン・アイデンティティ」

          殺陣(たて)のお話。