クセスゴエッセイ

#クセスゴエッセイ #30代 #一人暮らし #金融機関勤め の日常と脳内 趣味 #…

クセスゴエッセイ

#クセスゴエッセイ #30代 #一人暮らし #金融機関勤め の日常と脳内 趣味 #料理 #酒 #お笑い 不定期更新 たくさんの方に見ていただきたいです。 https://mobile.twitter.com/KusesugoEssay

マガジン

  • クセプロさん

    クセスゴエッセイをシバいてくださった方です。

  • アルコぐびぐび倶楽部

    大人の色気溢れるほろ酔いエッセイを書いていません。

  • ごはんモグモグ倶楽部

    ほっこり心が温まるフードエッセイを書いていません。

  • 登場人物無し

    ハタから見れば何も起こっていないエッセイ。

最近の記事

部下を泣かせてしまった

先日、取引先を対象にした、ちょっとした催しがあった。 支店長、課長を中心に運営し、わたしたち営業課メンバーがプレゼン的なことを行う。 昼過ぎから催しを行い、夜は懇親会付きだ。 駅前の無機質な貸し会議室で行うため、「少しでも賑やかしに」と課長が小さいぬいぐるみを受付に用意した。 貸し倒れん太くん(仮名) 踏み倒しい奈ちゃん(仮名) 我々が勤める金融機関のマスコットキャラクターだ。 二人は恋人だか兄弟だか忘れたが、ペアで我が社を盛り上げてくれている。 当日は懇親会でお

    • 三寒四温の候

      三寒四温の候、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ さて、次回の #クセスゴエッセイ は 「部下を泣かせてしまった」 をお届けします お楽しみに〜 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

      • 2023年 わたしの流行語

        【2023年 わたしの流行語】 連日忘年会をしても年末の空気を感じないのは、穏やかな気候のせいでしょうか。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか? 今年もお世話になりました。来年も何卒よろしくお願いします。 さぁ、年の瀬です。 毎年恒例の流行語。今年も一年頑張りました。その割にパッとしないラインナップなのは、もう仕方ないのでしょうか。 来年こそ飛躍の一年にしてみせるということで、どうぞお付き合いください。 『嗜飲み』 立ち呑みならぬ、タシノミ。めざすところは「嗜む程度に飲み

        • 誰に頼まれたわけでもないのに

          大学時代はフットサルサークルに入っていた。 よくある大学サークルよろしく、試合よりもコンパの方が活発だった気がする。 夏休みは合宿。 バスを手配してみんなで他府県に出かけ、2泊3日を過ごす。 学生の合宿となると予算も限られるため、安い合宿所に宿泊する。 1日目と2日目はフットサル、3日目は観光。 中でもメインは夜の懇親会だ。 初日の夕食後、広い体育館にみんなで座り込んで、缶ビールやスナック菓子を広げた。 時代は平成後期。 今とは違い、イッキ飲み文化の名残があった気が

        部下を泣かせてしまった

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        • クセプロさん
          18本
        • アルコぐびぐび倶楽部
          16本
        • ごはんモグモグ倶楽部
          26本
        • 登場人物無し
          8本

        記事

          オムニバス・デシリットル

          クルクル(女性) おにぎり(男性) 久瀬(女性) この3人は同じ金融機関に勤め、以前ムンバイ支店(仮称)で一緒に働いていた。 転勤で散り散りになった今でも、㎗(デシリットル)というグループLINEを活用し、交流が続いている。 ㎗の由来について気になる方はコチラ参照 ↓↓ 本日のメインストーリーテラーはクルクル。 時代は2019年に遡る。 3人それぞれの私生活が交錯する㎗の作品をお届けします。 私は久瀬。金融機関に勤めている。 営業店で預金窓口、ローン担当、営業等を経

          オムニバス・デシリットル

          友情出演

          ーー 皆さんおはようございます。「クセスゴエッセイ・スペシャル企画」ということで、わたくし、本日司会進行役を務めます、川島と申します。よろしくお願いいたします。早速本日のお客さまをご紹介します。こちらへどうぞ。 (イェイ子) はじめまして。イェイ子と申します。 (マミィ) マミィです。よろしくお願いします。川島さん、すごく低くて良い声ですね。 ーー あ、ありがとうございます。 (イェイ子) あの、すいません、これ何時ぐらいまでかかりますか?わたしこの後ゲームのオンライン

          ドイツもコイツもクセスゴや 〜後編〜

          どうも。つぼみんです。 クセスゴエッセイとの二人旅。 私つぼみん目線で振り返るドイツ旅行【another side】 前編はコチラ↓ 前編に引き続き、今回は後編です。 よろしくお願いします。 ㎗ メーデーは働かない スプリングフェスト(大型ビール祭)に行くため、現地の衣装レンタル屋さんを5月1日に予約していました。 私たちはドイツのメーデーを甘く見ており、事前に予約完了していたにも関わらず連絡なし閉店。 めげずに翌日アポなし突撃してみると、快くレンタルさせてくれまし

          ドイツもコイツもクセスゴや 〜後編〜

          ドイツもコイツもクセスゴや 〜前編〜

          初めまして。つぼみんです。 クセスゴエッセイ筆者とは大学時代からの付き合いです。もう十ウン年になります。 今回クセスゴエッセイ・スペシャル企画ということで、このような機会をいただくことができ、僭越ながらも大変幸甚に存じております。 こんな風に文章を書くのはmixiで黒歴史ポエムを量産していた頃以来です。 実に10年以上ぶりの拙文ではございますが、お付き合いいただければと思います。 クセスゴについて語りたいことは山ほどありますが、今回は私たち最大の遠出ドイツ旅行を、私つぼ

          ドイツもコイツもクセスゴや 〜前編〜

          とっておきの思い出にとっておきたい

          学生時代を振り返ると、若気の至りな思い出ばかりだ。 若気の至りとは言っても、悪事を働いた訳ではない。 ただ寒いことばかりしていた。 北海道に行った高校の修学旅行は、若気の至りのベストアルバムだ。 初日の夕食はジンギスカンだった。 関西の女子高生がジンギスカンを食べる機会はほとんどない。 同じテーブルの友達全員、ジンギスカン初体験だ。 ジンギスカン用の鍋は、あまり見ない珍しい形だ。 山型で、縁は北海道の形になっている。 山上で羊肉を焼く。 夕食会場の係員のお兄さんが焼

          とっておきの思い出にとっておきたい

          茶番ブーケトス

          今から約10年前、姉がハワイで挙式を挙げることになった。 新婚旅行も兼ねて1週間ハワイでゆったり過ごせる。 家族だけの挙式のため、会社の上司に挨拶を頼んだり、友人に余興を頼んだりと、気を遣い合うこともない。 堅実な姉らしい判断だ。 ハワイに行くメンバーは、新郎新婦、それぞれの両親と、新婦の妹わたし。 新郎のご兄弟は家庭や仕事があり、1週間まとまった休みが取れず、不参加となった。 旅行会社でウェディングパックというものがある。 航空券やホテルなどの通常の旅行に加えて、挙式

          茶番ブーケトス

          隠語で遊ぼう

          大学時代、ケーキ屋でアルバイトをしていた。 クリスマスの売り場は戦場だ。 クリスマスケーキを求めて殺到するお客さまに、素早く正確に対応しなければならない。 予約品の受け渡しに誤りがないか、ローソクや保冷剤の入れ忘れはないか、お釣りの渡し間違いがないか。 スタッフは朝から臨戦態勢だ。 いつもよりピリピリしている。 曜日にもよるが、クリスマスイブに客足が伸びるのは夕方以降。 午前中は嵐の前の静けさ。 「来るぞ、来るぞ」と胸が騒ぐ。 わたしは売り場が混雑する前に、と思い、

          わたしを走らす上司と秘書

          「連休の予定は?」 ゴールデンウィークを控えた4月、職場の仲間で飲みに行った際、上司に聞かれた。 「ティラノレースですね」 「ティラノレース?」 ティラノサウルスレースといって、ティラノサウルスの着ぐるみを着て徒競争するものだ。 全国の地域イベントでよく開催されており、メディアやSNSで取り上げられることも多い。 小さく収納されて自由のきかない前足、長くてもげそうな首、フリフリ邪魔なしっぽ。 老若男女が参加可能で、動きにくい着ぐるみで必死に走る姿が愛らしい。 このゴ

          わたしを走らす上司と秘書

          一心不乱のホットサンド

          パンが好きだ。 朝はパン派。 休日の朝はゆっくりできるため、いつもより張り切って、食パンに卵とチーズを乗せてトーストし、黒胡椒をゴリゴリかけたりする。 パンはフワフワよりもサクサクが良い。 コッペパンは底が好き。 トーストは耳が好き。 全面が耳になっている食パンの端っこは、切り落とされることが多いが、それこそが食パンの醍醐味だ。 耳好き界隈では、それを「初耳」と呼ぶらしい。 サンドイッチも好きだ。 コンビニでよくあるような、柔らかい耳無し食パンのサンドイッチも良いが、

          一心不乱のホットサンド

          ボルボを買った女

          高校時代の吹奏楽部同級生で、自らのことを「四天王」と称する仲間たちがいる。 みんな彼氏なしで30歳を目前に控えた頃は、婚活パーティーに揃って参戦したものだ。 それから数年が経ち、今では既婚者を輩出するなど、四天王は多様性を深めた。 その中でも、夜田(仮名)はここ数年で大きな人生の転換期を迎えた。 あの頃の夜田は、昼は保険会社営業、夜はスナックのバイト。 恋愛に奔放。 ふくらはぎにタトゥーあり。 それが今では、夜のスナックは辞め、保険会社営業で日中は稼ぎつつ、社会人サ

          ボルボを買った女

          エンジョイ株式市場

          わたしは金融機関に勤めている。 数年前に本部の専門部署に異動になったことを契機に、朝の経済ニュース番組「フレッシュターミナル(仮名)」を見るようになった。 この番組では、昨日の金融市場の動きや今後の見通し、世界経済の好材料や懸念材料など、専門家を招いて解説される。 よっぽど大きな災害などは報道されるが、ワイドショーが取り上げるような事件や事故、火事などはほとんど扱われず、金融経済に特化した番組である。 ポイントを解説してくれるので、あらかじめ番組を流し見することで、通勤電

          エンジョイ株式市場

          品物クリエイター 〜エッセイ編〜

          「マリメッコ」というブランドで、お気に入りの生地がある。 その生地は、ネイビー地に白の特徴的な水玉模様があしらわれた「ユルモ」という名前の柄。 フィンランドにある岩だらけの島〈jurmo〉を大小の水玉で表現しているそうだ。 わたしは吉本興業の漫才師・和牛さんのファン、つまり「仔牛」である。 ボケの水田さんが数年前まで着用していた漫才衣装は、マリメッコのユルモ柄生地を使用したものだ。 仔牛が高じて、わたしはユルモ柄の品物クリエイターをめざすことにした。 マリメッコの店舗

          品物クリエイター 〜エッセイ編〜